海の日に出勤したので、その振替休日で水曜日の今日お休みでした。天気予報では散々「暑いので激しい運動は控えましょう」と言っているのにお天気が良いので、じっとしていられません。少し涼しいところなら大丈夫だろうと、いろいろルートを検討していました。本当は2000m級の山へ行こうと思っていたのですが、近づいている台風の影響か大気の状態が不安定で、山の上は雲に覆われそうです。曇だけならまだしも、雷が鳴ると怖いので、お昼過ぎまではお天気が良さそうと思われた新潟に行くことにしました。
今日の出発地点は上越妙高駅。飯山は2度、糸魚川は1度訪れたので、北陸新幹線開業と共に新しく出来た長野・新潟県の駅は制覇です。飯山駅もそうでしたが、駅はできたものの、まだ周りの道路や空き地は造成中のようでした。
まずは高田公園に向かいます。高田公園は江戸時代に建てられた高田城址が公園になったもので、弘前公園、上野公園と共に「三大夜桜」に数えられるほど、夜桜が有名だそうです。そしてもうひとつの名物が外堀を埋めるハス。高田公園のハスは東洋一なのだとか。堀を埋め尽くしたハスは花数が多くとても綺麗でした。9時頃だったので、そろそろ花が閉じるか落ちるかといったものが多かったにも関わらず、感嘆の声が出るほどの光景でした。
ここから国道405号に入ります。405号は最初は平地を徐々に登りつつ行き、丘陵部の集落をすり抜けるように作られた、まあよくある三桁国道です。さすが米どころの新潟、平地は右も左も緑の田んぼ。丘陵地に入っても、ここまで作るかと思える場所を耕された棚田が続いています。今日の目的はタイトルの通り棚田を見ることだったので、当然棚田が出てきて良いのですが、日差しを遮るものが全く無くてとても辛いです。豪雪地帯だし、東京よりも大分北だし、さらに少し高い丘陵地なら少しは涼しいだろうなどと勝手なことを思っていた私は、見事に裏切られたのでした。
最初の集落を抜ける辺りで、「棚田ハイウェイ」という看板が出てきました。この国道は棚田のある集落を結んでいるのです。ハイウェイは言いすぎで、それほど高いところを走るわけではありません。せいぜい標高300m程度です。ただ、アップダウンが激しいので脚に来ます。やはりどこまで行っても日差しを遮るものがありません。
牧という名前の集落を過ぎた辺りから、棚田といえるような水田が増えてきました。
峠を越えて、国道403号にぶつかる手前の集落に、立派なお寺がありました。この辺りの建物は、やはり雪のせいか特徴がありますね。
お寺さんの土台の部分が石垣になっているのですが、これと同じような石垣が道路脇に積んである場所が結構あります。やはり雪のせいか、ガードレールが無いところも多くてツール・ド・フランスで使われる道のよう。暑さに朦朧となっていますが、テンションは若干上がります。
国道に別れを告げ、県道13号に入ります。いよいよ棚田巡り本番。まずは星峠の棚田です。今回、この「妻有」という地域に来ようと思ったのは、JR東日本の『トランヴェール』2015年6月号で、この星峠の棚田の写真を見たからでした。撮影ポイントはちょっとした広場になっていて、一面に広がる棚田を満喫できます。
そのまま農道のような道路を抜けて、蒲生の棚田へ。
ひとつ峠を越えると、また別の棚田が現れます。緑の絨毯が段々になっているのはとても美しいのですが、これを維持するのは大変だろうなあと思います。
この辺まで来たところで、本当に熱中症気味になってきました。予定では松之山のほうまで行こうかと思っていましたが、このまま日陰なしの田んぼの中を走っていると危険そうです。最後に行こうと思っていた芝峠へ向かい、温泉に入ってまつだい駅から輪行しようと、ショートカットルートに変更しました。
芝峠温泉へ1.2kmの看板が見えました。ここから登りにはなりますが、あと少しです。水風呂を浴びることを夢見ながら左折しました。しかし!その道路脇の看板に書かれていたのは「芝峠温泉 日帰り入浴 本日定休日」の文字。がーん。あまりのショックに心折れ、このまま駅の方向へ降りようかと思いました。しかし、せっかくここまで来たし、あと1200mだし、とりあえず登って峠で写真だけでも撮って帰ろうと再び登り始めました。芝峠到着。芝峠温泉の第2駐車場がちょっとした広場になっていて、歌碑がありました。歌碑にある「立石」とは、この芝峠温泉の創始者の俳号だそうです。
温泉入れなくて大変残念です。ちなみに歌碑の向こうに見えるサッカーゴールのようなオブジェですが、これは3年に一度開かれる「越後妻有 大地の芸術祭」の芸術作品です。今年はその大地の芸術祭開催年。7月26日から9月13日まで、十日町と周辺地域で開催されます。自転車だとあまり広範囲を回れないかもしれませんが、狭い道も多いですし、適度なアップダウンで自転車にちょうど良い道がたくさんありますので、自転車で回るのも楽しいかも。芸術祭期間中は場所によっては混雑するそうですが、少なくとも「定休日」でがっかりすることはあまりないかもしれません(芸術祭期間中は無休のところも多い)。まつだい駅のホームから草間彌生さんの作品が見えるんですが、このような以前から設置されている屋外作品や、空き家や学校などを利用した入館有料作品とかたくさんあるようです。現代アートは嫌いじゃないので、期間中に再び訪れたいです。
