2015年10月31日

[自転車]富士山を見ながら紅葉狩り、のつもりが富士山見えず

なんか私が富士急に乗って山梨に行くと、富士急行の車窓からは見えていた富士山が、ライド中は一切見えないという呪いにかかるようです。

今日の輪行はまず河口湖駅まで。しかし今日は寒かった。冬のジャージにモンベルのジオラインの中厚手をインナーに着ていたのに、全然足りませんでした。下り用に持ってきたウィンドブレイカーが脱げない状態。しかもウィンドブレイカーでも寒いし、下のタイツも秋モノでは足りなくて、ニーウォーマーを持ってくるべきでした。まず服装から大失敗です。




河口湖を目指します。河口湖畔の木は、場所によっては十分見頃のものも。





銀杏も綺麗でした。



ただ、もみじ回廊や、もみじトンネルのはもう少し。特にもみじ回廊は後1週間くらいかかるかもしれません。

河口湖を後にして、二十曲峠へ。河口湖では全く富士山が見えなかったのですが、忍野のほうに行けば少しは見えるかな、なんて無謀な望みを捨てきれず9%の坂を登ります・・・。でも全然。下の写真は富士山の方角を写しています。素晴らしい富士山を心の目で見てください。峠まで来たのは2度目ですが、私は今回も拝めませんでした。また来ます。



忍野八海のほうに下りると、道路の両側も色付きはじめ。



やはり富士山は見えず。厚い雲に覆われて、ちょっとのぞいたりもなさそうだなと思い、ここからショートカットして山中湖を横切って籠坂峠を越えて御殿場駅に戻ってきました。うーん、次こそ二十曲峠から富士山が見たいです・・・。

今日は雲が出るかもしれないと思いつつも強行したのは10月のStrava Climbing Challengeがあと残り300m程度だったからです。無事600m超を登り、月間獲得標高7500mを達成しました。11月は6000mが目標ですが、多くの山岳道路が冬季閉鎖に入るので、逆に難しいなあと思っているところです。

本日のルート

2015年10月20日

[自転車]蔵王エコーラインで紅葉狩り

今年は紅葉の進みが速くて、まるで桜の花見を計画してるときの気分です。そろそろ紅葉は標高2000mを下回り、特に東北は山全体が紅葉してるらしいので、10/18の日曜日は以前から紅葉シーズンに行きたかった蔵王に行くことにしました。蔵王は以前雪の壁を見に行きましたが、その時の反省から今度は山形側から登ることにします。宮城側も山形側も登る量はそれほど変わるわけではないのですが、スキー場の多い山形側は、なんだかんだと自販機が5kmごとぐらいにあるのです。また、宮城側に下りて仙台まで行けば新幹線の本数が格段に多くなることもメリットとしてあげられます。

東京駅始発の新幹線は大体乗ってると思うのですが、6:12に東京を出発するつばさに乗るのは初めて。このつばさは、東北新幹線に連結するタイプではなく、単体で走る数少ないつばさです。相変わらず旧車体のつばさは自転車を置く場所に困るのですよね。フットレストが邪魔になって一番後ろの席の裏に自転車を入れにくいのです。デッキも狭いですし。新しい車両はまだ乗ったことがないのですが、少しはましになってるのかしら。そして、在来線を走るつばさはものすごく時間がかかります。散々二度寝してもようやく福島を越えた辺り。ただ、山形新幹線の在来線部分の車窓が私は結構好きです。米沢から赤湯辺りまでは山の中を進みますし、既に山は全体が色付き、錦の衣をまとっているよう。下りの場合は進行方向左側がおすすめです。

