2019年9月28日

[自転車]江戸川の彼岸花


今年は残暑が厳しく、どこも彼岸花の開花が遅れているようです。でも昨年もそうだったなーと今更ながら思い出しました。先週土日は旦那の実家に弾丸帰省、月曜は出勤で、墓参りも行ってなかったので、江戸川まで彼岸花を見つつ走り、ついでに墓参りしてきました。夏の間は暑さと雨で全然外で走っておらず、もっぱらジムの人だったので、久しぶりのリハビリライドです。そろそろ秋の行楽シーズン開始ですね。高い山では紅葉も始まりつつあるようです。


2019年9月1日

[2019ギリシャ旅行]ギリシャの食べ物

古代から海上交通を使った交易によって栄えたギリシャ。当然海の幸を食べる民族です。一方で、豚、鳥、牛、羊などの畜産物も美味しく、またイタリアンのような食べ物などもあります。サラダといえばトマトとオリーブ。オリーブの木はそこかしこで見ました。またワインが安いです。サラダ1皿よりも、ワイン500mlのほうが安い国。フィラで「水を節約してワインを飲もう」なんていう(冗談の)看板を見ましたが、水も安い(500mlで0.50€)ですけど、ワインは本当に安いと思いました。というわけで、ギリシャで食べた美味しかったもの。

朝食に食べたヨーグルト(右上)。最初、なんだこの硬いヨーグルトは...と思ったのですが、食べてみてびっくり。濃厚で、はちみつとフルーツにめっちゃ合う。朝食は毎日アラカルトで好きなだけメニューから選べるのですが、このヨーグルトだけは毎日注文しました。腹持ちも良くて最高です。ギリシャははちみつも特産らしく、あまりに美味しかったのでお土産に買ってしまいました。フルーツも美味しかった。ギリシャヨーグルトは日本でも売ってるのですが、高い。誰か作って。


ギロピタパン。ギリシャのファーストフードです。Nick the Grillというフィラのお店で食べました。ポテトが入っているのにさらにポテト(揚げたてでサクサクだった)と飲み物がついて5€くらい。


2日目の夜は宿のおすすめ店ROKAに予約を入れてもらって行きました。スズキのグリルが最高。


ラビオリの入ったトマトスープは魚介のだし(2人でこれかつおだしでしょって言ってた)で、日本人の口にも合います。


3日目はハイキングの暑さと疲れ、そして時差ボケが直ってなくて、宿に着いてからすぐにプールに浸かり、その後昼寝してたので、夕方に昼兼夜で。Candouniというお店に行きました。ここは最高だったな。

まずグリークサラダ。とにかくトマト!トマト安いんだろうなーと、ターキッシュエアの機内食で「とにかくトマト!」って感じのサラダがでたときから思ってました。そしてフェタチーズ。この塩味最高。サラダに合う。このフェタチーズも日本で買うとめっちゃ高い。誰か作って(EUの法令でギリシャ産以外はフェタチーズを名乗れないらしいですが)。


実はアクロティリでお店のメニューにタコが出てたのを見て、2人でずっとタコ食べたいと思ってました。ここにはありました。タコのピクルス。日本のタコと多分種類が違うので、若干歯ごたえ違いましたが、やはり美味しかった。


マッシュルームのリゾット(ビーフ入り)。これは今回の旅行で食べた中で最高の味


手前が魚介のリングイネ。魚介類が普通に食べられたのと、野菜・フルーツも多かったので、今回全く日本食が恋しくなりませんでした。


アテネでもギリシャ料理を中心に。宿はシンタグマ広場近くのエレクトラ・ホテルだったのですが、ホテルのすぐ裏にあるお店Tzitzikas kai Mermigasへ。まずは家で作ったことのある妄想ムサカを、本場のムサカに近づけるべくムサカを注文。ところが、ラザニアのようなものだと思っていたムサカは、全く違う食べ物でした。確かにチーズが上に乗ってますが、ほぼマッシュポテトだったのです。層状にもなってなくて、下はラム肉でした(ラム肉を使ってるのはこの店のオリジナルかも)。


