2007年6月28日

根無し草のふるさと

ふるさと納税が議論を呼んでいます。個人的には地方と大都市の格差是正問題は、本当に金(税収)だけの問題なのかなーという気もするのです。人がいないところに金だけあっても、使い道がないと思うんですが。人がいない→納税額が少ない→さらに人が減るという悪循環もあるんでしょうけれども、出て行った場所にあえて納税をするのかというと、根無し草の私からするとそれも不思議な感覚です。

そもそも、元々人口の少ない地方は、そこを「ふるさと」と思う人間も少ないわけです。個人の「ふるさと」とかいう曖昧な概念に頼るよりも、本当にある地方がお金が無くてどうしようもないというなら、国の税金でどうにかするべきだと思います。「ふるさと」という概念は本当に曖昧です。私の「ふるさと」とはどこなのでしょう。生まれたところも、小学校の低学年を過ごした場所も、小学校高学年を過ごした場所も、中高を過ごした場所も、そしてその後一番長く通う大学の場所も、今住んでいる場所も、すべて別の自治体です。その上私は2回転籍しています。生まれた当初に戸籍があったのは、両親がかつて住んでいた(私は一度も住んだことのない)北海道です。私にとってふるさとという言葉は、概念としては理解できても、個人的には全く実体を伴わないものなのです。

そんな私が、もしふるさと納税することになったら、どこに納税するでしょうね。一度も住んだことないけど、戸籍はあったし、じいさんばあさんがいるし、頑張ってるけどいろいろと大変そうな北海道かなぁ。でもそんな感じで適当に納税する場所を決められるのであれば、森永氏が芸能プロがもうかる「ふるさと納税」という記事で言っていたように、金かけて無駄なCMをばんばん打つ自治体が出てもおかしくないよね、という気もします。

地方自治体間で調節しろと言うのであれば、反対する自治体は、「一部の福祉サービスは「ふるさと納税」者に対して行う」と言ってしまえば良いんですよね。東京都では中学生まで医療費が無料という区さえあります。子育て世代は、こぞって東京へ納税するんじゃないですか?まあそれじゃ当初の目的は果たせないとは思うのですが。

ふるさと納税は人気投票? 希望は1位北海道、2位沖縄

っていう記事を見ると、いずれにしても目的は果たせそうにないですけど。

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