豊洲市場マグロせり見学



豊洲市場のセリ見学者用デッキが開放されて半年。デッキで見学するには、訪問予定日の前月の半ばに受付が行われる抽選に申し込まなければならず、「いつでも行けるし」と思って、まだ行ったことがなかったのです。先月、たまたま「募集開始します」という情報を見て「そう言えば6月にGWの代休取ってたな」と思い、その日に応募してみました。実際のところ抽選とは名ばかりで、そこまで応募はないと聞いていましたがどうなのでしょう。

有楽町線の始発は5時台、ゆりかもめも5時過ぎにならないと動きません。一体どういう人が来るんだろうと思ってました。行ってみてわかりました。9割方外国人でした。恐らく近所に宿をとっているか、ホテルからタクシーで来るのでしょう。普段から外国人ばかりなのか、Englishという札を着けたお姉さん(1人)がいて、デッキ見学者用の受付へ案内してました。とはいえ、人は次々来るので列整理のガードマンも頑張って英語で対応しています。デッキでの見学は事前抽選ですが、2階の見学者用通路からも見学は可能なので、申込み票を持っていない人は入れないことや通路の入口を案内していました。そして我々が行ったら一瞬の戸惑いの後「日本の方ですか?」と聞かれました。日本にいながら、外国に旅行した気分。

市場は開場前に何度か見学に来ているのですが(青果も含めたセリ場や内部にも入っているのですが)、実際に商品が入っているのを見るのは初めて。大量のマグロが並ぶ光景はテレビではよく見ますけど実際に見ると思っていた以上に壮観ですね。見学用デッキへ降りる階段のドアを入った途端、魚の匂いが襲ってきました。上の見学者用通路からでも十分楽しめると思いますが、見学デッキはセリ場に近いのはもちろん、この匂いとか、セリ場の寒さ(半袖だとちょっと寒かった)、そしてセリの始まりを知らせる鐘や掛け声など、臨場感あって良いです。最初の写真の手前は冷凍、奥は生鮮です。私たちがデッキに入ったときは、奥の生鮮のほうでセリが行われていました。


鐘が鳴り、次々売れてるようなのですが、動きが大きいのは売ってる側だけ。一体誰が落としてるのかさっぱりわかりません。それでもどんどん落札されているようで、黄色い札が貼られていきます。

生鮮が売れている後ろでは、仲買人が冷凍マグロを吟味中。どこまで触っていいのかよくわからないのですが、中が見えるように上に置かれている尾の部分だけではなく、本体の尾の部分にピッケルみたいな道具をガンガン入れて中身を切り出してました。


残念ながら冷凍物のセリが始まる前に時間終了。次の組に交代でした。

なんか外国人には不評で人が少ないとか言われるみたいですが、今日見た限りでは月曜の朝6時前とは思えないくらい、2階の見学デッキも人がたくさんいました。もちろん外国人ばかりでした。見学は6時頃には終了ですので、出勤先が都心なら、見学後に市場飯を食べてエクストリーム出社も十分可能です。セリ見学の申し込みはこちら


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