[自転車]嶺方峠&青鬼サイクリング

雨が続いていて全然自転車乗れてないのに、もう来週末からRapha Risingが始まるし、日曜日はWomen's 100もあるし、来月頭は合宿だしと、そろそろちゃんと登っておかないと、と思い、台風一過の土曜日に長野まで輪行サイクリングしてきました。2年前に行った嶺方峠を通って白馬に下り、青鬼(あおに)集落もついでに見るというルートです。



長野駅から国道406号を行きます。以前嶺方峠に行った時は県道76号から戸隠に寄り道をして行ったのですが、今回は青鬼集落に寄ろうと思っているので406号をまっすぐ行きました。トンネル多いのが難点ですが、適度なアップダウンもあって、20キロ程度で鬼無里まで行けます。ただ景色を楽しみたいなら、76号のほうがおすすめかな〜。

裾花ダムの水は貯水量にまだ余裕があるようでしたが、ここ数日の雨でかなり濁っているように見えました。


県道76号が山の斜面にできた村の美しさを楽しむルートだとしたら、国道406号は裾花川が形成した谷の村を楽しむルートです。紅葉シーズンは綺麗だろうなと思いますし、この時期もたまに見える水田の緑がとても綺麗です。


いくつものトンネルを越えて、鬼無里の道の駅で休憩。前回来た時はもうお昼近かったので、ソフトクリームのお店も開いていたのですが、今日は到着が早すぎてまだ開いてませんでした。

暑い一日でしたが、やはり東京よりも少し季節が遅いようで、鬼無里の村の中には菖蒲の花が咲いているところがありました。さすがにもう終わりの時期でしたが...


長野駅が大体標高300m、峠は1100mです。細かい上り下りがあるので、なんだかんだと1000m近い獲得標高になるのですが、それほど厳しい斜度の坂が出てくるわけではありません。久し振りの上りで、トレーニングにはちょうどよい感じでした。

いよいよ峠手前のトンネルが見えてきます。前回来た時は5月だったので、もう少し木々に隙間があったのですが、こんなに木が茂った時期だと、突然出てくるこのスノーシェッドはちょっと怖いです。途中でかなり曲がっているので先が見えないですし。


406号で来ると、トンネルを抜けるまで北アルプス側の景色が全くわからないのも良いですね。76号だと大望峠もありますし、標高の高い場所を通るので、北アルプスが見えるかどうかくらいはわかります。というわけで、トンネルを抜けると・・・


見えました!まずまずではないでしょうか。


若干雲がかかっていますが、頂まで綺麗に見えてます。やはり今年の冬の大雪が影響してか、思っていたよりは雪が残っているように思います。そして2年の時間は長かったようです。後でこの写真を見ていて、自転車をひっかけてるガードレールが追加されていることに気づきました。それに道路には中央線ができて、下っていく斜度もややゆるやかになっているように思います。トンネル抜けて右側の斜面が削られているように見えるので、改良工事が行われたのかもしれません。前回来た時は白馬への下りの途中が工事中で、一部未舗装の部分があったのですが、それも綺麗になっていました。

白馬の街まで下りると、山の高さに圧倒されます。


国道148号を糸魚川方向へ曲がります。そのまましばらく行って、途中の青鬼→という小さな看板から右に入っていきます。青鬼集落は重要伝統的建造物群保存地区に指定されているようなのですが、コレがまた人の出入りを拒否するようなものすごい斜度の道を経た山の奥にありました。

国道からそれると、すぐにダムがあるのですが、こちらは満杯で溢れるくらいの水量。ものすごい勢いで放流されていて、橋を渡るのもちょっと怖い感じ。そこからすぐに登りが始まります。数百m行っただけで、田んぼの向こうに走ってきた国道が下に見えるようになりました。


しかし本番はここから。集落まで国道からせいぜい2キロくらいなのですが、途中に本当に壁のような斜度の坂があって(大げさ?)久々に少し押し歩きしちゃいました。たまたま下ってくる車があって「もうちょっと!もうちょっと!」と応援されましたよ(笑)。というわけで、ぜーぜー言いながら集落到着。


集落案内地図の隣に、自転車マークのついた「白馬小径」というポールが。この白馬小径、自転車と徒歩でめぐる観光コースらしいのですが、この坂道をレンタルサイクルで登るのはかなり勇気が必要だと思うな・・・。

緑が眩しい青鬼集落からも北アルプスが見えました。田んぼに水が入る時期は、鏡のようになってそれも綺麗だそうです。


再び下りて、国道ぞいのグリンデルでお昼。青鬼に行く途中に通ったときはまだ開店前で誰もいなかったのに、帰ってきたら駐車場が満車になっていて驚きました。人気なんですね。自家製のベーコンステーキをいただきましたが、ご飯とお味噌汁が一緒に出てきて面白いなと思いました。お箸で食べる洋食屋。気取らなくてよいし、ベーコンも野菜も美味しかったです。

ここからは普通に県道31号で帰ってきたのですが、小川村でちょうどブルーベリー販売の露店が出ていて、ブルーベリーソースをかけたソフトクリームも売っていたので休憩。売られてるブルーベリーも粒が大きくて美味しそうだったのですが、持って帰る方法が無くて諦めてしまいました。次こそ?

15時半頃長野駅について、新幹線のホームに下りるとちょうど次の列車がE7系でした。初のE7乗車です。


残念ながらE7はデッキの荷物置き場が無くなってしまったようです。その代わり(?)、進行方向最後尾の隙間が広くなっていて、自転車は置きやすくはなっていました。揺れも少なくて座席も座りやすく、乗り心地もよかったかも。壁際の電源は気づいたのですが、各席に電源があるそうですね。電源はGood Jobとして、車内LANも入れてほしいなあ。東海道線よりもずっとトンネルの多い長野・北陸新幹線は、本当に電波が入らない箇所が多いんですよ。高崎過ぎるとほぼネットが繋がらない。いずれにせよ、飯山から行くコースを沢山考えているので、北陸新幹線の開業はとても楽しみです。でも「かがやき」は飯山に停車するのかなー。

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