全部、青い。モルディブ その4ーモルディブの動植物たちー


その3から続く

島の周りは海ですから、海の生物はたくさん見られます。毎朝眼の前の海にドボンと入ってシュノーケルしてたんですが、天然水族館みたいで楽しかったです。浅瀬なので、それほど大物が見られるわけではないですが、何しろ人生初のシュノーケルで、これでも十分楽しめました。まずは黒いのとか黄色いのとか。


ふぐ?


海底をやたらとつっついている魚を見つけました。でもこれ、後で調べたらゴマモンガラというカワハギの仲間(?)で、ダイバーにはサメより恐れられてる怖い魚らしいですね。サンゴを噛み砕く顎でダイバーを襲うとか。なんかついてこいって感じで前を泳ぐので一緒に泳いじゃったのですが。無知って恐ろしい。


全体が白くて、一部虹色みたいな変な色の魚も結構見ました。(写真を大きくするともう少しわかるのですが、全体的に白く、胸のあたりから尾の方向に向かって放射状の模様がある魚がいます。結構見かけたので気になって散々調べた結果、ムラサメモンガラという上のゴマモンガラのお仲間だということがわかりました。ここで見たのは小さかったので、恐らく幼魚ではないかと思いますが、やはり気性が荒くて繁殖期は攻撃してくるそうです)


あとイカ。写真では黒いのですが、透明になったり、茶色っぽくなったり、色が変わります。それが面白くて眺めてたら、レスキューのおじさんに「その魚、何ていうか知ってる?イカだよ」と教えてもらいました。「日本人はイカをよく食べるから知ってる」って返したら笑われました。恐らくアジア人はこれを見て思う感想は「美味しそう」だな。


あと白いサメ(ツマグロ、またはブラックチップシャークと言われる種の幼体)とかエイもヴィラ近くを泳いでますが、サメやエイにこのリゾートで餌付けしてるのもあると思います。毎日時間が決まっているので、その時間帯になると浅瀬にやってくるのです。


で、そのオコボレに与ろうとしているのがアオサギ。部屋のプールの端に堂々と立ってたときはちょっとびっくりしましたが、ここの住人です。


もちろん、おこぼれだけでは足りないのか、よく何かを狙ってる姿を見ました。人間を全く気にせず捕食に集中。


シュノーケル中もよく見たのですが、引き潮に逆らって小魚が海面を群れなして泳いでるんですよね。こういうのを狙ってるのかも。


大きな島ではないですが、鳥もたくさんいます。カラスは日本のより一回り小さい。でもプールサイドのレストランで聞いたのですが、やっぱり人間のご飯を奪っていくんですって。日本のも同じって言ったら「カラスは賢い」と言ってました。


そして、昼間も活動するオオコウモリ。


最初飛んでるのを見たときは、あ!バットマンだと思いました。典型的なコウモリの羽の形をしていたからです。器用にヤシの木にとまり、鉤爪を使ってヤシの花の蜜を吸っている(舌を出して舐めている)ようでした。コウモリがいなかったら、これがヤシの花ということにも気づかなかったかも。プールサイドにヤシの木が多いので、よく見かけました。


この白い鳥は歩くのが得意。海辺でよく見ました。Google様に聞いたところササゴイの一種らしいです。


毎日よく鳴き声を聞く鳥がいたのですが、声はすれど姿が見えず、最後の最後で撮影できたのがこの姿。オニカッコウのようです。この鳥の鳴き声と波の音、そしてココナツの香りが私のモルディブのイメージ。


トカゲも砂と同化するようなやつと、色鮮やかなやつを見ました。


あとはカニかな。白い小さなカニ、そして手のひらよりも一回り小さいくらいのカニがいました。白いカニは砂浜に穴を掘って隠れるのですが、サギはよくわかってるらしく穴をつついて掘り返してました。

はじめてのインド洋で、見るものがどれも物珍しくて、時間が経つのを忘れる感じでした。また魚は引き潮の時間帯のほうが多く見られるとか、鳥はこの時間帯はこの鳥をよく見るとか、自然を肌で感じるようなことが多かったようにも思います。サンゴ礁の外へ船で出たりすると、また違った魚や鳥が見られるのかもしれません。こうして写真を見返すと、「次の宿題」と思うことも多くて、また行きたいです。

全部、青い。モルディブ その5 ーその他ー へ続く


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