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お部屋からの眺め。遠くにジェライ山が見えました |
1. 入国、交通、お食事
2.(この記事)イースタン・アンド・オリエンタルホテル
3.ジョージタウンと郊外の寺院、そしてストリートアート
4.(番外)トランジット7時間でシンガポール散歩
フェリー埠頭の先、コーンウォリス要塞の近くの海沿いにあるイースタン・アンド・オリエンタルホテルは、1885年創業の老舗ホテルです。アルメニア人のSarkies家の兄弟がThe Eastern Hotelを開業、成功に気をよくしてThe Orientalというホテルを続き地に開業しました。それが合わさり、Eastern and Oriental Hotel(E&Oという愛称で親しまれている)になったのだそう。1869年スエズ運河の開通により、ヨーロッパ諸国と東南アジアが近くなります。ヨーロッパの富裕層が東南アジアにバカンスに訪れるようになり、E&Oは彼らを惹きつけるホテルとなりました。
今も客の多くは西洋人。一方で地元の人も「ハレの日」に使う場所のようです。結婚式ができるホールもあり、ロビーにあったデジタルサイネージには結婚式の案内や、家族会の案内なども出ていました。
我々が泊まったのは4階建てのヘリテイジ・ウィング。
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部屋に入ると、リビングエリア |
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上の写真の右側の部屋がまずベッドルーム |
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更にその奥がバスルーム。シャワーとバスタブが別で、さらに洗面台が左右2つありました。この写真の反対側がトイレ |
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リビングルームからはアンダマン海が見渡せます |
もう一つが15階建てのヴィクトリー・アネックスと言われる棟で、ギフトショップはそちらにあります。ヨーロッパ式の階数表示で、1階がグラウンドフロア、2階から4階が1−3階の表記です。横に長いつくりで、すべての部屋が海向き(もう一つ離れ的な棟があり、そちらにも部屋表示があったのですが、そちらは海は見えないと思われる)。
ヘリテイジ・ウィングのゲストにはいくつか無料特典があります。
・ヘリテイジ・ウィングのプール利用可能
・18-19時にはラウンジ(Cornwallis)でワインなどのお酒とおつまみが振る舞われる
・12-18時はラウンジで好きにコーヒー・紅茶などを飲める
・部屋にある飲み物は無料(ワインもボトル1本ありました)。また、毎晩ジュースや様々な飲み物を持ってきてくれる人が来てくれて、追加するものを選ばせてくれました。
メインのエレベーターのほかにゲストが使えるプールに通じるエレベーターがあります。そのエレベーターが近くて便利でした。
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写真の奥がメインのエレベーターホール。中央左にプールに通じるエレベーター |
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ヘリテイジウイングのプールは、結構広かったです。左奥で旦那が真剣に泳いでますが、このあと筋肉痛になってました。ロッカールームにサウナがありましたが利用者はほぼなし。旦那が一人で使ってました。 |
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写真撮ったときはすでに食べかけでしたが、素敵なラウンジでは、ワイン、ソフトドリンクの他、つまめるパン、チーズ、カナッペ、スイーツ、果物など、結構様々な種類のおつまみが出ていて、夕食軽くでよいならこれで十分というくらい。
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建物自体はリノベーションしているようですが、全体として老舗感がすごくあって、探検してても楽しかったです。
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ロビーの奥に立派な階段があるので部屋のあるフロアにつながっていると思いきや、ただの非常階段でこちらから客室の廊下に入ることはできませんでした。もしかしたら中央の部屋に直結なのかも |
ビクトリー・アネックスのギフトショップの奥にこのホテルの歴史が写真とともに展示されているのですが、まさにダウントン・アビー的な社交場だったんだろうなあと思います。廊下にあった過去の有名人ゲストの写真には、ヘルマン・ヘッセや、チャップリンもいました。
部屋にButler Callというボタンがあって(旦那が照明スイッチと間違えてONにしてしまったら、バトラーが現れるのではなく、お部屋のクリーニング必要ですか?とフロントから電話がかかってきたw)、なんだかダウントン・アビーだなと思ったのでした。ゲスト専用のエレベーターの横に裏側に通じる隠し扉(普段は壁に見えるのですが、鍵穴があって開けられる)があって、これもまたダウントン・アビーっぽいと思いました。
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