[3連休で楽しむベトナム・ダナン]1. ベトナムのいろいろ(交通、気候、通貨、ネット)


プロローグへ戻る

・2月のダナンってどう?
2月のダナンはどうだろう、ということですが、ビーチとしてみるならばダメです。強風のために海は荒れ、3日間とも遊泳禁止の赤旗が出ていました。波の立つ海はさながら冬の日本海。「ビーチリゾート」というイメージはあまりなかったです。泳ぐなら夏をおすすめします。ただ、日本の5月くらいの気候で、湿気も低くてとても気持ちよく、ホイアンの街歩きや五行山を散策するには最高でした。日中は半袖でちょうどよく、日が落ちると涼しいので羽織物が必要かなというくらい。お天気は初日の到着時に少しだけ霧雨があった以外はずっと晴れ。多少雲が出るときもありましたが、とても良いお天気でした。


・ホーチミン乗り換えとベトナム航空
ホーチミン到着時はちょうど日の出の時間で、とても幻想的なホーチミンの街を上から見ることができました。ホーチミンで入国審査を受けますが、質問とか一切ない割に一人一人時間がかかるし、早朝のために係員も少なくて、抜けるまでに20分くらいかかりました。これは出国時も同じで、だいたいどの国も入国時は厳しくても出ていく人には興味ないのに、ベトナムはそうではないようです。21時過ぎなのにものすごく混雑していました。
荷物を受け取って(我々は預け荷物がなかったのでそのまま)出口で荷物検査を受けて外へ。出て右側の通路をまっすぐ行くと、国内線の建物に出ます。ベトナム航空のカウンターは一番奥。そこで再度チェックイン。2人で機内持ち込みサイズのスーツケース1個とバックパック1個のみの我々に対し、東京から来たのか、荷物はちゃんと受け取ったかと心配してくれました。国内線の荷物チェックは大混雑で、ここを抜けるのにも20分くらいかかりました。9:00発のベトナム航空の国内線(VN116)に乗り換えてダナンへ。本当は8時発のVN112を取っていたのですが、1週間前くらいにJALから電話があって、VN112が運休になってしまったから1時間後に振替してくれと言われて、VN116になりました。これもコロナの影響でしょうか。10時頃にはダナンに到着。ベトナム航空は遅延が多いとかネットで見ますが、もともと旅客の少ない時期なうえに、コロナ問題でさらに減っているせいか、FlightRaderでここしばらく見ていた限りでは、それほど頻繁に長時間の遅延をしているという感じはしませんでした。実際に行きも帰りも定時運行で、特に遅れてる印象もありませんでした。
むしろ、ホーチミンのタン・ソン・ニャット空港がもうキャパを超えているんですね。小さい空港なのに発着回数が多すぎで、発着渋滞が発生している感じ。それが悪化すると遅延が起こるのかもしれません。市街地のど真ん中にある空港で、キャパの問題だけでなく、案の定騒音問題や落下物の危険性が指摘されており、郊外に日本資本が支援する新しい空港(ロンタイン空港)が今年にも開業予定なのだそうです。社会主義国らしく順調に遅れてそうですが、次くるときはそっちの空港かもなと思いました。なお、ベトナム航空は日本への直行便も飛ばしていますが、そちらは本当に頻繁に遅延してそうです。帰りのホーチミンで出発便の掲示板を見ていたら、夜中発なのに名古屋便、大阪便ともに2時間近い出発遅延になっていました。あ、あと出発便のゲートがいつのまにか変わってたりするので電光掲示板は度々見たほうが良いです。

・ベトナムの通貨と両替
ベトナムの通貨はベトナム・ドン。札しかありません(硬貨もあるのかもだけど、一度も見なかった)。ハイパーインフレのベトナムでは、最大単位の紙幣は50万ドン(約2500円)。日本ではベトナムドンの両替ができる場所を見たことがありません。ベトナムへ1日に何本も飛んでいる成田空港内の銀行ですら、「ベトナムドンの両替はできません」とわざわざ赤字で書かれていました。もちろん羽田もダメです。で、最初から現地で両替をするつもりだったのですが、到着が早かったので窓口が開いてなかったんですね。なのにATMがやたらと置いてある。あ、そうかクレジットカードでキャッシングすればいいんだと思って、クレジットカードで現金を引き出しました。50000ドン(250円くらい)の手数料で、200万ドンをVISAで引き出して9892円。帰国後すぐ(4日後)に入金して、14円の利子込みで9906円でした。場所にもよるでしょうけれど、現金ー現金の両替手数料を考えると、キャッシングのほうがお得かもしれません。

・ベトナムのネットワーク
SIMをAmazonで購入して(532円)、機内でSIMフリーiPhoneに差し替え、マニュアル通りに電源ON→900に電話→再起動でふつうに4Gに繋がりました。ダナン、ホイアン、五行山ともに安定して4Gが入り、速度も全く問題ありませんでした。次に説明するGrabでも使いましたし、インスタアップロードなどもふつうにできました。旦那の端末からテザリングしてましたが、一緒に使ってても問題無い感じ。リゾート内は無料のWifiが通じていましたが、なんと鍵かかってなくて若干怖かったので、主に4G回線を使ってました。

買ったのはこれ↓

・Grabが超便利
空港ー宿間は宿に送迎をお願いしたのですが、それ以外の足として使ったのがGrabです。シンガポールに本社のあるGrabは、東南アジアで力を持つ配車アプリ。ベトナムではUberが撤退してからは、Grabがほぼ独占なのだそうです。一度使うと確かに便利。3日目に宿から5キロくらい先にある五行山に行くのに使ってみましたが、宿のロビーで行き先を入力してGrab Carを予約したら、まるで待っていたかのように車が現れました。画面にもどこからその車がやってくるのかずーっと表示されているので、どのくらいで来るのかもすぐわかります。帰りも五行山で行先を入力して予約したら、なんとすぐ後ろのオープンカフェで休憩していたお兄さんが「これって君?」とGrab画面を見せながら声かけてくるという斬新さ。ほかにもタクシー(ちょっと高い)やバイク(ちょっと怖そう?)を呼ぶこともできます。クレジットカードを登録しておけば、支払いをする必要もなく「ありがとー」って言って下りるだけ。先に料金が決まっている定額制で、だからわざと遠回りしてぼったくることもできない一方で、どこへ行くのかも誰が乗るのかもあらかじめわかるために運転手にとっても安心なシステムだと思います。日本でも規制緩和してやればいいのになーと思いました。ちなみに5キロを往復で500円弱。安いです。SIMを差し替えるとスマホの番号変わっちゃうけど大丈夫かなと思いましたが、全く問題なく。特に番号を変更する必要もありませんでした。

2. へ続く

コメント