2009年2月20日

[exhibition]三井寺展

智証大師帰朝1150年、狩野光信没後100年特別展として開かれている「三井寺展」に行ってきました。場所は東京ミッドタウンの中にあるサントリー美術館。なんと水〜土は18時以降は700円(閉館20時、入場は30分前まで)という大盤振る舞いの夜割りが行われているので行かない手はありません。

目玉は普段は絶対に見られない秘仏(しかも複数)。解説によると、ある程度修行をした人でないと見られないとかいうシロモノもあったり。入ってしばらくしてから三井寺=園城寺→円珍→黄不動というキーワードを思い出した私。あーそうだよね、あの黄不動だよね、と思ったのですが、残念ながら教科書にもよく載っている黄不動は2/25からの展示だそうです。観たいのでもう一度行くかな。

でもその黄不動とそっくりに作られたという鎌倉時代の不動明王立像が確かにあの絵から不動明王が出てきたような感じで素晴らしかったです。平安時代の仏像と鎌倉に入ってからの仏像とが次々と展示されてるのですが、素朴で荒々しかったりする平安期のものと、流れるようななめらかさがある鎌倉期のものと比べてみるのも面白いです。

三井寺は先日展覧会を観た妙心寺とは比べものにならないほど何度も危機的状況に陥った寺だそうで、それが今もこうして残っているというのはやっぱり凄いことですよね。「読み終わったら火にくべて焼け」と書かれた遺言書まで綺麗に残してあるほど、宗祖智証大師に対する思い入れが強かったからでしょうか。それとも比叡山を追われた寺門派ならではの反骨精神があったからなのでしょうか。

こうしていろいろ観て知ると、やっぱり本物のお寺に行きたくなります。琵琶湖のほとりという微妙な位置のために、今まで行く機会が無かったのですが、今度は琵琶湖と共に三井寺に行ってみようと思っていたところ、最後に「三井寺へのアクセス」というパネルが。正に至れり尽くせり。

初公開も含めて貴重な仏像も多い展覧会です。仏像好きな方にはおすすめ。

参考:国宝 三井寺展

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