2006年11月24日

温泉と海

結婚5周年を祝って?1日休みを取り、伊豆の温泉に行ってきました。行きは一度乗ってみたかったリゾート踊り子号のグリーン車。知っている人は知っていると思いますが、トンネルの多いのを逆手にとり、天井が派手派手になるやつです(アルファ・リゾート21グリーン車のご案内)。出来た当初(もう20年くらい前?)は結構プラチナチケットだったのですが、今はそんなんでもないようで。さらにこんなオフシーズンの飛び石連休初日で、空いてました(と言っても一般の在来線特急のグリーン車よりも混んでると思いましたが)。今度はスーパービュー踊り子号の先頭車両に乗ってみたい私でした。相方は黒船列車に乗りたいそうです。黒船列車は伊豆高原の駅に停車してましたが、23日は運行が無かったので、また今度。

せっかくだからおいしいものを食べて、海を見ながらゆっくり温泉に浸かりたかったので、選んだのがレストラン併設の「ホテル海」。私のお気に入りは、正面が180度海の屋根の無い露天風呂。初日は少し雨が降ってしまったのですが、翌日の朝は雨もあがり、強風のお陰で景色もとても綺麗でした。ただ脱衣所の扉から風呂桶までの数歩がめちゃ寒い〜。でも一度浸かってしまえば、頭は海風を受けて気持ちいいし、何しろちょうど目の高さが水平線という贅沢な風景で、ちょっと長湯をしてしまいました。またロビーには暖炉があって、それに本当に薪で火を入れてくれるんです。これはなかなか良いです。エアコンだとどうしても空気が乾く感じがするのですが、暖炉は暖かいという感じがしました。夕食は旬の魚などを取り入れたフレンチ、朝食はこれまた魚介類が入った和食。お魚サイコー。というか、2日間食べ過ぎ。

そうそう、地震が夜中に起きたんです。突然の横揺れに私は飛び起きたのですが、相方は全く気づかず。普段でも初期微動の震動で起きる私は、いきなり本震が来た今のはほぼ直下に違いないと思ってテレビを付けようか迷いながらも、あまりの眠さに再び寝てしまいました。帰ってきて確認したところ、やはり震源地は伊豆でした。

2006年11月20日

図書館界の展覧会

例年この時期になると図書館総合展が開催されますが、もうこの展覧会も8回になるんですよね。今年結構面白かったのが、Web2.0的な情報検索システムの展示です。図書館にも様々なベンダーさんが説明会にいらっしゃいますが、どこも頑張ってるなーという感じがします。もう随分前から図書館で扱うものは本だけじゃないとは言われてましたが、それでもCDやDVDはモノが存在するものでした。しかし現在主流になりつつあるのは、形のないサブスクリプションモデルの電子ジャーナルや、契約の必要もないインターネット上のフリーデータベースだったりします。近代デジタルライブラリーなど、無料と言っても十分学術利用に耐えうる(それどころか料金取ってもおかしくないような)データベースや、オープンアクセス(無料で誰でも見られる)ジャーナルが増えている中で、そう言うものを無視しては図書館もやっていけない状況にあります。だからといって、常にリンク先を監視してるわけにもいかず、なかなか難しいものです。

予定していたプレゼンテーションの合間に、展示ブースでつかまったり、NetLibraryの日本語本導入などの話もあったので、その辺りの今後も少し聞いてたりしたら、以外と時間が無かった・・・。来年はまたもっと変わってたりするのかしら<検索システム。これからその辺りの変化は面白そうです。

2006年11月15日

情報=コンピュータではないと思うけど

「情報後進国に転落しかねない」、高校の未履修問題に情報処理学会が苦言:ITpro

私の頃は『情報』なんていう科目は無かったので、情報という科目が如何なる科目として規定されているのかはよく知りませんが、一般に「情報」と言った場合、単にコンピューターリテラシーとか、プログラミングの技術(それは(情報を処理する)「技術」であって、「情報」(そのもの)ではないですよね)なんかじゃなくて、情報をどのようにして得て、それをどのように読み解くか、というところが重要なんじゃないかと思うんですよね。例えば、将来に備えて投資をしようと思った場合、まず投資のために何が必要なのか、そして、どこへ投資するべきか、投資しようと思った会社(人)はどういう会社(人)なのか、過去に問題は起こっていないのか、現在の状況はどのようなものだったのか(前にホリエモンが、『会社四季報』を見たら、ニッポン放送とフジテレビがとても変な状況にあるのは明らかだったと記者会見で言っていたのを思い出します。)など、様々な「情報」を得る必要があります。それらを調べるにはどうしたらいいでしょうか。そんなに将来的な話じゃなくても、大学では多数レポートを書かされます。レポートを書くには、今までどのような研究がされているのかという調査が必須です。さてどう探しましょう?得られた情報をどう読むかというのも重要です。この情報は本当に信用できるものなのか、この統計とこの統計を比べてもかまわないのか。。。

