[自転車] 自転車と鉄子の旅(1) 連休初日の新幹線で飯山へ

※(1)はプロローグなので、読み飛ばしても何の問題もありません。GWの北陸新幹線の状況を記録するために書きました。(2)へ

5月の大型連休初日から、1泊で長野に行ってきました。長野はいつも日帰りしちゃうのですが、せっかくなら2日間かけて今まで行ってないルートを回ろうかなと思った次第。旦那は連休中にあるレースに出てしまうので、いつもこの時期はソロ旅行です(笑) 宿はずいぶん前から(前日でもキャンセルできるビジネスホテル)、帰りの新幹線といくつかの電車は1ヶ月前から予約してました。

ゴールデンウィークの新幹線の混雑はもちろん知ってました。以前連休初日に「あさま」に乗って安中榛名に行ったこともありました。その経験から、大体40〜50分前に東京駅に着いて並んでいれば、自転車を最後尾に入れて座れるというイメージでした。

実は当初の予定では、初日は渋峠を越えて高山の桜でも見て長野へ行こうかなと思っていたんですよね。高崎までなら新幹線でも在来線でもどうにかなるので、行きの切符は取っていませんでした。ところが今年は桜も雪が溶けるのも早く、4月25日に行ってしまいました。善光寺をお参りしようとも思っていたのですが、それも4月25日に行けてしまいました(その日のブログエントリ)。

ルート再設定。昨年トランヴェールで飯山の菜の花を知り、「北陸新幹線が開通したら行こう!」と思っていたことを思い出しました。開業1ヶ月、長野からは乗ってますが、そこから先は未踏です。飯山まで輪行しようと思ったのが1週間前。念のため指定席見ておこうと思ったら、昼過ぎの新幹線まで満席だったのでした。ちょっと焦りました。これは以前の長野新幹線よりも厳しいかもしれない。

飯山に停車するはくたかの東京発は6:28。いつもなら出発30分くらい前に家を出ればいい感じなのですが、この日は1時間以上前に出発し、45分前にはホームに到着。それでもかなり並んでいました。自転車は最後尾に入れさせてもらえ、私自身も座れはしましたが、東京駅出発の段階で自由席の通路が満員になるほどの混雑です。こんな長野もとい北陸新幹線を見たのは初めてです。一体皆さんどこに行くのでしょう。

上野駅到着手前で、先行する上越新幹線の点検で5分遅れました。GWの混雑する時期に在来線で始発駅まで10分しかかからない上野駅で待ってるような悠長な人間はほとんどいません(個人的に上野駅に下り列車が止まる必要があるのか疑問に思ってます)。すぐに出発。しかし大宮駅ではたくさんの人が絶望的な表情で待っていました。この時点で指定席の通路とデッキも開放。乗り降りに時間がかかり、遅れが広がります。

軽井沢到着。そろそろ降りる人もいるかなーなんて思ったんです。全然。通路は全く空きません。私トイレ行きたいんだけどなーなんて思ったのですが、デッキなんて通勤列車状態になっていて、人をかき分けて行く気も失せます。

長野駅到着。そろそろ降りてくれないかと思ったのですが、これがまだ空かない。長野駅で降りようと通路で列が動くのを待ってた男の子2人組が、「やべえ、これ長野駅終点じゃないよ!」と慌てて人をかき分けて降りて行きました。

長野から飯山まで約10分です。私も降車準備をせねばと自転車を引き出し、デッキで待ちます。さすがに長野で多少は降りたので、飯山ではすんなりおろしてもらえました。無事飯山駅到着。富山まで連れてかれるかと思いました。北陸新幹線には、もっと普通の時期に乗って車窓をゆったり楽しみたいところです。

飯山駅の発車メロディは「ふるさと」でした。作詞家が地元なのだそうです。「飯山は私のふるさとじゃないけどね」と思いながら聞いてました。

飯山駅は、開業まだ1ヶ月の真新しい駅で、新幹線、在来線合わせて1日50本程度の電車しか止まりません。あれだけ混んでいた新幹線から降りる客も少なく、駅自体がものすごく綺麗、新築の匂いがしました。そんな乗降客も停車列車も少ない飯山駅ですが、駅自体は立派です。「通過駅に金はかけないぜ」と公言するJR東海とは違います。


駅前に机と椅子があり、輪行にも最適。柱の影に隠れていてわかりにくいですが、自販機は駅の入り口入ってすぐにあります。1階にNEWDAYSもあるので、補給や飲料を手に入れるのも楽です。

ここまでで一仕事終えた気分ですが、ここからが旅本番。まずは菜の花公園に向かいます。

(2)に続く


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