[自転車] 乗鞍エコーライン (三本滝から岐阜県境)

9月27日からの3日間は、乗鞍に行こうと以前から思っていて準備してました。国道最高地点には何度も行っているのに、自転車で登れる最高所、絶景道路としても名高い乗鞍に行ったことのなかった最大の要因は、輪行の拠点からの道。東京方向から乗鞍へアプローチするなら、松本から国道を通って行くのが一番の近道ですが、その国道がトンネルだらけ、しかも路肩はほとんどなく、トラックが往来する最悪の道路だからなのです。いろんな回避方法がネットには書かれていますが、一番安易な方法を採用することにしました。松本で車を借りて車で行けるところまで行く。その代わり一泊してエコーライン、スカイライン両方を登ろうとおもったのでした。

というわけで、1日目はいつものスーパーあずさ1号に乗って松本へ。松本からレンタカーを借りて三本滝レストハウスまで。レストハウス到着11時半。東京を7時に出発したことを考えると、やっぱり遠いです。1日目は三本滝から県境までの長野県側、乗鞍エコーラインを登ります。



台風一過、とてもいい天気です。三本滝のゲートで一般車(マイカー・バイク)は通行止め。ここからはバス・タクシーか徒歩か、自転車しか入れません。



例年の状況からすると、標高の高いところで紅葉が始まるかどうかという時期かと思っていました。三本滝のゲートは標高約1800m。2000mを超えるとちらほら色づいている木が見えてきました。



えっちらおっちら登って、ようやく2350m。位ヶ原山荘前です。既に自転車で登った最高標高を超過。2000mを超えると空気が薄く感じると誰かが言ってましたが、実際に2000mを超えた時、それは嘘だと思いました。しかし2300mを超えると、ちょっと厳しい斜度が出てくると息が苦しいです。これが空気が薄いってことなのかと思いましたが、単に心肺が足りないだけかもしれません。



この辺りから色の変わった木が増えてきました。もうあと2,3日といったところでしょうか。でも十分綺麗です。



グネグネ道を登り切ると、上から覗きこむことができます。カメラを持つ人も沢山。止まるたびに話しかけられていましたが、あるおじさんは「今年は霜枯れが目立つんだ」と言っていました。「これぞ当たり年」っていう時に来てみたい気もします。とはいえ、初めて見る私には十分絶景です。そして「こんな道路走ってみたいなー」と思える道路を実際に走ってみたら、見た目よりずっときつかったというお約束の状況。



おじさんと話してたら、県境を越えて畳平まで行っていた旦那がいくら待っても来ない私を迎えに来てしまいました。最後のひとふんばり。県境まで登りました。ところが午後1時を回って少し雲が出てきてしまいました。やはり山は午前中が良いようです。岐阜県境まで行ったところで、畳平には寄らずに下りて来ました。ガスに追いかけられています。そして午後だし、秋の格好でいいやと思っていた我々はバカでした。日が陰ってきた乗鞍は、既に冬の状況でした。



三本滝まで戻ってきて、デポした車で平湯温泉まで。この日の宿はひらゆの森です。立ち寄り湯に宿泊施設がついてる感じなのですが、露天風呂が半端ない広さで温泉ざんまい。山で凍った(文字通り凍った。チェックインする時震えてた)体を温めます。食事を夜のみにして朝食はなしにしたら、「朝早い出発ですか?」と言われました。よくわかってますね。

本日のルート。






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