2007年7月6日

図書館の本にみるWeb2.0の世界

いろいろとネタはあるのですが、あんまりブログには書けないことが多い今日この頃。やや疲れてるのもあるのか、ニュースを見て、それを何か広げようと思えないのもあるんですが・・・。

最近公共図書館では図書の汚損が多いそうです。書き込みなんかで読めなくなってしまったなんていう事例を展示して、倫理観に訴えようとしているところもあるとか。図書館の本は人から借りてるものですからね。書き込みとか普通はしてはいけないものです。そんなに落書きがしたかったら、自分で購入すればいいのですから。

でも、その書き込みが結構重要だったりするときもあります。著名な作家からの寄贈だったり、歴史的に重要な人物の旧蔵書だったりして、その人の書き込みが随所に見られる本などが、その最たる例になるでしょう。以前、某文庫にある方の書き込みを見つけるという非常に地味〜な作業をしに先生のお供で行ったことがある話を書いたと思いますが、大学の図書館にもその手の「書き込みがあるから貴重」という書物はたくさんあります。ある詩人が、初版や雑誌の詩に書き込みを入れて、それが次版で直っているみたいな例もあったりします。本への書き込みは、それを手に取った人の足跡を如実に示すモノです。

先日、図書館で自分の前に押されている返却日の日付が戦前、という本にびっしり書き込みがあるのを見て、論文用に使った後、その書き込みをみるためだけにもう一度借り出したというコラムを読みました。私も図書館の書庫で古い本を手にとって、そこにずーっと前の先輩たちが、様々な書き込みをしているのを見るのは結構好きです。ふと思ったのですが、それって、なんかブログみたいじゃないですか?ある一つのエントリ(=論文や本)があって、それを読んだ人たちが、好き勝手に論評したり、一行コメントを残したりする。もちろん書き込みを肯定するわけではないのですが、大昔の大学図書館には、書き込みによるゆるいコミュニティみたいなものがあったのかもしれません。

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