かみのやま温泉駅で自転車を組み立て、9:00過ぎに出発しました。


県道12号に入ってからが少し厳しいです。直線的に登るルートで、山川牧場あたりまでが一番つらかったかなぁ。ただ、山が色づいているのが見えて、それを励みに登ります。



猿倉スキー場を10時頃通過。ここにレストハウスがあり自販機もあるので補給可能です。ここからS字カーブが続くのですが、4kmほど登ると坊平です。坊平より上は冬季閉鎖になるので、事務所のような建物があります。ここにも自販機があるかと思いましたが、残念ながら自販機は見えませんでした。この日は直売所ができていて、野菜などが売られていました。坊平にはアスリートビレッジという国の施設があり、高地トレーニングの強化拠点になっているそうです。「そうか、これは高地トレーニングか・・・」と思いつつ坊平を過ぎると、道の両側が一気に色づいてきました。


坊平には自販機が無いのですが、そこから少し行ったところに「ライザワールド」というレストハウスがあります。冬はスキー場になるようですが、夏はレストランだけ。リフトは営業していません。ロードバイク用のスタンドもあり、自販機もありました。ここでボトルに水を追加。そして、ライザワールドの向こう側の山が素晴らしかったです。少し遅かったかな。もう少し早いと山全体が赤く見えるのではないでしょうか。


再びS字カーブの続く登り。ただ、S字カーブは一部厳しい斜度の坂があるものの、休める平坦な場所も出てきてましです。少し登ると背の高い樹木はなくなり、ハイマツのような低木ばかりに。最後のカーブを曲がると、正面に刈田岳とハイラインのガードレールが見えてきました。


蔵王、蔵王と言っていますが、蔵王という名前の単独峰はありません。この辺りの火山群を総称して「蔵王連峰」とか「蔵王山」と言うそうです。蔵王の呼称は、正面の山の上に見えるお社(刈田嶺神社)に祀られていた蔵王権現から来ているとか。

残念ながらハイラインへは自転車は入れません。というわけで、自転車での頂上はここ(実際はもう少し手前が頂上です)


宮城側へ一気に下ります。宮城側から登ったときに厳しいと思ったのは、S字カーブも直線も、どれもこれもずっと坂が続いてるってところだったんですよね。しかも遮るものがなく風も強いのです。今回は下りですから、空を飛ぶ気分。


正面に真っ赤に染まった山が見えます。素晴らしいです。


自転車は明らかに宮城側から登ってきている人のほうが多かったです。また、自動車も宮城側から登ってきている車が多いです。紅葉ピークの時期はハイラインの駐車場待ちの列がエコーラインまで溢れて渋滞になるそうです。既に頂上辺りは紅葉も終了で、そこまでひどい状況ではありませんでしたが、やっぱり車の通りは多かったですね。

約6kmで旧料金所を通過します。冬季閉鎖区間はここまで。標高は約900mです。この辺りからが紅葉最盛期でした。



少し下りると、蔵王不動尊があります。ここから対岸に不動滝を見ることができます。山の眺めも最高でした。午後になると逆光になるのが若干残念です。


展望台前の道路も素敵ですよ。


もう少し下りると、滝見台という展望台があります。ここからも不動滝が見えるのですが、メインは三階滝。



この展望台の前から、下りてきた道の眺めが最高でした。車が並んでますが、この渋滞(駐車)のおかげで、簡単に道路を横断することができました。。。


遠刈田温泉街で、Zao Booというハンバーガー屋さんでお昼。ハンバーガーというか、肉メインのお店で、バーベキューとかもできるみたいです。私にはハンバーガーのスモールサイズでちょうどよかったです。

県道12号を離れて、県道47号へ。標識によると蔵王川崎線という主要地方道なのですが、幅も広くて走りやすい気持ちいい道でした。最初の3kmくらい登りがきつかったんですけどね。ただ、蔵王から仙台へ抜ける道なので、交通量はやや多めです。また、川崎という場所に何があるかというと、国営みちのく杜の湖畔公園と、釜房湖(ダム湖)で、日曜日だけにそこへ向かう車も多かったようです。ちらっと見た感じ、みちのく公園は昭和記念公園のようにコスモスなどが綺麗に植えられているようでした。