ここでもグリークサラダは食べましたし、あとミートボールに挑戦。これは想定内の味でしたが、ミートボールってなんとなくトマトソースに入ってるイメージだったのに、カリカリだったのが面白い。


最終日のお昼は散歩していて見つけたモナスティラキ広場近くのThe Greco's Projectへ。まだ食べてないドルマデスとスブラギが両方ともメニューにあったので、それを選びました。

レモンをかけて、サワークリームをたっぷりつけて食べるドルマデス、見た目から味の想像がつかなくて恐る恐る食べたのですが、これが非常に美味しくてお気に入りです。暑くて酸味を欲してたからもしれないけど。


そしてスブラキ。いわゆる串焼きです。これは普通においしい。見た目通りの塩コショウの焼き鳥・焼き豚です。安心感あります。


というわけで、本当に掛け値なしに何食べても(そして適当に頼んでも)非常に美味しい物が食べられて超満足。外国でもあまり食べ物に困らないタイプではありますが、ギリシャ料理は日本人の口に合うと思います。やや塩気が強いので、味が濃いのが苦手な方は飽きるかもしれませんが、この一週間、トルコ系航空会社の機内食も含めて、少なくとも味については強い親近感を感じました。

イアでは宿の人にお店は色々紹介してもらったのですが、その時「正直カルデラ側の景色の良い店は高い割にイマイチ」って言ってました。紹介してもらったのはどれもカルデラの見えない路地裏のお店でした。確かにどれも当たり。なお、ROKAもCandouniも夕陽の後などに行くと混雑してると思います(夕食は予約必須と言われました)これもご参考まで。

[2019ギリシャ旅行]サントリーニ島の街と動物-路地、猫、そして夕陽-

イアの街は1956年に起こった地震で壊滅的被害を受けたそうです。乾燥したシラス台地で育つ作物は少なく、日照りが続くと水を手に入れるにも苦労する島は、その後住民は徐々に減り、1970年代には数百人しか住民のいない寂れた孤島に成り果てました。しかし1970年代後半に政府が力を入れて洞窟住宅を復活させ、それを宿に転換。美しい街が復活して、1989年には空港ターミナルがリニューアル。今では毎年200万人の観光客が訪れるようになりました。地域振興の成功例として多くの研究がなされています。


イアの魅力は、何といっても路地。微妙な高低差に加えて、真っ直ぐな道は一つとしてなく、どこへ連れて行かれるかわからない面白さがあります。散々歩き回りましたが、最終日にも新しい道を見つけてしまいました。


白ばかりかと思いきや、こういうまるで土壁のようなところもあるんですよ。


宿もそうなのですが、どこからどこまでがパブリックスペースで、どこからプライベートなのかが曖昧な感じ。上から宿の中までよく見えますし。下は宿の階段からアマウディを覗き込んだ構図ですが、塀も低いので、ひょいと越えれば隣にすぐに入れます(笑)。我々はCharisma Suitesという宿に泊まったのですが、結局最後までどこからどこまでが宿の敷地なのかわかりませんでした。



青い空に白い壁が輝く昼間もいいですが、人のいない明け方も美しいです。夕陽が有名なイアですが、朝日も美しかった。



面白いと思ったのが、この意匠。門の上の彫刻?鬼瓦っぽくないですか?


