非IEブラウザと日本語

スラッシュドット ジャパン | なぜFirefoxは日本では普及しないのか

下の記事にも書かれてましたけど、日本は欧米に比べて、Firefoxの普及率が明らかに低いそうです。いや別に乗り換えなくてはならない、ということはないのですが、講演したモジラの中の人も「理由がわからない」と言ってるとか。

日本人はFirefoxがお嫌い? 〜Mozilla Japanセミナー開催(@IT)

結局日本におけるPCの最大のネックって、「日本語」だと思うんですよね。その点でどうしても海外発のフリーウェアは厳しかったりする。昔、Capture One(for Windows) の日本語版が出たとき、ダウンロードしてみたんですけど、やっぱり日本語訳が変だし、日本語環境だと文字化けしたりして、結局英語版を使い続けた、ということがありました。IMEやことえりより、やっぱりATOKという人が多いのも、その辺りに起因することではないかと思うのです。ドキュメントも英語だったりするし。

「猿でもわかる」とかいう初心者向けのHOW TO本ばかりでなく、たとえばルーターの説明書とか、そういうのも必ずIEを基本として書かれている。ブラウザはおそらくパソコンの中で最も使われる機能ですから、そこからもう違うのはあり得ない、って人も多いのでは。

そして日本にはIEでしか見られないページがまだ多いこと。特にWindowsの機能を使うようなサイト、ショッピングサイトに多いように思います。少なくともActiveXを使った一部サイトがダメだってのはわかってて、かくいう私の大学にある某データベースはFireFoxでは検索できませんし、国会図書館が配ってるプラグインはFirefoxに入らない。Firefoxで見られないページを「IEを開く」っていう拡張までありますからね。そんなの最初から全部IEで見りゃいいじゃん、って普通の人なら思いますよね。私は天邪鬼だからIE使わないけど。

作る側もIEで見られればもういいじゃん、っていう考え方も強いです。あんまり他のブラウザのことを考えた作りになってなかったり、IE拡張のHTMLタグとか当たり前のように使ったり。

ブラウザの勢力図が大きく変われば、また考え方も少しは変わると思うんですけどね。

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