[自転車]伊豆の河津桜巡り


ヒカンザクラとオオシマザクラの自然交配種と言われるカワヅザクラは、河津川沿いをはじめとする河津町の至る所に咲いています。最近ではこのカワヅザクラは早咲き、かつソメイヨシノよりも日持ちがするために、観光資源としてあちこちに植えられて見られるようになってきました。我が家の近所でも並木があるくらいです。とはいえ、河津は別格ですよね。昨年は行きそびれてしまったので、今年は行ってきましたよ、早咲きがさらに早咲きしている伊豆へ。

出発は伊豆急下田駅。ここからまず南伊豆町の「みなみの桜」を見に行きます。河津からも遠くはないのですが、青野川沿いにカワヅザクラを植えて並木とし、遊歩道を整備しているのです。遊歩道沿いに温泉があるのも河津にそっくりですが、駅から歩ける距離ではないので人は明らかに河津よりも少ないのが良いです。


全体的には5分咲き程度かなと思います。来週末でも大丈夫かも。ただ、結構ばらつきがあり、上の写真の桜はほぼ満開。特に日当たりの良い左岸側の中心部は見頃でした。



再び伊豆急下田駅まで戻り、国道414号を河津の方向へ向かいます。途中から国道を逸れて河津川の方へ下りていくのですが、その途中から下を覗くと、結構咲いています(最初の写真)。豊泉橋よりも上流、大階段で河岸へ下りられるあたりが良さそうです。

実際に行ってみると・・・やはり大階段の上流方向は見頃でした。また原木はもう満開を過ぎている感じです。少し葉が出ていました。原木は川沿いではなく、交通量の多い道路沿いの家屋にあるので、いつもやや早いですよね。


満開になってしまうと葉が見えるものも出てくるので、7〜8分咲きくらいのほうが綺麗だと私は思ってます。


渋滞を避けつつ海まで出ると、すごーく綺麗でした。今日はお天気良かったので、行きの伊豆急行の中でも車内放送で「左手をご覧ください」と伊豆七島の案内があったのですが、大島近い!ですね。そして三原山が雪かぶってます。行きは熱海まで新幹線使ったのですが、神奈川の西側はかなり雪が降ったらしく、小田原は平地まで真っ白でした。東京はパラッと降ったくらいだったので、車窓の変わりように驚いたのでした。


さて、ここから「半島の海岸沿い道路は大抵アップダウンの連続」であることを足で楽しみ(?)ます。


河津町を離れても、伊豆はあちこちにカワヅザクラが咲いています。川沿いの並木ではなく、交通量の多い国道沿いの桜は、気温が違うせいか既に満開を迎えており、それを楽しみながら、そしてアップダウンに苦しみながら進んでいきます。途中、今井浜のオレンヂセンターでお昼を食べ、そしてウルトラオレンジジュースを飲んで補給。生のオレンジがあちこちに成っているのを見ていたので、お土産に買いたくなるのですが、さすがに重いのでぐっと我慢です。代わりと言ってはなんですが、ウルトラオレンジジャムを買ってきました。プレーンヨーグルトに入れるのがおすすめと言われましたので、ヨーグルト買ってこなくちゃ。


伊豆高原までは国道を行くのですが、祝日のためにトラックは少ないものの、やはりそれなりに交通量があるので気を使いました。伊豆高原駅を過ぎて、城ヶ崎入り口交差点から県道へ。ここからの道路は最高でした。振り返ると下に見える海とか、


その海沿いの道路も。


ご覧のとおり、国道とは全く異なり交通量はほぼゼロです。そして、伊東に近づいてくると、雪が積もった箱根の山が見えてきました。


伊東の街には七福神の像を持つ共同浴場が8つ(布袋さんが2つ)あるのですが、そのひとつ、和田大湯に入ってきました。和田大湯は伊東最古の温泉ですが、2008年に建て替えられて、建物は綺麗になっています。泉質は単純泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、やや源泉温度が高いので加水してますが、循環ろ過無しの掛け流し。真ん中に湯船が掘られてるのが伊東式だそうで、壁は一面カラン。地元のおばちゃん(おばあちゃん)たちがおしゃべりしつつ入ってました。他所ものがお邪魔してすみません。


伊東駅で終了。1日西風の強い日でしたが、東側の海岸沿いを走っていたこと、真西というよりもやや南よりの西風だったために、むしろ追い風だったのが幸いでした。カワヅザクラを見ると、もう春の気分になってきますね。

コメント

cycle_piyo さんのコメント…
12日が大室山の山焼きだったはずなので、確かに東伊豆は春の気分になってきますよね。伊東駅でお仕舞いというのは良く分かります。あそこから熱海に向って走るのは怖すぎます。春の気配をありがとうございました。
hiroe さんの投稿…
ありがとうございます。もう伊豆は完全に春の空気でした。伊東から一度熱海まで走ったことがあるのですが、気を使いますよね。