そのための手段の一つとしてコンピュータがあるだけで、それがすべて「数学」と振り替えられてしまうという段階で、先生方の「情報」に対する認識が間違っていると言わざるを得ません。情報は国語能力でもあり、政治・経済でもあるわけですから。その一手段としてコンピュータを使った情報処理の方法やプログラミングの基本構想を学ぶのは悪くないとは思うのですが、本当に「情報」を学ぶというのは、そういうことではないと思うのです。

中央情報局(CIA)という機関があります。その「情報」は単なるコンピュータ技術ではないのは明らかです。「情報」を扱う機関が、何故大統領直下の中枢機関なのかを考えれば、『情報』と名付けられた科目が、他の科目(ましてや、一つの科目)に振り替えられるようなものではないことが分かると思うんですけどね。

2006年11月13日

NetLibraryに日本語書籍

とうとうキターって感じです。

紀伊國屋書店、電子化した和書を図書館向けに販売:ITpro

前から日本語の書籍(それよりも前に中国語が入るかと言われてましたが)が入るという噂はありましたが、やっぱりどこでも日本語は?って話になってたんですね。OCLCが提供するNetLibraryは、日本の独自の電子書籍に比べてPDFでの提供なので、ずっと使いやすいプラットフォームです。買うだけでなく、パブリックドメインに入った書籍が無償で提供されていたりするので、導入すれば結構な量の電子ブックが見られるのですが、何しろほとんど英語。一般の学部生には敷居が高いというか、勧めづらい感じだったんですよね。アカウントを取れば学外から(自宅から)も利用ができるので、学部生が使うような日本語の基本的な書籍とか、たくさん入ると嬉しいですね。

このデータベース、結構作りが面白いんです。同じ本は同じ契約のアカウントからは2人同時に見られないようになってます。図書館で本を買った場合、一人が借りてるともう一人は見られないですよね。それと同じ方式を採用してるのです。実際2人同時に試したら、やっぱりダメでした(笑)。コピーの監視も厳しくて、次々めくると(コピーを次々取っているのではないかと思われて)怒られたりします。リンクした記事にも10ページほどで警告が出ると書いてありますね。もう少し緩くても良いのでは・・・と思っちゃったりします。

2006年11月9日

本の流通方法

研修も3日目。古い本に関する研修会(書誌学や、修復、古典に関する知識などなど)なのですが、これが思った以上に面白い。7年も図書の目録をとっていたので、古い本には散々お目にかかってるし、本はこんな風に壊れるとか、セットものがすべて同じ版とは限らないとか、「あー、あるある」と思う一方で、まだまだ知らないこともたくさんあり、もっと早くにこの研修を受けたかったなーと思う毎日です。

いわゆる印刷技術が出来た当初の図書は、活字を拾って組み版し、それを全紙に印刷してそのまま頒布、購入者あるいは書店が製本してたわけですが、そのすべての段階で、人的なミスが混じる可能性があります。紙も活字も高価だったから、校正する間も印刷し続け、校正されたら印刷を止めて版を修正、続けて印刷。修正前のも当然流通に回るので、よく見ると同じ版でも内容が違うことがあるらしいです。多くの同じ本を集めれば、どういう風に印刷され、どこが修正されたかが分かるとか。印刷が終わった後まで版を残しておかないので、増刷したら活字を拾うところからやり直し。つまり増刷版はまた違ったりすることも・・・。へーの連続です。

しかし、全紙で配って各自が製本するのって、良いなあと思うのです。背表紙とか綺麗にそろって美しいですよね。本も徐々にデジタルデータでの配布が増えると思うのです。前にも書いたように思うのですが、今回改めて思ったのが、そのデジタルデータの頒布に「製本注文」みたいなサービスを付けたら良いんじゃないかな〜ということ。表紙は自分の好きな絵柄や写真を使っても良いだろうし、ある程度見本みたいなものから選択出来ても良いでしょう。中世の活版印刷本って、天地も綺麗に装飾されてたりするんですけど、ああいうサービスも復活したら面白そう。中身を読むだけで良ければ、デジタルデータのプリントアウトや、デジタルデータそのものを読むだけで終わりにしてしまって、お気に入りの図書は製本するとかでも良いのではないでしょうか。製本費って結構高いし、そもそも本を読む人が減ってるのに、そんなサービス成り立たないかしら。

2006年11月6日

SNSと言語圏-570万の巨人と1億の黒船-

SNSの未来で書いたとおり、「そろそろ日本上陸?」と言われていたMySpaceの日本語ベータ版が公開されているようです。日本にはmixiというSNS界の巨人がいますが、日本語の壁を突き破ってmixiの牙城を崩せるのか、なんとも言えません。他の言語でコミュニケーションしたい人なら既に登録してるだろうしなあ。SNSっていろいろとあるようですが、どこが違うのかいまいちよく分かっていない私です。また、日本語圏がそもそも世界の中では非常に小さく、一方で日本語をネット上でハンドリングするのはとてつもなくやっかい。英語圏で十分成功しているサービスが、あえて日本語圏を相手にすることにどのくらいの(投資的な)意味があるのか、という問題もあると思うのです。逆にmixiにしてみたら、日本語圏という小さい範囲にとどまらず(恐らくその中にいる以上は今の500万人レベルで頭打ちでしょう。)、例えば英語化して海外へ進出という考えはないのかしら。いや、中国語化でもフランス語化でも良いんですけど。

ネットの世界になって、物理的な距離が非常に小さくなったのとは逆に言語圏の壁が大きくなってきたように思うのですが、その中で日本語や韓国語のような非常にマイナーで、かつ使用人口も少ない言語の言語圏は、大きな危機に直面しているのかもしれないなぁと最近思うのでした。

なお、MySpace日本語版については今朝ほど「ソフトバンクがMySpaceと提携する」という報道がありましたが、それについてはノーコメントなんだそうです。また日経の先走り?

