[3連休で楽しむベトナム・ダナン]4.五行山(マーブルマウンテン)




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最終日。スパの後チェックアウトし、午後は五行山に行ってきました。五行山は、大理石でできた5連山で、ダナンの街の中に突然現れる象徴的な山です。歩いて登ることも可能ですが、エレベーターで中心的な場所に一気に行くことも可能。入山料40000ドン、エレベーター料金15000ドンを支払って入りました。

いきなり目の前には巨大なパゴダ。扉に臨済正宗なんたらと漢字で書いてあります。ベトナムの仏教は中国から入ってきた大乗仏教で、臨済宗などの禅宗が基本になっているそうですが、実態は道教、儒教、民間信仰などの影響もある仏教なのだそう。「な〜む〜」で始まるお経が流れていました。


山全体が大理石でできているので、鍾乳洞のような穴がたくさんあります。それぞれ名前がつけられています。中には仏像が安置されていたり、


お堂があったり、こんな神様が碁?で遊んでるものも。


全体としてもなかなか見ごたえがあるのですが、とにかく安全対策はほぼゼロ。日本なら絶対に鎖がかけられて「Keep out」と書かれているだろう場所も普通に入れる。もちろん自己責任ですが、洞窟は入るだけじゃなくて、あらゆる隙間からさらに奥へよじ登ることができたりもしますから、ぜひ試してみてください。もちろん靴は運動靴で。下の写真はまだましな場所。


洞窟のハイライトは、一番奥にあるĐộng Huyền Không。広さもさることながら、上部の絶妙な場所に穴があいており、陽が高いときはそこから光が差し込みます。幻想的な世界です。




ちょうど中のお堂に光線がぴったりあたる時間帯で、計算されているようだと思いました。

もうひとつのハイライトが、山の頂上。ダナンを360度見渡す事ができます。

一応手すりはついているけれど、階段の斜度が半端なくて、しかも足元は大理石?滑る。

海岸方向。左下に見えるのはヴィンパール・ラクジュアリー。
この海岸線沿いはリゾートホテルが軒を連ねるが、今も隙間を縫うように新しいリゾートが次々建設中
ダナンの市街地方向。高層ビルも見える。山はベトナムの南北を隔てるもの。
左奥に見える観覧車は琵琶湖にあった「イーゴス108」を移設したものだそう。
離れ小島のように岩山が見えるが、もともとつながっていたものが削られたものか。
大理石を産出する山の下には石工屋が並ぶ。
建物の感じが、アジアではあるのですが、中国でもなく、日本でもなく、かといってタイとも違うというところに面白みを感じます。この提灯が灯籠になったら、春日大社にも通じる気がするけれど、屋根の雰囲気は琉球っぽいですよね。特に屋根の龍の飾りなんかは唐風とも琉球風とも感じます。入り口に鎮座する狛犬はシーサーっぽい。


エレベーター降りてすぐにお寺があるのですが、その建物は正に琉球風。いや、逆かも。琉球がベトナム(安南)風?真ん中の鎮座するのは布袋様のようです。お寺の前に鎮座しているのをよく見ます。


方丈という額のかかった入り口には、千手観音がいました。ベトナム語はアルファベットなのに文字を見ても発音の仕方もわからない難しさなのですが、これは読める、読めるぞ!という感じ。吊り下がった灯籠には「佛心」と書かれています。


ダナンという一都市を見ただけですが、疑問に思うことがいろいろあって、帰ってきてから大分調べてしまいました。いろいろと面白い国です。意外と近いベトナム、また行きたいです。

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