釜房湖まで下りてくると、紅葉はまだこれからといったところ。もう少ししたら正面の山も黄色や赤になるかもしれません。


この橋を渡って少しいったところにシベールファクトリーテラスという洋菓子屋さんがあるのですが、そこでソフトクリームをいただきました。お菓子もとっても美味しそうでしたが、持って帰れないですもんね。外のテラスで食べられるのだと思うのですが、そこまでお腹空いてなかったので。

最後の最後で誤算。東北自動車道を越えたところで国道と別れ、名取川沿いの細い道を行く予定だったのですが、なんとその道が「通行止め」になってました。。。仕方なくしばらく国道を行くと、途中から次々と前の車が左折して側道に入っていくので、ついていくことに(全く土地勘のない場所でそういうことをして迷ったことは数知れず)。幸いにして、当初の予定の道へ合流できそうなので、そのまま行くことにしました。

無事、広瀬川を渡ります。


信号待ちしてたら、「今日はどのくらい走ったの?」と歩行者のおじさんに聞かれました。ここまで86km。山形から来たと言ったら呆れられました。

仙台駅到着。夕飯にする牛タンのパックを買って新幹線へ。臨時のはやてに乗れたので、仙台の次は大宮。止まらないし、人の出入りもないしでゆっくり寝られました。

蔵王を宮城側・山形側からそれぞれ登っての感想は、登るなら山形側のほうが良いということですね。やはり太平洋側と日本海側では雪の量が違うのでしょう。山形側はスキー場が多く、グリーンシーズンもレストハウスが営業していたりするので、補給が楽です。かみのやま温泉駅がエコーラインに繋がる県道12号に近いので、無駄に登ったり平地を行く必要もありません。宮城側からは白石蔵王駅が近いですが、どのような道順を辿っても遠刈田温泉まで20kmあり、途中低いながらも峠越えがあります。また、帰りの輪行は仙台駅まで行くのがベスト。遠刈田温泉から40kmありますが、全体としては下り基調で、20km差でも余りあるほど仙台駅と白石蔵王駅では新幹線の本数が違います。ただ、駅の周りに日帰り温泉が無いのが残念。少し(数キロ)行けばあるんですけどね。

ただ、山形側から登ると、宮城側に下りてくるときに山側は逆光気味になるのがやや残念です。朝なら陽があたってもっと綺麗かもしれません。

本日のルート。

2015年10月13日

[自転車]大弛峠の紅葉

三連休は元々10日(土)には仕事が入っており、日曜日は悪天候、自転車に乗るなら月曜日と思っていました。候補はいろいろありましたが、お天気が安定していて良さそうな大弛峠に初挑戦。2000mを超える車道峠のひとつで、2週連続の標高2000m超えにチャレンジです。

塩山駅まで輪行し、早速出発です。塩山駅には我々と同様に自転車を組み立てる人が沢山いました。

大弛峠へは、県道219号を琴川ダムまで登り、さらに川上牧丘林道で峠まで行くほぼ直線のルートです。林道の名前である牧丘は山梨県側に広がる旧町名。一方川上は峠を超えた長野県側の川上村を指しているのですが、山梨県側は林道としては素晴らしい舗装路であるにもかかわらず、峠より先の長野県側は未舗装の荒い道で、実質的に林道は峠で終了です。ただ、峠を超えた先も道が無いわけではないため、そちらへ下りようとする酔狂な人々もいます。今日も峠を越えて川上村へ下りるというマウンテンバイクの男性と、抜いたり抜かされたり(こっちはフルカーボンのロードバイクなのに情けない)しながら峠に向かいました。

