[自転車]自転車と鉄子の旅 (2) 飯山〜飯綱花めぐり

(1)から続く

飯山駅を出発し、5km先の菜の花公園に向かいます。菜の花公園は少し高いところにあり、「菜の花公園→」の案内に従って行くと正面に黄色い山が見えてきました。本当に満開ですね。5月3日から菜の花祭りが開かれるそうで、その準備が行われていました。飯山の菜の花は、「朧月夜」の歌詞の元であるという説もあるそうです。歌碑が置かれています。


遠くに見える山、眼下の千曲川、綺麗です。ふと目を元来た方向にやると、何やら堤防の上にサイクリングロードみたいなのがあるじゃないですか。


帰りはそちらへ。下から見上げると、大分上にあるなーというのがわかります。また、飯山は菜の花公園だけでなく、普通の畑にもたくさん菜の花が咲いています。この辺りの菜の花は野沢菜なのだそうです。種を取るために咲かせるのだとか。


さて、先ほど上から見えた堤防道路、実際はサイクリングロードではなかった(緊急道路って書いてあり、許可車両以外進入不可となっていました)のですが、このルートはとってもおすすめ。自転車なら入っても大丈夫そうです。歩いている人はいました。


飯山を越えて蓮まで行き、県道362号へ。あまり考えずに作ったルートでしたが、これは結構いい感じ。景色も素晴らしいです。標高が上がると、ソメイヨシノではないですが、桜がまだ見られました。


牟礼から県道60号へ。ここまでずっと登りですが、振り返ると山が綺麗。真っ白いのが妙高かな。


飯綱の方に回ってきたのは、2年前に飯綱桜めぐりをしたとき、まだ時期が早くて未開だった丹霞郷へ行こうと思っていたからでした。今回は・・・。


枝先には少し葉が出ていて、見頃過ぎといった感じだったかな。遠くから見ると、確かに丘にピンクの霞がかかったようで、綺麗でした。


小さいですが駐車場もあり、こんなモニュメントも。


モニュメントは新しいですが、丹霞郷の歴史は古く、洋画家岡田三郎助が「丹い霞がたなびいているようだ」と昭和8年に言ったというのが名前の由来だそう。元々観光客相手のものでもないので、道もわかりにくいです。

豊野まで降りて、千曲川を渡り小布施へ。小布施の千曲川沿いには菜の花畑と、八重桜の桜並木があります。菜の花はこちらも満開。


千本桜はもう終わりでした。今年は少し早めでしたね。


小布施でお昼にしようと初めて市街地まで来てみました。まるで日光江戸村みたいな感じに整備されてる(失礼)んですね。小布施駅の近くでレンタサイクルのお店を見ましたし、自転車で走っている親子連れも見ました。自転車が調度良い広さの街というイメージです。要所要所にサイクルラックがあると、ロードバイクを呼べるんじゃないかと思ったのでした。


お昼は元酒蔵を改造した建物に入っている「蔵部(くらぶ)」さんで。名前も建物も夜の営業が想像されますが、今はお昼しかやってないそうです。旅行客は団体が多くて、夜までいないとか、夜は宿で食べる人が多いってことでしょうか。値段は若干高め(観光地値段とすれば想定の範囲内)ですが、建物もよかったですし、落ち着けます。到着したのは12:30頃でしたが、カウンターならすぐに入れました。

お腹いっぱいにはなりましたが、この日は5月とは思えないような最高気温29度(ピーカンで体感的にはもっと暑かった)。冷たいものが食べたくて、すぐとなりにあった甘精堂のお店(北斎亭)で、栗ソフトを食べてしまいました。実は私、栗をペースト状にしたものは舌触りが苦手なのですが、このソフトクリームは栗の味は十分して甘いのに、あの嫌な舌触りが全く無くてとても美味しかったです。写真撮ろうと思った時は一口食べた後だったんですが(笑)


ここからくだもの街道へ出て、長野駅へ。くだもの街道は今りんごの花が見頃です。白い花が綺麗ですね。気持よく「りーんごーのはーながぁーさあいてーいる〜」と歌いながら走っていたのですが、後でよく考えてみると本来の歌詞はみかんの花でしたね。

宿へチェックインして、輪行状態にした自転車も部屋に入れてとりあえず一息。予算と駅からの距離との兼ね合いで、駅徒歩5分のメルパルクにしたのですが、最上階に大浴場もあって満足でした。夜気づいたのですが、ここ駅が見下ろせるんですよ。つまりトレインビュー。電車好きな方も是非。



(3)に続く

この日のルート

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