2006年11月15日

情報=コンピュータではないと思うけど

「情報後進国に転落しかねない」、高校の未履修問題に情報処理学会が苦言:ITpro

私の頃は『情報』なんていう科目は無かったので、情報という科目が如何なる科目として規定されているのかはよく知りませんが、一般に「情報」と言った場合、単にコンピューターリテラシーとか、プログラミングの技術(それは(情報を処理する)「技術」であって、「情報」(そのもの)ではないですよね)なんかじゃなくて、情報をどのようにして得て、それをどのように読み解くか、というところが重要なんじゃないかと思うんですよね。例えば、将来に備えて投資をしようと思った場合、まず投資のために何が必要なのか、そして、どこへ投資するべきか、投資しようと思った会社(人)はどういう会社(人)なのか、過去に問題は起こっていないのか、現在の状況はどのようなものだったのか(前にホリエモンが、『会社四季報』を見たら、ニッポン放送とフジテレビがとても変な状況にあるのは明らかだったと記者会見で言っていたのを思い出します。)など、様々な「情報」を得る必要があります。それらを調べるにはどうしたらいいでしょうか。そんなに将来的な話じゃなくても、大学では多数レポートを書かされます。レポートを書くには、今までどのような研究がされているのかという調査が必須です。さてどう探しましょう?得られた情報をどう読むかというのも重要です。この情報は本当に信用できるものなのか、この統計とこの統計を比べてもかまわないのか。。。

そのための手段の一つとしてコンピュータがあるだけで、それがすべて「数学」と振り替えられてしまうという段階で、先生方の「情報」に対する認識が間違っていると言わざるを得ません。情報は国語能力でもあり、政治・経済でもあるわけですから。その一手段としてコンピュータを使った情報処理の方法やプログラミングの基本構想を学ぶのは悪くないとは思うのですが、本当に「情報」を学ぶというのは、そういうことではないと思うのです。

中央情報局(CIA)という機関があります。その「情報」は単なるコンピュータ技術ではないのは明らかです。「情報」を扱う機関が、何故大統領直下の中枢機関なのかを考えれば、『情報』と名付けられた科目が、他の科目(ましてや、一つの科目)に振り替えられるようなものではないことが分かると思うんですけどね。

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