まず最初の直登が足に来ます。中央線沿いの山梨はどこもそんな印象がありますが、斜面をまっすぐ登るルートなのです。しかもフルーツ王国山梨ですから、両側にぶどう畑が続く坂道は日当たりもよく日差しもきつい。決して気温が高い日ではありませんでしたが、熱射に体力を奪われます。それが終了するのが約10キロ地点です。道路は大きく右に曲がり、琴川を越えて森の中に入っていきます。


さらに5kmくらい登ったところで、左手の前方に見慣れたシルエットが見えてきました。富士山です。昨日初冠雪した富士山は、今日も白い頂を見せていました。


琴川ダムは15km地点。あと少しというところで振り返ると、色が変わりつつある山がとても綺麗です。


琴川ダムへ向かって少し下り坂です。ちょっとホッとします。また、ダムを過ぎた辺りにある集落に金峰山荘があり、自販機がありますので補給ができます。


金峰山荘前に牧丘第一小学校分校跡地があるのですが、その門の前にある木が真っ赤でした。


さて再びしばらくは厳しい坂道が続きます。標高が上がり、色とりどりに紅葉した山が綺麗です。


残り7kmくらいになると、再び斜度が厳しくなります。周りの山はすっかり下になり、向こうに見えるのは冠雪した白峰三山でしょうか。


山の樹木はカラマツが多くなり、黄金色に変わりつつある木々を見上げながら進みます。


紅葉の見頃は標高1500〜2000mくらいでした。アコウ沢を渡る橋の対岸が本当に綺麗でした。


最後の3kmは一気に標高を上げて峠まで行くグネグネ道。厳しいです。最後の力を振り絞ってようやく到着。


午後になって雲が出てくる前にと、そのまま15分くらい登山道を登ったところにある「夢の庭園」という名の展望台に向かいます。元々足にお釣りはないのに、お腹が空いて足が上がらない。でも苦労して上がったところから見る景色は最高でした。

南側は白峰三山。下には峠に続く路が見えます。


北側は奥秩父の山々と、遠くに浅間山。


正面には朝日岳や金峰山の頂が見えます。


大弛小屋でお昼を食べて、再び同じ道を戻りました。国道140号へ出たところで少しそれて、はやぶさ温泉へ。地下1000mから湧き出てるという源泉は、湧出量が多くシャワーやカランからの湯もすべて温泉水を使っているのだそう。鯉を模した湧出口からは湯が文字通り吹き出していて、こんなの初めて見たと思いました。時間が良かったからか、人も少なくゆっくり入れましたし、駅まで3km、ほぼ下りという理想的な場所にあります。

そして、温泉から出たところから見えた富士山が綺麗でした。朝は逆方向に走っていたので気づかなかったのですが、下りて来る途中に正面に富士山が見えて、実は富士山はずっと我々の後ろにいたんだということに気づいたのでした。


この辺りも徐々に色付き始めてますね。今年は紅葉が早そうです。


本日のルート

2015年10月6日

[自転車]紅葉の乗鞍を越えて富山へ

1日目から続く

乗鞍高原の朝は早いです。バスターミナル近くの宿だったために、朝から頻繁に車が入ってきていることに気づいていました。10月からはご来光バスが無いので畳平行きのバスは7時が始発で、三本滝ゲートの開門も7時ですが、5時頃に起きた時はターミナルの駐車場は満車状態でした。

宿のご厚意で早朝出発のための朝ごはん(お弁当)を作っておいて貰ったので、それを食べて6時半前に出発しました。乗鞍高原は晴れでしたが、残念ながら乗鞍岳は頭が雲におおわれていました。晴れることを祈りつつ、三本滝ゲートを目指します。

三本滝ゲートにちょうど7時に到着。ゲートではたぬきが迎えてくれます。


逃げないのは、ゲートのおじさんが餌付けしてるからです。1匹側溝から首を出しているのがいましたが、その子はつい先日車に轢かれて足をけがしてしまったのだそう。「これでも大分歩けるようになったんだよ」とおじさんが言ってました。ゲートは開いており、自転車も通行は可ですが、おじさんによると頂上は濃霧で視界不良、気温はマイナス2度で15m/sくらいの強風だから無理はしないようにと忠告されました。とりあえず登れるところまで登ることにして出発します。

