平成29年秋季皇居乾通り一般公開


今上陛下の傘寿を記念して始まった春・秋の皇居乾通り一般公開ですが、樹木の入れ替えとかで、昨年の秋と今年の春は実施されませんでした。いろいろ言い訳してもう開催されないのかなーと思いきや、今年は実施期間を9日間に伸ばして12月2日(土)から開催されることになりました。今年の東京は急速に寒くなってからはお天気も続き、赤が綺麗に出ているカエデが多いです。期待して行ってきました。

10時開門なのですが、前日の土曜日は入り口の坂下門で待ち時間がほぼゼロだったと聞いていたので、10時少し前に着く感じで行きました。馬場先門に出る地下鉄のB6出口も今回は閉鎖されていません。確かに皇居へ向かう日本人(普段は外国人が多い)は多かったですが、それでも皇居前広場に作られた大量のカラーコーンによる待機所は全く使われず、手前の一列だけが通路として使われていました。警察側も過去4回の一般公開に学んで、かなり生産性を上げたのかもしれません。それとももう3回目になる一般公開で、入場希望者も減ってきているのでしょうか。特に待つこともないまま手荷物検査と金属探知機によるチェックを抜けて坂下門から入場します。


中に入るにつれて、周りの高いビルが見えなくなっていきます。日当たりによって、あるいは樹種によって色付きは異なりますが、今年は紅葉が綺麗です。



江戸時代の建物も残っています。富士見多聞と紅葉という組み合わせも素敵。


乾通りに入らないと見られない局門


石垣とそれに合わせて恐らく近代に作られたと思われる道の作りも面白いです。


こちらも乾通りからしか見えない道灌濠。ここだけ見ると東京のど真ん中とは信じられません。この森の向こうが御所です。


紅葉にまじって冬桜も咲いていました。


多くの人は東御苑のほうに向かうので、分岐から乾門までは人が半減します。乾門前の広場が綺麗なんですけどね。


乾濠側のトウカエデは立派。


約30分の皇居内散歩は、案外空いている感じでゆったりとお散歩できました。前回もそこまで混んでいたわけではないのですが、前回よりも明らかに余裕がありました。自分のペースでお散歩できます。


乾門を出ると、やはり東京の樹木は銀杏だなと思う黄金色。


乾門の手前に仮設ではない立派なトイレが出来ていました。一般参賀のときも乾門を出口のひとつとして案内しますし、春秋の一般公開も恒例行事になるということなのでしょう。桜の時期も楽しみです。


乾門から出たら、北桔橋門から東御苑へ入って、二重橋側に戻ることも可能ですが、ぐるっと皇居をまわって東京駅までやってきました。


11月からは北口のタクシー乗り場や都バスのりばも使われるようになり、12月7日には駅前の広場が全面オープンです。長かったなー工事。工事をするからと2005年(もう14年前か!)を最後に「休止」されている東京ミレナリオ、再開されないかなぁ。


皇居の紅葉は今がピークです。見たい方はお早めに。乾通りの一般公開は12月10日(日)まで。

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