2006年9月13日

[movie]LOFT



監督: 黒沢清
出演: 中谷美紀、豊川悦司、西島秀俊、安達祐実ほか
配給:ファントム・フィルム
2005年/日本/115分/カラー
ホームページ: LOFT

芥川賞作家の春名礼子(中谷美紀)は、スランプに陥っていた。編集者の木島(西島秀俊)が用意してくれた森の中の家へ引っ越し、心機一転その洋館で執筆を始める。その洋館の隣には、不気味な廃墟があった。大学の研修所だという。夜、たまたまその建物を見ていると、男が一人何か大きなものを抱いて、その建物へ入っていった・・・。


ホラーとギャグと、紙一重な作品。これでもかってくらいベタな演出(特にBGM)の一方で、美しい森と沼の映像が非常に静かで、それがまた人を狂わせるような雰囲気。どこか壊れてしまっている男女3人と、すべての中心にいる

安達祐実

この映画は、もう彼女のためにあると言っても過言ではないほど、強烈な印象を残していました。彼女、ホラーだけで食べていけるわ〜。童顔とあの大きな目と、アンバランスな雰囲気がもう、存在そのものがホラー。最後の最後まで客の心をつかんで離さない、中心の人物です。ポスターでもクレジットでも先頭に来ているのは中谷美紀と豊川悦司ですが、主演はどう考えても安達祐実。そして西島秀俊は、いまいちこういう役にはまらないなーと思ったのでした。中谷美紀やトヨエツは、どこか常人を離れた雰囲気があるのですが、西島秀俊ってすごく人間っぽい。それが良いほうに出るストーリーならともかく、この2人の間にいると、ちょっと違うなという感じ。

ミステリーや、ラブストーリー的味付けもあるのですが、あくまでホラー。そう思って見た方が良いと思います。心理的な怖さというより、ベタなお化け屋敷のほうが好き、という方におすすめ。私はどう考えてもお勧めされるべき人間ではありませんでした。なんか勘違いしてたかも(笑)。なお、トヨエツの、「動けるなら、最初からそうしろ!」が私のベストシーンです。ちなみに本人、インタビューによるとこのシーンが最も怖かったそうです。

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