そして猫。やつらは本能的に涼しい場所がわかっています。朝起きて外に出たら、ドアの前で待ってたときはびっくりしましたけど。毛並みが良いので、飼われてるのかも。



この街が美しいと思ったのは、こういう全体的な景観だけでなく、これだけ観光客がいるのにゴミが散らばることなく、道路まで本当に綺麗なこと。白い壁を白いまま保つには、毎年のようにメンテナンスする必要があるでしょうし、街を綺麗にしておくためには、やはり定期的な掃除が必要で、島の人々が相当な努力をしているのだと思います。

ただ、インスタ映えの弊害はまさに「インスタ映えの島」 にいろいろな問題をもたらしているようで、ギリシャ版忍び返しを見ましたよ。これも白に塗られてるところにサントリーニの人の矜持を感じましたが。


アマウディという港に降りる階段の手前に、城跡があります。夕陽を見るのにちょうどよい岬になっていて、多くの人が何時間も前から日が沈むのを待っています。イアに泊まって宿から夕陽を見るのであれば、この城跡よりも西側に取るのがミソ。これよりも東側(上の写真)のほうが中心街ですが、宿から夕陽が沈むのは見えません(と宿の人に聞きました)

奥の岩山がイア・キャッスル。日の入りの1時間前でこの状態。

イアの夕陽は本当にきれいです。この時期は雲が出る心配さえなく、毎日快晴ですから、毎夕美しい夕陽を見ることができました。

陽が沈みきると、毎日拍手が起こってた

いいなあと思ったのは、文字通り世界中の人がこの小さな島に単に夕陽を見に集い、そして肌の色や宗教とか全く関係なく同じ夕陽を見て感動しているところ。上の写真の左下のほうで宿主催の無料シャンパンパーティが開かれています。あまり英語の話せない旦那もわからないなりに勝手に入っていって、みんなで一緒にセルフィー撮ってましたから、そういう一体感があるのがすごく楽しかったです。

[2019ギリシャ旅行]サントリーニ島のカルデラを歩く

フィラからカルデラを見下ろす。島内はカルデラ側(西側)は火口に向かった崖、東側は急斜面。
火口のお鉢が海に浮かんでいるといえばいいだろうか
2日目に行ったのが、アクロティリ遺跡(プロローグ参照)と、レッドビーチ。レッドビーチは島の南側のカルデラとは逆側にあり、他と違う赤い崖が特徴です。何度も噴火を繰り返しているサントリーニ島は時期によって地層の成分も違っていて、それが極端に出ていて非常に面白い。崖が崩れて壁面がむき出しになっているので、地層がよく見えます。


レッドビーチへのアクセスは、アクロティリのバス停からそのまま道なりに行けばいいだけなのですが、途中崖崩れの跡に無理やり通した道のようなものがあります。「ようなもの」という形容は全く大げさではなく、入り口にはNO ENTRYの看板もあるのですが、誰も従っていません。旦那の前のおねえさんとか、うっすいビーサンで歩いていますが、この後岩場から降りるのにものすごく苦労してました。


もちろん本当は「ビーチ」なんかじゃありませんので、ビーチハウスがあるわけでもなく、監視員がいるわけでもなく、完全自己責任です。アクロティリの桟橋に「Red Beach、White Beach、Black Beach、RoundTrip 10€」という船がありましたが、レッドビーチ側に桟橋はありませんから、近づけるところまで船が来て、あとは海に飛び込んで泳いでいけですから、これも要注意です。我々は地層を見に来ただけですが。


3日目はフィラからイアへのハイキングコースを歩いてみました。サントリーニ島のことを調べていたとき、Visitgreece.grというサイトでキクラデス諸島(サントリーニ島を含むエーゲ海の南東の島々のこと)のガイドを見つけました。その中にフィラからイアまでハイキングできると書いてあったので、それを歩いてみたのです。ガイドには9kmと書かれていますが、GPSトラッカーで測ったところ、イアの北西端にある宿まで13kmありました。その話を詳述します。

この日のルートはこんな感じ。


フィラのバスターミナルからすぐに中心の広場に出ます。海の中に見える島はネア・カメニ。大噴火のあと起きた別の噴火でできた火山島です。


フィラの街を海沿いに進んで行きます。この島に来て思ったのは、動物は放し飼いということ。だから犬が日陰を独占。散歩している犬もリードを着けてるのを見たことがありませんでした。イアには公共の?犬の餌場がありましたし。


