[2020パラオ旅行]パラオの食べ物

パラオの主食はタロイモ。どこでも取れるそうです。そして豊かな海の資源、魚。ペリリュー島の人々はコロールなどに出稼ぎに行くと書きましたが、常夏の島国は資源豊かで、果物はそこかしこで勝手に取れるし、タロイモも食べられるし、そして海に潜れば魚がいくらでもいて、それほど必死に働かなくても食べていけるのだそう。ペリリュー島を案内してくれた平野さんは果物は大抵もらえるから買ったことがないと言ってました。

そんなパラオでは、なぜか日本人がやっているレストランが多いです。食べ物にうるさいのが日本人の特徴でしょうか。地元の食材を使った食べ物を出してくれます。中でも、一緒にシュノーケルをしたパラオリピーターの方に教えてもらったフィッシャーマンは最高。結局2日目だけでなく、フィリピンの噴火の影響で延泊した最終日にも行ってしまいました。イカスミパスタ、シャコガイのアヒージョなど、地元の食材を使いつつも日本人好みの味付けにしたお料理が美味しかったです。大人気で事前予約必須、送迎あり。



3日目に行ったのが、トリトリという居酒屋。白木のカウンターで日本語堪能(だけでなく多分数カ国語話せそうだった)な女将さんが、元気に切り盛りしています。今日はマングローブ蟹があるよ、と言われて頼んだのがウカエブ(マングローブ蟹のココナツミルク煮)。パラオの伝統料理だそう。ここは送迎はありませんが、予約はしたほうが良いかも。WCTCというコロール中心地にあるショッピングセンターの向かい。


刺し身の盛り合わせ、を頼んだのですが、「盛り合わせ」じゃなくて地魚の姿造りでした(笑)。鯛の仲間だと思います。普段海外で刺し身食べたりしないのですが、パラオは別。美味しかったです。


同じく地元の食材で、マングローブ貝というのがどこでも出されるのですが、酒蒸しはちょっと違った(笑)


〆に漬け丼。ご飯もふつうに食べられているそうで、明らかに日本製の炊飯器が置かれていました。


エリライというパラオでは「おしゃれレストラン」として認識されているレストランがあります。本来最終日の予定だった日はそこを予約して行ってきました。やっぱりここもマングローブ蟹とマングローブ貝を盛り合わせたサラダ。酸味が効いていて美味しかった。ここも人気店なのでリザーブが必要。送迎あり。テラス席ではダツが悠々と泳いでいるのが見られました。


お店おすすめの本日のお魚のグリル。マッシュタロイモ(スイートポテトと言ってたが、おそらくタロイモ)の上に乗せてあるのが面白い。



そしてココナツアイスとレモンシャーベット。デザートは1品頼むと1品同じ値段までサービスでつけてくれるというクーポンを貰ったので、それで。島のあちこちに生えているココナツはやはり地元食材。ホテルの朝食ビュッフェにも地元のココナツはちみつが置かれてて、毎日ヨーグルトにかけて食べてました。レモンもパラオの自生のレモンは酸味が強くて美味しいのです。どちらも余計な味がしなくて濃厚なのがよかったです。




ホテルの朝食になんだろうこれ、と思ったフルーツがありました。やはり宿のトレイルツアーのときに実際に成っている実を教えてもらったのですが、サワーソップという果物。ヨーグルトに混ぜて食べるのが美味しいのだとか。


他にも、ビリンビというすっぱーい果物も教えてもらいました(取って貰って食べました)。地元では漬物にしたり、キムチに入れたりするのだとか。水分が多くとにかく酸っぱいので、疲れた時には生でも食べるそうです。


アーモンドの木もたくさんあって、地元の女性は木の下に落ちたアーモンドを拾って集め、ホテルなどの売ったりするんだとか。ペリリュー行った時、ボートの網棚に釣りグッズがあったんですね。我々が島を回っている間暇なので、運転手はその間に海に潜って魚をとり、コロール島で仲間と分けたり、飲食店に売ったりするんだそう。原始的だけど、自然と共に生きる島の人の生活の知恵ですね。

基本的に肉は輸入、ほかも果物や魚以外はほぼ輸入に頼っているパラオ。食べるならお魚と言われてお魚ばかり食べていましたが、宿で食べたハンバーガーやビーフのサンドイッチは美味しかった。


正直、外国人観光客を相手にするお店はどこも安くはありません。宿で食べても外で食べてもあまり変わらないという感覚です。ただ、どこでも南国らしい食材を楽しめて、なかなかおもしろい食体験でした。



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