2006年11月5日

我が故郷

我が故郷千葉県が、「垢抜けないイメージ脱出」を願って、統一ロゴを作成したそうです。こんな感じの。






新しい千葉県ロゴの作成について

なんかビミョー。
千葉は垢抜けないところが良いんだと思うんだけどなー。

2006年11月3日

馬なり1ハロン劇場が見やすくなった

馬なり1ハロン劇場

実際の競馬をネタにして、競走馬がしゃべる漫画・よしだみほの『馬なり1ハロン劇場』。毎週1話分がネットで見られるのですが、最初の頃はものすごい容量のPDFを使っていて、見るまで一苦労だったんですよね。つい最近、そのPDFの表示がものすごく速くなって、ファイルを改善したのか、それともReaderがよくなったのかなと思ってたのです。今日見たらさらにヴァージョンアップして新たに「プラグインフリー方式」になっていました。ブラウザ上で本を読むような雰囲気で見られるタイプです。パソコン上で見ていると、やや右から左にめくるのに違和感があるのですが(左カーソルが次へ、ってなんか変)、結構綺麗だし、なにより表示が速い。大学で買っているNetLibraryや、Safari(ブラウザじゃなくて、電子ブック用プラットフォーム)もこのところ立て続けにヴァージョンアップして、大分見やすくなりましたが、電子ブックも最初の頃と比べると進化しましたね。

この見やすさにやや感動し、そう言えば最近日本も電子ブック増えたらしいよなあと検索してみました。私の場合、まずMacという壁があるので、Macで使えそうなのを探してみると、.bookというファイルと、HTMLやTXTなどOSに依存しないタイプ、そしてPDFのだと読めそうです。ただ有名どころでもMacで読める形式での配信が少なかったり、タイトルも数、内容ともに不満が残るラインナップ。どちらかというと漫画の絶版本とか読めるのが売りだったりするのかな。

うーん、日本での電子ブック普及はまだ先のことのような気がしてきました。まあ権利者が、著作権の「権利」ばかりを主張して、媒体変換やネット頒布を極端に制限している限りは、すべての表現形式においてネットによる流通は先のことのようにも思いますが。。。

2006年11月1日

SNSの未来

最近、「もしかして、自分は結構ネット界の平均年齢として高いほう?」と思うことがあります。随分昔に【25歳以上】FNS歌謡祭【オッサン専用】という2ch実況スレがあったことを思い出したのですが、やっぱり最近のネット周りの主役は10代なのでしょうか。そして、彼らがネット界に入ってきた足がかりの一つがSNSだったようにも思います。ふと学生さんが操作するパソコンを見ると、あちらでもこちらでもmixiのオレンジ画面が見られます。実際学生サークル関連のコミュニティもたくさんあります。

でも大人気のSNS、注目されて良いことばっかりじゃないようです。アメリカでSNS界を牽引し、とうとう日本上陸か?と言われているMySpace。

In Teens Web World, MySpace Is So Last Year - washingtonpost.com

日本では今mixiがMySpaceと同じ位置にいるかと思いますが、人が増えれば増えるほど、人気が出れば出るほど注目され、誰か(例えば学校の先生とか)に見られる可能性が高くなり、それは特に10代にとってはうざいことであるのが何とも皮肉。mixiにも様々な事件がありますが、人が増えたからこそ起きるセキュリティやプライバシーの問題点も、ネット上なのに個人情報が無防備に晒されているSNSだからこその危険性とも言えます。今でもチェーンメール的コピペ書き込みが問題になったりするネットリテラシーの低さや、様々な書き込みの無防備さを見ると、ネチケットとかいうこれまた一昔前の言葉を全く知らない人たちが、初めてネットで使う「発信」サービス(モノを買うとか、検索するとかいう受動的ではない、自分から何か情報を提供するサービス)がSNSだったりするのかもしれません。

ただ、そうした情報をすぐさま吸収し、危険を習得して成長していくのも若人の特権。危険性や、不満点に対する対処をしないと、彼らはすぐに次のサービスへと大挙して移ってしまうそうです。「MySpaceなんてもう過去のもの、今はみんなFacebook」と。新参のGoogleがあっという間にYahooを追い越したのも、そのサービスが受け入れられたからですよね。検索エンジンの立ち位置は大体決まってきたような気がしますが、SNSとか、Web2.0的と言われるサービスはまだ黎明期。これから何が台頭するのか、あるいはどういう形に落ち着くのか、全く分からないと言ってもいいかもしれません。