五能線の旅(3)十二湖〜ウェスパ椿山と不老ふ死温泉

(2)から続く

2日目の朝、我々を起こしたのはJアラートから届いたエリアメールでした。


この後、青森の地方ニュースでは、「青森に地下なんてない」「頑丈な建物って・・・」と戸惑う町の声を放送していました。青森県、しかも日本海側にある宿でも、特に何か放送があるわけでもなく、何事もなく雨音だけがシトシトと響いていました。そしてミサイルは通過したという2度目のエリアメールを見た後で、朝風呂に入りに行ったのでした。

この日は朝から雨でした。元々雨だとは思っていたので、そのまま次の宿へ移動です。


宿の車で駅まで送ってもらい、再びリゾートしらかみに乗車。快速だと隣駅になるウェスパ椿山へ移動、そこから今度は今日の宿である不老ふ死温泉の送迎車に乗り込みます。

まだ11時前でしたが、宿では快く受け入れてくれました。8時から日帰り温泉も営業しているので、既にお風呂にも入れました。下の写真は翌朝撮ったものですが、小雨の降る野趣あふれる露天風呂は誰もいなくて快適でした。


本館と呼ばれる古い建物は、日帰り温泉として営業、現在は新館が宿として営業しています。新館にもお風呂はあるのですが、なんとなくですけれども本館のお風呂のほうが好きだったかも。源泉が2つあるそうなのですが、もしかしたら新館と本館は別の源泉使っているのかな。ものすごく塩っ辛いので飲用はできませんが、肌ツルツルになるいい温泉です。茶色で鉄臭いところも含めて有馬温泉に似ています。

お昼は深浦名物、マグロステーキ丼(通称マグステ丼)をいただきました。青森県というと大間のマグロが有名ですが、水揚げ量で言うと深浦のほうが上なのだとか。なので、深浦では全体的にマグロ推し。


真ん中のタレがにんにくのバーベキューソースだと思うのですが、これが私はお気に入りです。右のお椀はつるつるわかめの汁物。デザートは雪ノ下人参のプリンです。ちなみにイカの塩辛食べ放題でした(笑)

宿の部屋に、こんなものがありました。トラベルミステリー風にして、不老ふ死温泉や深浦の観光名所を案内する物語になっています。そしてここにも十二湖の青池と美瑛の青い池を比較する記述が(どんだけ意識してるんだか...)


あと、この温泉、日帰り温泉の入り口にバイクラックがありました。青森県も青森サイクリング情報を提供して、サイクルツーリズムに力を入れているようです。奥入瀬、八甲田山、竜飛崎、今回電車に乗った五能線沿いなど、たしかに自転車で楽しめそうな場所多いですよね。青森に来る時、いつも自転車持ってこないので、今度こそ。



午前中は雨でしたが、午後は雨が上がり薄日の差す時間が出てきました。


日本海に突き出た岬にある不老ふ死温泉は、あの露天風呂から見る夕陽が名物です。日帰り温泉は16:00で終了なので、夕陽が見られるのは宿泊客の特権。18:00過ぎに露天風呂で待機していると、ギリギリ夕陽のかけらが見られました。よかったです。

翌朝は雨が上がり、青空が広がりました。今日はお天気よさそうです。



ほぼ24時間滞在した不老ふ死温泉に別れを告げ、宿の送迎車で再びウェスパ椿山駅へ戻ります。


(4)に続く

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