[旅行] 脱皮する台湾 その2 ー 九份老街を歩く

1. 台北市街散歩
2. 九份老街を歩く
3. 台北グルメ 

(その1からつづく)

2日目、午後から九份老街に行ってきました。金鉱山として栄え、資源枯渇とともに寂れていた街が、トニー・レオンの『非情城市』で見直されて観光地として復興、その後『千と千尋の神隠し』の雰囲気に似てると観光客が大量に押し寄せるようになった崖にできた街です。

上の写真の赤い線の道路は、軽便路。かつてはトロッコが走っていたそうです。

台北市内も人は多かったのですが、とにかくここの混雑加減は半端なかったです。最初の写真に写っている一番有名な階段、右上に非情都市の看板もついていますが、17時過ぎの日の入りとともに一斉に提灯がついて、ウロウロしていた結果、たまたま下のほうにいた我々は、もう一度登るのに15分くらいかかりました。

この階段の途中に、ちょっとした展望台があり、そこから有名な阿妹茶樓が見渡せます。日の入り前ならそこそこ出入りできる感じでした。

行き帰りも電車で行くこともできるのですが、面倒なのでツアーを頼んだら、なんと我々だけ。連休で日本人が本当に多かったので、これもたくさんいるのかと思ったらプライベートツアーで、写真もたくさん撮ってもらいました。

迷って歩くほど広いかと言われるとそうでもないのですが、とにかくお店がぎっしり軒を連ねていて、いかにも鉱山街。浅草っぽい感じです。そして崖上にあるので、基隆やその先の半島もよく見えます。

左の奥、夕陽が見える方向が台北市方面。その間にある山に東(海)からの風があたり、このあたりはこの時期雨が多い模様。

最後は九份茶坊でお茶の入れ方を学びつつ、お茶いただきました。


そして台北に帰りつつ、途中十分に寄り、天燈あげ。


天燈は1色だと150元なんだそうですが、追加で50元(約250円)払うと4色にできます。色には意味があり、黄色は金運、水色は仕事運、ピンクは幸福、赤は健康を表します。それぞれの面にその色に合った願い事を墨(!)で書きます。火をつけてくれるのはお店の人。ひっくり返してここ持ってと言われて、バチバチ写真を撮られながら天燈をあげました。意外と楽しかったです。旧正月に天燈をあげるイベントがあるらしいのですが、いっぺんに大量にランタンが上がるのは綺麗らしく、大勢が集まるのだそうです。来年は3月3日(旧正月が2月17日と例年より遅めのため)なんだとか。

飛んでいく天燈を見上げながら、あれは全体が燃え尽きるものなの?とガイドさんに聞いたら、いや、火が消えて落ちる、拾って店に持ってくるとお金をもらえるから、回収する人たちがいると言ってました。見事な(?)エコシステムです。

お店の前に線路があります。瑞芳から菁桐を結ぶ平渓線です。十分老街は十分駅前にあるのですが、実は先月の豪雨で十分の先で路盤が流出し、来年1月末まで全線運休なのだそう。残念です。次は列車で昼間に来てみたいかも。

台北まで送ってもらってツアーは終了。我々だけなので、まだ30代だというガイドさんと台湾の話、日本の話、いろんな話をしながら帰ってきました。楽しかったです。

その3 台北グルメ へつづく


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