芝峠から駅までは約4kmの下り坂です。あっという間に駅に到着し、ほくほく線で越後湯沢駅まで行き、さらに新幹線で帰ってきました。
ルート自体は良かったのですが、暑いのだけはどうしようもありません。もう少し暑さが和らいでからリベンジかな。今日行くつもりで行けなかった場所もまだありますし、本当は津南駅まで行くルートも考えていたんですよね。これから行かれる方は、水曜日以外を選択することをおすすめします(笑)。
本日のルート
今日の出発地点は上越妙高駅。飯山は2度、糸魚川は1度訪れたので、北陸新幹線開業と共に新しく出来た長野・新潟県の駅は制覇です。飯山駅もそうでしたが、駅はできたものの、まだ周りの道路や空き地は造成中のようでした。
まずは高田公園に向かいます。高田公園は江戸時代に建てられた高田城址が公園になったもので、弘前公園、上野公園と共に「三大夜桜」に数えられるほど、夜桜が有名だそうです。そしてもうひとつの名物が外堀を埋めるハス。高田公園のハスは東洋一なのだとか。堀を埋め尽くしたハスは花数が多くとても綺麗でした。9時頃だったので、そろそろ花が閉じるか落ちるかといったものが多かったにも関わらず、感嘆の声が出るほどの光景でした。
ここから国道405号に入ります。405号は最初は平地を徐々に登りつつ行き、丘陵部の集落をすり抜けるように作られた、まあよくある三桁国道です。さすが米どころの新潟、平地は右も左も緑の田んぼ。丘陵地に入っても、ここまで作るかと思える場所を耕された棚田が続いています。今日の目的はタイトルの通り棚田を見ることだったので、当然棚田が出てきて良いのですが、日差しを遮るものが全く無くてとても辛いです。豪雪地帯だし、東京よりも大分北だし、さらに少し高い丘陵地なら少しは涼しいだろうなどと勝手なことを思っていた私は、見事に裏切られたのでした。
最初の集落を抜ける辺りで、「棚田ハイウェイ」という看板が出てきました。この国道は棚田のある集落を結んでいるのです。ハイウェイは言いすぎで、それほど高いところを走るわけではありません。せいぜい標高300m程度です。ただ、アップダウンが激しいので脚に来ます。やはりどこまで行っても日差しを遮るものがありません。
牧という名前の集落を過ぎた辺りから、棚田といえるような水田が増えてきました。
国道に別れを告げ、県道13号に入ります。いよいよ棚田巡り本番。まずは星峠の棚田です。今回、この「妻有」という地域に来ようと思ったのは、JR東日本の『トランヴェール』2015年6月号で、この星峠の棚田の写真を見たからでした。撮影ポイントはちょっとした広場になっていて、一面に広がる棚田を満喫できます。
ひとつ峠を越えると、また別の棚田が現れます。緑の絨毯が段々になっているのはとても美しいのですが、これを維持するのは大変だろうなあと思います。
この辺まで来たところで、本当に熱中症気味になってきました。予定では松之山のほうまで行こうかと思っていましたが、このまま日陰なしの田んぼの中を走っていると危険そうです。最後に行こうと思っていた芝峠へ向かい、温泉に入ってまつだい駅から輪行しようと、ショートカットルートに変更しました。
芝峠温泉へ1.2kmの看板が見えました。ここから登りにはなりますが、あと少しです。水風呂を浴びることを夢見ながら左折しました。しかし!その道路脇の看板に書かれていたのは「芝峠温泉 日帰り入浴 本日定休日」の文字。がーん。あまりのショックに心折れ、このまま駅の方向へ降りようかと思いました。しかし、せっかくここまで来たし、あと1200mだし、とりあえず登って峠で写真だけでも撮って帰ろうと再び登り始めました。芝峠到着。芝峠温泉の第2駐車場がちょっとした広場になっていて、歌碑がありました。歌碑にある「立石」とは、この芝峠温泉の創始者の俳号だそうです。
温泉入れなくて大変残念です。ちなみに歌碑の向こうに見えるサッカーゴールのようなオブジェですが、これは3年に一度開かれる「越後妻有 大地の芸術祭」の芸術作品です。今年はその大地の芸術祭開催年。7月26日から9月13日まで、十日町と周辺地域で開催されます。自転車だとあまり広範囲を回れないかもしれませんが、狭い道も多いですし、適度なアップダウンで自転車にちょうど良い道がたくさんありますので、自転車で回るのも楽しいかも。芸術祭期間中は場所によっては混雑するそうですが、少なくとも「定休日」でがっかりすることはあまりないかもしれません(芸術祭期間中は無休のところも多い)。まつだい駅のホームから草間彌生さんの作品が見えるんですが、このような以前から設置されている屋外作品や、空き家や学校などを利用した入館有料作品とかたくさんあるようです。現代アートは嫌いじゃないので、期間中に再び訪れたいです。
芝峠から駅までは約4kmの下り坂です。あっという間に駅に到着し、ほくほく線で越後湯沢駅まで行き、さらに新幹線で帰ってきました。
ルート自体は良かったのですが、暑いのだけはどうしようもありません。もう少し暑さが和らいでからリベンジかな。今日行くつもりで行けなかった場所もまだありますし、本当は津南駅まで行くルートも考えていたんですよね。これから行かれる方は、水曜日以外を選択することをおすすめします(笑)。
本日のルート
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