[自転車] 幻のオリンピックを感じながらお台場をめぐる

 


予定通りオリンピックが行われていたならば、昨日オリンピックが終わり、若干の喪失感とともにお盆休みが始まる日だったはずでした。新型コロナウイルス感染拡大とともに、東京オリンピックのない2020年に迷い込んでしまった我々は、放置される真新しい立派な建物とともにあったかもしれないパラレルワールドを想うのです。

写真は新しく青海にできた東京国際クルーズターミナル。東京の客船ターミナルは長らく晴海でしたが、客船の大型化によりレインボーブリッジの高さがネックとなり、代替として貨物船ターミナルの大井ふ頭などが使われていました。大型客船が着岸できるターミナルが求められ、青海に建設されていたのです。

皮肉なことに日本におけるコロナ騒動の最初の例がクルーズ船でした。その後着岸予定だったクルーズ船は次々とキャンセルされ、いまだ入港第一船も開業日もはっきりしません。私の中ではこれが開業したら、本当に収束って言えるだろうなと思う建物です。

シンボルプロムナード公園の花の広場に「花」という漢字、夢の広場に「バク」の像が現れました。夢を食べる動物のバク はまだわかるのですが、漢字の花は強いですね。不思議な感じ。既にTwitterなどで話題ですが、新たなフォトスポットとして人気になりそう。特に「花」が。


その「花」オブジェの向こうに文字通り満開の花が見えたので近づいてみると、朝顔でした。いや、花の形から朝顔だと思ったのですが、朝顔をこういう植え方している例を寡聞にして知らないので、本当に朝顔なのかはわかりません。なかなか斬新です。


首都高をまたぐ橋を渡って逆側にできたのが有明ガーデン。再開発で周囲にマンションが増えたことや、オリンピックで人が来ても買い物や食べる場所がないという湾岸地域特有の問題を解消するために作られた新しい商業施設です。天然温泉もあるらしいですよ。5時間まで無料の駐輪場あり。


そのワンブロック先に見えるのがBMXコース。以前前を通ったときはまだコースだけでしたが、立派な観客席ができていました。BMXコースってそれほど多く無いですし、こんなに都心に近い競技場はもちろん皆無です。選手や一般に開放すればいいのに(してるのかしら)。完全に屋外なので、入場者を絞ればコロナ対応もそれほど難しくないはず。座席はどうするんだろう。湾岸地域は海風をモロに浴びるので、我が家もそうですけど室外機はすべて塩害対策品です。プラスチックの劣化も激しいです。使っておけばある程度補修もできるだろうし、収入にもなると思うんだけどなー。周辺の他の施設もそうですけど、オリンピック前にトライアル利用するつもりだったのですから、練習などに開放したら良いと思うのです。オリンピックが例え中止になったとしても、各競技の試合が今後ずーっとなくなるわけではありません。施設は作っちゃったんですから、使えば良いんですよ。必要なコロナ対策も使うことで見えてくるのでは。


密どころか誰もいない湾岸地域からは以上です。スタジオにお返しします(どこ)

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