ふと振り返ると、雲から漏れる朝日が美しい場所に出ました。朝日が当たる乗鞍高原が神々しく見えます。


一昨年乗鞍に登ったのは9/27-28でした。その時は若干紅葉には早かったのです。しかし、今年は9月の天候不良と気温低下が原因か、9/26くらいには位ヶ原より上は見頃はじめとなったそうで、今回は遅すぎました。エコーライン内での見頃は標高2000mくらい、摩利支天から冷泉小屋くらいまででしょうか。それよりも上は落葉が目立ち始めていました。



この辺り、道の両側が落葉広葉樹で、上から見ると紅葉の道が続いているのがわかります。


位ヶ原山荘に8時頃到着。上を見るとやはり頂上は雲の中です。ダゲカンバは白い幹が目立つようになり、わずかに残るナナカマドの赤と共に、晩秋の様相を示していて、これはこれで綺麗ではあります。


山荘の方には「これでもまだ天気は良くなったんですよ」「早朝なんてこの辺も雲の中でしたから」と言われましたが、中々手ごわそうな雲。寒いので位ヶ原山荘でコーヒーをいただいて再出発しました。山荘を上から見下ろしても、ダゲカンバは白い幹になってしまっていますね。


2600mを越えて、いよいよ雲の中に突入です。前回は雲が下に見えてとても幻想的な風景だったのですが、今回は別の意味で異界へ突入する気分です。


山頂は本当に濃霧でした。そして暴風でした。


旦那が神社で以前買ったお守りを納めて、再び購入するというので待っていた時、突然雲が切れました。県境から魔王岳までさーっと陽が差し、ありえないほど真っ青な空が現れたのです。あまりのことにびっくりして、カメラを取り出すのさえ忘れていました。それまで神社からとなりのバス案内所が見えない濃霧でしたが、その時だけは駐車場も鶴ヶ池も綺麗に見えました。しかし、本当に1分も無かったと思います。再びホワイトアウトしました。あれは幻だったのではないかと思いました。山の天気は恐ろしいです。

自分の手の先まで見えないような濃霧に、岐阜側の乗鞍スカイラインを初めて下るのだったら躊躇したでしょう。幸いにして一度登って下ったことがあるので、ライト全開でゆっくり下っていきました。エコーラインも沢山の自転車が登ってきていましたが、スカイライン側も自転車がかなりいました。エコーラインは紅葉が綺麗なのでまだしも、視界の開けないスカイラインは厳しいと思いますが、みなさん頑張ってます。幸いにして歩行者はこちらは少ないので、気をつけるべきは前後からくる車(主にバス)です。雲が晴れたのは、標高2000mくらいになってからでした。途中の展望台から見える山の木が綺麗です。奥穂高もちらっと見えてます。


平湯を10時過ぎに通過しました。ここからは初めてのルートです。今回は、標高2700mというアドバンテージを活かして、日本海(富山駅)までひたすら下るルートを考えました。北陸新幹線が出来たからこそのルートです。乗鞍高原からは120km、平湯からも90km近い距離がありますが、出発が早いし、乗鞍は知っているルートで平湯に10時には着けるだろうという読みもありましたから、下りなら日没までに富山に到着できるとの判断です。

そして、飛騨へ下りてきましたので、再び五平餅の国へ入国しました。小腹が空いたので、福地温泉の五平餅村で五平餅をいただきました。注文してから焼き上げるので、15〜20分くらいかかります。案の定「どこまで行くの?」と言われたので、「富山まで」と答え呆れられました。


