2019年を振り返って

4月1日、新元号が「令和」になることが決まり、5月から令和元年になりました。平成が始まったときよりはバタバタせず、ちょっとした問題はあったもののなんとなく令和になり、そして普段使いするのは完全に西暦...というわけで、元号のことはすっかり忘れ去られた気がします。いまだ天皇陛下が…というニュースで徳仁さんが映像に出てくると違和感を感じてしまう昭和生まれ。令和は何年続くのでしょうね。そして改元しても相変わらず極端な気象災害の多い1年でした。天照大神の子孫も自分の即位儀式の天気はなんとか晴れにできるようですが、気象災害を減らすなんてことはできないようです。そんな令和元年を私目線で振り返る自己満足のエントリ、今年も始まり始まり。

・家に本棚作りました
 家を買って10年、以来、空かない段ボールも含めてずーっと見てみぬふりをしてきた物置部屋の片付けをしました。そして壁一面に横約3m、高さ2.5m、奥行き30cm、総段数50段の本棚を作ってもらいました。既製品も検討しましたが度重なる地震を考えると高さがある棚は怖い。さらに巾木に結構厚みがあるために巾木避けなしに本棚を置くと傾きが出ます。思い切ってオーダー家具にしてしまいました。巾木やカーテンボックスなどを避けた複雑な形にも対応してもらい、窓枠と干渉する箇所だけ奥行きを新書サイズにする代わりに段数を増やしたり、ふさがれる壁のコンセントは配線を本棚下に通して棚にコンセント口を出すなどの工夫もしてもらえて大満足です。全体としては可動棚ですが、強度の関係でうち2段を固定棚にしなければならなかったため、棚間ピッチをミリ単位で指定したのですが、ほぼ完ぺきに作ってもらえました。見るたびにニマニマしちゃいます。

・iPad mini(2019年版)がお気に入り
 iPad miniが3月に新しくなって登場し、Apple Pencilも使えるということだったのでmini4をドナドナして購入しました。これがとてもいい。お気に入りの点は大きく3つ。ひとつ目は初めてセルラー版にしたことで、どこでもネットに繋がること。iPhoneに挿しているSIM(MVMO)のプランにSIMを追加してデータ容量を分け合うプランがあり、それを使っています。メモしたり、電子ブックを読みながら何かを調べたいときなどネットに繋がることで作業が捗ることも多いです。そして大きさ。一番小さいB6のトートにちょうど収まる大きさで、いつでも持ち歩けます。Amazon Primeなどからダウンロードしたビデオを見るのにもちょうどよいし、何かメモするときも便利。さらにApple Pencilが使えること。近頃は紙にメモするのをやめて、会議でも研修でも全てiPad miniをメモ用紙代わりにしています。クラウドで同期できて、あらゆるデバイスで見られるので、いちいちアップロードなどの手順をふまなくてもよいために作業がはかどります。ただ、博物館でminiを使ってメモしてたらダメ出しされちゃいました。代わりに係員に渡されたのが鉛筆(えー)。

・初マイル旅
 ユナイテッド航空のマイルが貯まったので、ANAの特典航空券を発券して大分県に行きました。行きは羽田-大分、帰りは福岡-羽田と自由な組み合わせにしましたが、どんなルートでも(沖縄以外の国内なら)片道5000マイル/人、往復10000マイル/人なのが嬉しいです。ただ日程に制約のあるサラリーマンには、国内ならともかく海外だと案外難しいですね。
 クレジットカードや大手のポイントは、大概マイルに交換できます。そのレートを使っていろんなポイントを全てマイルに換算して考えるようになったので、「今だけポイント○倍!」に惑わされなくなったのは思わぬ副産物です。

写真4枚で平成最終年あるいは令和元年を振り返る

2月に雪深い秋田県の鶴の湯温泉に。その時に韓国ドラマの『アイリス』がここで撮影されたと知って、Huluにあったので全編見てしまいました。その後7月に日韓関係は冷戦状態に陥り、訪日韓国人観光客が激減するわけですが、私が鶴の湯に行ったときは大勢の韓国人観光客が来ていました。今はどうなっているのでしょう。



5月に元号は令和へ。2019年はある意味皇室行事の1年でした。天皇が人間宣言して早くも75年。そこから天皇も2度目の代替わりで、しかも今回は前の天皇は退位しただけで崩御したわけではないこともあり、「祭礼」というよりも一般的な「行事」の印象が強かったです。平成改元のときは、大嘗祭は天皇の神格化云々で議論になりましたし、反対派による攻撃もありましたが、現在ではそんな雰囲気もなく。個人的にはいわゆる戴冠式にあたる即位礼正殿の儀は行ったのだから、 大嘗祭は必要なのか、とも思います。というわけで、特に 大嘗祭に対する国費支出には、天皇の近くからも異論が出てるわけですが、そういう議論を抑え込むためなのか、大嘗宮、パレードのオープンカー、高御座とあいついで 一般公開されます(写真の大嘗宮は公開終了)


 令和最初の夏の旅行はギリシャのサントリーニ島へ。おとぎの国というか、こんな島が現実にあるんだと思いました。約3600年前に水道や3階建て住宅を作るほどの技術がありながら、大噴火とともに灰に覆われた島には、今は夕陽を見に世界中から観光客が訪れます。技術はあったのに、自然には勝てなかった民族、ってどこかで聞いたような感が...
 来年、カタール航空がドーハーサントリーニ線を就航するそうです。時刻表にもよりますが、羽田ードーハーサントリーニ島という新しいルートもできますね。



9月末から11月頭にかけて、直前まで大半の国民は知らなかっただろうラグビーワールドカップが日本で開催されました。正直この状況で本当にやるのかと思っていましたが、実際に開催したら相当盛り上がりました。写真の大会マスコット・レンジー(という名前を知ったのは大会が始まってからでしたが)は、発表されたときは海外からは散々な言われようでしたが、実際に大会が始まったらお土産品として人気なようでした。




いよいよ来年はオリンピック・パラリンピック開催です。きっとラグビーワールドカップとは比べ物にならないほど、世界中から人が押し寄せ、そして盛り上がるのでしょう。いくつか競技を見る予定ではありますが、タダ見しようと思っていたマラソンが札幌に行ってしまったのは残念です。まあ次のパリ五輪ではサーフィンがタヒチで開催されるそうですから、東京と札幌なんて誤差の範囲ですよね。

・2019年の映画
最近一つの映画が上映されると、それに関わる(と私が勝手に思う)映画が次々かかっておもしろいなと思うのですが、私の中では『記者たち』→『バイス』→『新聞記者』という流れはすごく考えさせられるものでした。誰もが情報を流せて、ありとあらゆる情報がすぐに手に入る時代だからこそ、真実が何なのかを見極めるのは逆に難しくなっているなとヒシヒシを感じます。
 上記以外では、『存在のない子どもたち』(レバノン)『あなたの名前を呼べたなら』(インド)『50人の宣誓』(イラン)そして『幸福路のチー』(台湾)と、ミニシアター系のアジア映画が私は最近お気に入り。今年のおすすめもこの4つ。

来年の占いによると、私は「遊ぶ」がキーワードだそうです(特に例年と変わらない...)。来年も色々見て回ります!では皆様、良いお年をお迎えください。

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