[旅行]海洋貿易の交差点、ジョージタウンを歩く①入国、交通、お食事

Kids on a bicycle

東南アジア、今度はアンダマン海側に行ってみようと思いまして、マレーシアのペナン島を選びました。古くから西洋と東洋の海洋貿易ルートとして栄えたマラッカ海峡の北端にあるこの島は、18世紀にイギリス東インド会社の東南アジア進出の拠点となり、当時の皇太子の名前を冠してプリンス・オブ・ウェールズ島と名付けられたそうです。現在はマレーシア屈指のリゾート島となり、フェリー埠頭のほか、国際線が発着する空港もあり、多くの観光客が訪れます。どことなく港町のイメージを残しながらも、狭い島に人種のるつぼと言ってもよいほど様々な国の人が居住し、それが混じり合って独特の文化が形成された世界文化遺産の街・ジョージタウンを楽しみました。

今回のブログ構成はこんな感じ
1. (この記事)入国、交通、お食事
2.イースタン・アンド・オリエンタルホテル
3.ジョージタウンと郊外の寺院、そしてストリートアート
4.(番外)トランジット7時間でシンガポール散歩

ペナン空港へはもちろんクアラルンプール経由で来ることも可能なのですが、金額と時間の関係でいつもの通りシンガポール経由で。シンガポールまで約7時間、ペナンまで1時間半。ペナン島の空港はターミナルは1つだけ、国内線も国際線も入口が違うだけで同じ場所から飛ぶようです。マレーシア入国には、MDACというデジタル入国登録が必要です。3日前から登録可能なので、先に登録しておくと良いかと。空港にWifiがあるので、到着時に登録するという方法もあります。結構やってなくてQRコードを読み込んでスマホで入力している人の姿をたくさん見ました。入国審査には少し並びました。窓口はそれなりにあるのですが、一人ひとり写真を撮って、人差し指の指紋を登録するので、ちょっと時間がかかります。逆に荷物が出るのは早くて、ターンテーブルについたときにはすべてテーブルから降ろされて、まとめて置かれていました。

外に出ると、ターミナルの中央あたりに「e-hailing↑」という看板があるので、それに従って道路を渡ると、Grabが泊まる場所に出ます。空港内は車が待機できないので、e-hailingエリアに着いてから呼んだ方が良いと思います。我々が到着したのは10時半ごろ、到着もいますが、出発の人も当然いますので(大概の航空会社は、そのままとんぼ返りの模様)、送ってきたGrabがすぐに対応してくれたりするので、すぐにマッチングされました。空港のe-hailingエリアに入ると面倒なのか、「その外にいるよ!」とチャットが来たので周りを見回したらすぐ外にいました。ジョージタウンまで27RMくらい。Grabを使ったのは2020年ベトナムに行ったとき以来でしたが、アプリもかなりバージョンアップされて、日本語対応もされてるし、アラートとかも日本語で出るし、だいぶん進化してますね。当時から使っているので、カードの更新をしたくらいで特別な設定をしていないのですが、少なくともどこでもつながるネットワーク回線が必要です。帰りのホテルから空港までの足以外は、すべてGrabで移動してました。

今日の宿はEastern & Oriental Hotel。一旦荷物だけ預けて、お昼に行きました。向かった先は、大東酒楼。人気店でいつでも並んでると聞いたのですが、この日は天気が良くて暑く、あまり出歩く人もいなかったことや、もう13時くらいになっていたのもあり、並ばずに入れました。お茶を頼むと、金額を書く札を渡してもらえるので、それをワゴンに持っていって適当に指差して頼むシステム。小籠包的なものはワゴンで置かれていて、カウンターでは饅頭などを注文できます。スイーツなどはワゴンが席の間を回ってくることもありましたが、特にルールなどはなさそう。なんとなく、日本の回転寿司だな(好きなものを好きなだけつまめる)と思ったのでした。とにかく何を食べても美味しかった。かつ安い。ここではいろんな中国茶が選べた(アイスもあった)ので、この後、どこでも中国茶という選択肢があるのかと思っていたのですが、案外そうでもなかったです。テイクアウトも可能。2日目は午後にアフタヌーン・ティーの予定だったので、お昼に軽く肉まん系を1つづつテイクアウトしましたが、並ばずにあっちカウンターで注文しろと言われるので、混雑してても大丈夫です。



中国茶の話が出ましたが、飲み物に関しては英国感がありました。何度かコーヒーを飲みましたが、まだまとも、と言えたのはスタバだけ。ホテルもコーヒーはかなりいまいちでした。ドリップバッグ持っていってよかった...一方で紅茶は美味しかったですし、種類も豊富。アフタヌーンティーのときはお湯足してくれるサービスもありました。

前述の通り、2日目の午後はホテルのパームコートというレストランでアフタヌーンティーをいただきました。前日にフロントで予約しましたが、予約はしたほうがよさそう。結構混雑してます。いろんなお茶の中から好きなお茶を1人1つづつ選べて、ポットでサーブ。選択肢には、フレーバーティーや煎茶や玄米茶とかもありました。私はチャイを、旦那はアールグレイを選択。

2人分です。念の為

1段目スコーン、2段目サンドイッチ、3段目ケーキと盛りだくさん。ケーキはちょっと甘かった。スコーンやサンドイッチは美味しかったです。ジャムも良い。

3日目は昼にラクサを食べました。旦那はココナツミルクたっぷりのラクサ、私は少し変化球の焼きそば風のラクサにしましたが、旦那はココナツミルクが苦手、私はレモングラスが苦手で、美味しかったけど、やや微妙。辛いのは全然平気なんですが。

ココナツミルクたっぷりなので、スープは私は美味しいと思ったラクサ。

フライド・ラクサ。シーフード入りで、美味しかったけど、多分レモングラスが入っているのが私には気に入らない。

最終日の夜は、チョン・ファッ・ツィマンション(ブルーマンション)の中にあるIndigoというレストランに予約していきました。プラカナンスタイルの邸宅として有名なこともあり、私の中ではもう少し中華なのかなと思っていたのですが、どちらかというと洋食系。肉とホタテとスープとアラカルトで選びました。が、これは東南アジアの洋食の域を出なかったかな...美味しかったですが、私の中では初日の小籠包が最強でした。

肉はニュージランド産。イスラムの方が多いので、肉は出すところとそうでないところとが結構はっきりしてます。

北海道産ホタテ。美味しかったけど、我々としてはもう少し塩系か醤油で食べたい感あり

本日のスープはカリフラワーのスープでした。これは美味しかった

あちこちで看板は見たけれど、結局まちなかで飲まなかったホワイトコーヒー。最後空港の制限区域にマレーシアの一大ホワイトコーヒーチェーンらしい「OLDTOWN WHITE COFFEE」を見つけて、残っていたリンギットで買って飲みました。一口飲んで、「あ、マックスコーヒー」と思いました。練乳入っているらしいので、当たらずとも遠からずかもしれません。私にとっては懐かしい味でした。マックスコーヒー好きな方はぜひ。なお、甘み少なめにすることもできるようです。


②イースタン・アンド・オリエンタルホテル滞在 へ



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