福地温泉は化石の産地でもあるそうです。静かな、そして素敵な温泉街でした。この辺も紅葉が見頃はじめといった感じ。


国道471号は乗鞍岳を源流とする高原川に沿っています。この川は源流が古くから噴火を繰り返している乗鞍岳や焼岳にあり、上流部は火山噴出物が堆積しているそうです。その上標高差があるため川の流れが速く、雨による土石流に悩まされていた地域だとか。

暫く行くと、旧神岡町に出ます。古くは神岡鉱山の町として、そして現在はカミオカンデのある場所として名前が知られている場所です。神岡にある道の駅でお昼を食べ、中心部のほうに出てみました。


町自体が古く、そしてどことなく鉱山の町の雰囲気が残っています。既に鉱山は閉山していますが、今もいくつかの工場は操業しているようです。



ここで471号を離れ、国道41号を走ります。余談ですが、国道471号はここから西へ向かい、一時高山本線に沿って北上後、山を抜けて能登半島へ向かうのですが、高山本線から離れた辺りからは「酷道」として有名だそう。

41号に沿って見えるのが廃線となった神岡鉄道神岡線。廃線となって10年になりますが、結構ちゃんと残っているのですね。


神岡の中心街を過ぎて少し行くと、割石温泉を通ります。その先で高原川を渡るのですが、その川と対岸の断崖が綺麗なので何気なく写真を撮りました。


しかし、この何気なく撮った写真に、実は割石の地名の元になったものが写っていました。正面の崖の真ん中に道があるのがわかるでしょうか。かつては街道があんなところを通っていたそうです。難所のひとつで、岩を割ったように道が通っているところから、割石と言われたとか。そんなところを探索してしまうレポートがヨッキれんさんの山さ行かねがにあるので、リンクはっておきます。

下を流れる美しい高原川は県境で神通川へと注ぎ、日本海に向かいます。かつて神岡鉱山から流出したカドミウムがこの川を流れ、流域に四大公害のひとつイタイイタイ病を引き起こしたことが信じられないような流れです。

最初に書いたとおり、国道41号は富山市街へ向けてひたすら下りです。道路の構造上、若干のアップダウンはありますが、全体としては下り基調です。しかしこの日は強い北風の吹く一日でした。前に旦那がいて風よけにはなっていましたが、案外きつい80km。そして自転車にとってはあまりうれしくない、ひたすら続くスノーシェッド。いやロックシェッドかもしれません。崩れた箇所なのか、明らかに川側に道路がせり出しているところもあり、またスノーシェッド上には大小の岩が落ちているところもありました。廃道・廃墟マニアにとても人気の地域だそうですが、むべなるかな。秘境中の秘境という感じです。ルートを設定しているときにトンネルを迂回する旧道を確認していたのですが、どれもこれも廃道化(または閉鎖)していました。上の写真のような崖の上の「旧道」は論外としても、現在も国道の保守にかなり苦労している様子が伺えました。最初に土石流の危険が高い場所と書きましたが、そのためかダムが多いのも特徴です。水はとても綺麗なのですけれど。

高原川が神通川と合流する場所で、岐阜県と別れ、富山県に入ります。市街地にある天然温泉、花の湯館でさっぱりして、富山駅到着。126kmの旅は日本海側を通る北陸新幹線の新しい駅で終了です。


富山駅、見た時は本当にびっくりしました。糸魚川駅も立派になってると思いましたが、富山駅の比ではありません。そして、富山の名物?でもある路面電車の駅もこの中に。


トイレの前に水飲み場がありましたが、「とやまの水」と書いてありました。いや、それって水道水ってことでしょ、と旦那がツッコミ。東京の水飲み場に「東京の水」って書かれてても美味しそうに思えませんが(むしろ躊躇するかも?)、とやまだと美味しそうに思えるのは偏見でしょうか。

北陸新幹線で日本海に沈む夕陽を見ながら、駅の「ますのすし本舗 源」で買った海鮮ぶつ切り丼を食べながら帰ってきました。

本日のルート