また、基本的に石畳の街中は車両通行止めでゆったり散歩できます。乗り物はドンキー(ロバ)だけです。ただ、ドンキーが歩く道は糞だらけのところもあるので、それだけは閉口しました。

フィロステファニまでずっと上りなので、上からフィラの街を見下ろすことができます。ちょうど教会の鐘が10時を告げるところでした。


しばらく散歩道を行くと、フィロステファニの教会に出ます(本当は教会のところまでまっすぐ散歩道を行けるはずが、工事中で街なかをさまよいましたが)。


さらに登るとイメロヴィグリの街。


今回のルートの標高差はこんな感じ↓なのですが 4kmの手前にある一番高いところがイメロヴィグリの街です。


イメロヴィグリにあるスカロスは、13世紀には要塞と街があり、数百人が住んでいたと言われています。18世紀の噴火と地震によって要塞は放棄され、今は風化した痕跡が残るだけ。


このただの岩山を見ると、以下のスケッチが信じられないですよね。

Skaros Sketch (Thomas Hope).jpg
By Thomas Hope - http://www.travel-to-santorini.com/pages_images/568.jpg, Public Domain, Link

急な崖に張り付いた階段を50m近く下ります。


旦那が指差しているのは下からみたイメロヴィグリの街。まるでラピュタの世界。


スカロスは頂上まで登れるようなのですが、ご多分に漏れず整備された道ではなく危険と判断して裏側まで行って戻ってきました。


要塞の痕跡?


当たり前ですが、おりてきた道を登らねばなりません。日陰で休憩中。


イメロヴィグリの街は人も少なく静かで、高級リゾートが多いように思いました。こちらも綺麗な街。


イメロヴィグリの街を抜けると、いよいよハイキングの様相です。左奥に見える山、あの向こうが目的地のイア。町外れにちょっとしたカフェがあるので、そこで水を買い、コーラで休憩。街なかよりも高かった。フィラの街を抜けてしまうと水が手に入るのは、このカフェか、次の山の麓にあるミニショップのいずれかなので、必ず入手したほうが良いです。


最初の小さい丘を登ると、カルデラの反対側がよく見えます。下に見えるのが新しいと思われる道路。空港からイアに行くときはあの道を通りました。バイパスのように使われています。斜面の傾斜はきつく、この島の成り立ちを思い出させます。


カルデラ側は切り立った崖。この島は非常に面白い形状をしています。そして、火口らしく、崖の下に全く平たいところがありません。そのまま吸い込まれるように青い深い底へ向かっています。


要所要所に現れる教会はまるでセーブポイント。でもセーブポイントだけでショップはありません。


一旦下りです。最後の山が見えてきました。左上に白い教会が見えます。あれが今日の最後の峠です。


そして最後の上りへ。頂上には先程見えたセーブポイント(教会)が。


イアの街が見えてきました!


イアの街は結構広くて、街の外れにたどり着いてからも、我々の宿(岬側の端)まで2km近くあります。ここまで3時間強。たまたま同宿のお隣さんが同じルートを同じ日に歩いたそうですが、4時間以上かかったと言ってました。距離は13kmほどですが(スカロスに寄らなければ11km強くらいか)、アップダウンが激しいので、少し余裕を見たほうが良いです。海からの風は気持ち良いですが、日差しは非常に強く遮るものがほとんどないので、日が高くなる前に早めに出発することはもちろん、帽子、日焼け止め、水は必須。救助要請のためのつながる携帯、念の為軽食も持ったほうが良いかもしれません(私は朝食に出て食べきれなっかったパンと、機内食で出たオレオを持ってました)。ほぼ一本道で、途中にイアへの道標もあるので迷うことはないですが、地図も持ちましょう。履物は絶対に運動靴です。かなり道の悪いところもあります。


迷うことはありませんが、宿の人によると整備された道ではないので、危険な箇所もあるとのこと(確かにこれ崩れた跡だなと思われる箇所はあった)。歩く場合は自己責任で。