君の望む死に方 / 石持浅海著

君の望む死に方 (ノン・ノベル 845)

君の望む死に方 (ノン・ノベル 845)

著者: 石持 浅海
出版者: 祥伝社
発売日: 2008-03-01



あと半年。ガンを告知された日向が医師に残された時間を聞いた回答がそれだった。だったら、君の望む死に方をしてやろう、日向はそう思い、例年行っている社長直々の研修に、親友で元共同経営者の息子・梶間を呼ぶことにした。

梶間に殺されて死のうとする日向が、いかにして梶間に殺されるのか、あるいは梶間はどうやって日向を死に追いやるのかが中心かと思いきや、なかなかそう単純でもありません。ありそうでなさそうなミステリで、物語としてもかなり面白かったので、ラストが楽しみ(終わってしまうのが惜しいと思った)でしたが、あーそうくるか、と思いました。これは好き嫌い出るかも。全体としてはおすすめです。このミス上位に来そうな気がする、そんな本でした。

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