東京スカイツリー 都民50%OFF夏割キャンペーン

税金を使うキャンペーンなのに、都民だけ使えないGoToトラベル。どこに行っても恩恵を受けられない東京都在住の1400万人だけでなく、星の数ほどある東京の宿や観光地も大打撃です。本当ならこの時期東京オリンピックとともに需要はうなぎ登り、世界中から観光客が訪れてお金を落としていってくれるはずでした。それに合わせて改修や新規開業したホテルも多く、降って湧いたこの災禍は見た目以上に厳しい事になっていると思われます。でもそこは江戸っ子。「べらんめえ、そっちがその気ならこっちにだって考えがあらぁ、都民だけ半額だ、どうだ!」とばかりに都民限定の割引制度が次々でてきました。その一つが恐らくインバウンド需要が激減して厳しいであろう東京スカイツリー。当日料金が都民限定で なんと半額に。スカイツリーが開業して8年。文字通り毎日見てますし、このブログでもTwitterでも何度も登場しているように頻繁に下を通りますけど、正直近所の人間からすると「ぼったくり」(失礼)と思える価格に実は一度も登ったことがありません。いい機会なので行ってみました。

在宅勤務を終えてから自宅を出発。ちょうど日没頃に到着しました。半額キャンペーン開始日だったのもあるのかそこそこ人はいました。でも券を買うのにも長い列に並ばねばならず、その後指定された時間に再集合だった頃と比べるとガラガラです。チケット購入からすぐにエレベーターへ案内されます。上の写真はたまたま人が多いところを撮ってますけど、まあ空いてます。

徐々に暗くなる時間帯。今日は暑かったこともあってちょっと靄がかってます。中央を横切るのが隅田川、左前方に見えるのが大手町、中央遠くに見えるビル群が新宿、その手前の白い屋根が東京ドーム、右が池袋、手前右側が上野の公園ですね。わかりにくいですが、大手町の左側に東京タワーも見えています。山手線圏内一望。

なんか飛行機で羽田に降りるときみたい。東京の夜景が見えると「ああ、帰ってきた」と思うんです。「ああ、帰ってきてしまった」と思う人もいるかもしれませんが、私は旅好きの割に、この夜景が見えると案外ホッとするタイプです。逆にそう思いたいから旅行してるのかもしれないです。

北側。南と違って大きなビルがあるのは千住あたりくらい。隅田川の先には荒川が見えます。

マストの撮影スポットガラス床。夜のせいか、怖いという感覚はあまりなかったです。このガラス、うちの旦那が上に乗って飛んだりしてもあんまり揺れないんですもの。乗った途端分厚さを感じるんです。さすが日本製?トロントのCNタワーにも同じようなガラス床があるのですが、あれはちょっと怖かった。

19:30からは、ガラス窓の上部に映像を写すイベントが行われていました。夜景きれいなのに、あえて映像流す必要ないんじゃない?と思ってたのですが、案外よかったですよ。

行きは秋をイメージしたエレベーター、帰りは夏をイメージしたエレベーターでした(春と冬もあるらしい。どれに乗れるかは運次第)。夏のエレベーターは、江戸切子を散りばめて花火を表しているのだとか。ちなみに1つだけ江戸切子内にスカイツリーが隠れてるんです。この写真ではちょっとわかりにくいですが写っています。わかりますか? 探す時間はわずか50秒。同乗した人たちみんなで探していたんですが、旦那が「あ!あった!」と言ったらみんなが一斉にそっちを見ましたよ。これはわかりにくい。ヒントは、模様の白い部分がスカイツリー型なんです。1本ではありません。


結構広くて、グルグルまわって景色を見てたら、気づくと2時間も経ってました。比較的新しい展望台だけに、単に景色を見るだけではない工夫がされている気がします。フロアが複数階になっているのもその工夫のひとつかと。結構満足です。

ただ、東京で景色を見るなら冬ですよ。貼られていた展望解説パネルにもありましたが、昼間は富士山はもちろん、関東を取り巻く山がきれいに見えます。我が家から日光男体山が見えるので、恐らくそのあたりも十分見えると思います。夜景も冬のほうが断然きれいです。夏の靄がかかった夜景は、それはそれで趣があるのですが、あえて見に行くなら冬!ご参考まで。ただ、スカイツリーは案外春の桜の時期も良いのではとも思います。隅田川や横十間川の桜がピンクの線に見えるのではないかと(登ったことないので想像ですが)。

スカイツリータウンでご飯。お店のラインナップ見ていると、よく知られてる東京のお店を集めましたって感じですね。ここも開業した直後に冷やかしで来ましたが、この日はひとけが少なく、雰囲気が違いました。でも、もんじゃ焼きのだるまとか、天龍とかは混んでましたよ。銀座の天龍、新しいお店になってから(もう大分経つけど)入口が1Fではなくなって入りにくくて行ってないや、今度行こうと思ったのでした。迷った結果、親子丼発祥の店とされる玉ひでの支店「いちの」で親子丼。もともと軍鶏鍋の〆として食べられていたという親子丼には軍鶏が入ってて、これまた恵比寿の軍鶏丸に行きたくなるという、東京ノスタルジーなひとときでした。


東武のとうきょうスカイツリー駅は改修工事の真っ只中で、なんか哀しいところで切られてる駅名看板が...なにもそこで切らなくても。


スカイツリーを満喫し、新橋行き最終バスに飛び乗って帰ってきました。

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