梅雨入りが発表されてから大分経ちますが、梅雨らしいシトシト雨の日は少ないまま、週末の土曜日はカラッとした晴れになりました。都内にはいくつか花菖蒲の名所と言われる場所がありますが、こんな空梅雨でもそろそろ見頃だそうなので毎年のように巡ってきました。
江戸川サイクリングロード、市川橋の袂にあるのが小岩菖蒲園。様々な種類の花菖蒲が植えられていて綺麗です。昨年はちょっと遅かったかなと思ったのですが、今年は昨年よりは咲きそろっている時期に来られました。
種類が多いのが小岩菖蒲園の特徴でもあると思うのですが、この白い花菖蒲がちょうど見頃な感じでした。
何故か花菖蒲と紫陽花はセットで植えられてますよね。ここも同じ。
鉄橋と紫陽花が河川敷らしいです。紫陽花は一般に酸性土壌だと青味が強く、アルカリ性土壌だと赤が強くなるそうですが、川に近くなるにつれてピンクが濃くなり、逆に土手側はもと紫や青い紫陽花がありました。都心の歩道に植えられた紫陽花は青が多い気がするので、河川敷ならではの色味なのかもしれません。面白いです。
そのまま江戸川を遡り、水元公園へ。葛飾区には「堀切菖蒲園」もありますから、葛飾菖蒲まつりをするくらい花菖蒲推しです。水元公園の花菖蒲は小岩に比べて背丈が大きく、そして青や紫の濃い花が目立ちました。こちらはちょうど見頃。
そしてやっぱり紫陽花。こちらは見事な青。
「帝釈天に行ったこと無い」という旦那の希望で、そのまま柴又方向へ。帝釈天の参道、縁日や正月じゃないと人少ないですが、昔来た時よりもちょっとオシャレな感じになってました。昭和感が薄れた気がします。草団子屋が多いのは相変わらずですが。
帝釈天は全然変わってないように思いました。柴又帝釈天というのは通称で、本当は題経寺という日蓮宗のお寺です。帝釈天は長く不明だったものが改修の際に出てきたものだそうですが、それが庚申の日だったために、庚申待ちの縁日があるという、いかにも下町らしい誰の願いでも聞いてくれそうな懐の深さのあるお寺です。境内左手に水が湧いている所があります。これがこのお寺の始まった場所。隣に浄行菩薩が祀られていて、ごしごし洗っている人がいます。そして湧き水の場所にはこんな白蛇が沢山置かれてましたが、これはもしかするとお寺さんとは関係ない御神水信仰なのかも。。。
再び江戸川に戻って帰ってきました。日差しは厳しいものの、吹く風はまだ爽やかで気持ちよく、いつまでも5月気分が抜けません。
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