2008年7月26日

暑いのに涼しそうな花

ユリってなんか清楚な感じですよね。しかも香りも強い。草花がてんでダメな私は、ユリは春に咲く花だと思ってたんですが、実際は暑さが厳しくなってくる7月下旬に咲くそうです。

今日はそんなユリの仲間を見てきました。



お名前はカサブランカ。

近くで見ると意外と花びらが肉厚で、妙なトゲトゲがついています。大きな花の真ん中から真っ赤なおしべが出てて、1つの茎に何個も咲いている様は、清楚なイメージからはほど遠く、派手で、色こそ違うけど、形状がハイビスカスに似てるなと思ったのでした。改めて見ると確かに夏っぽい花です。



カサブランカは、よくブーケで使われるそう。ただ、ブーケで使われたり、切り花として飾られるときは、この赤いおしべは切ってしまうそうです。確かにこれ服についたりしたら取れなさそう。私の三脚にも赤い花粉がつきましたよ。

ちょうど見頃、というところですが、昨晩の局地的な大雨で、斜面一面に咲いていたであろうカサブランカの大半は倒れてしまっていました。残念。



こっちはちょっと違う種類なのかな。

2008年7月24日

ギフト / 日明恩著

ギフト

ギフト
著者: 日明 恩
出版者: 双葉社
発売日: 2008-06-17



店員をしているレンタル屋に毎日現れる男の子がいた。彼はいつも『シックス・センス』のパッケージを見て泣いていた。ある日、その男の子を交差点で見かけた。見るともなしに見ていると、突然彼は何かから逃げるように道路へと飛び出した。

映画の『シックス・センス』を見てない人は見てから読んだ方がいいかも、というお話。あの設定をそのまんま取り込んで、連作短編集にしたものです。かなりベタな泣ける物語、なので、そういうのが好きな方におすすめ。

2008年7月21日

モカショック

近所にあったその場で生豆を焙煎してくれるコーヒー豆屋がなくなってしまい、コーヒー難民となっている我が家です。以前からたまに買っていた銀座のコーヒー豆屋に、休みの日とか、寄り道した帰りにとかに寄って、買ったりしています。突然頻繁に訪れるようになった客が、毎回のようにモカマタリを購入していくので、「モカ党」と認識された模様。

今日も再びモカマタリを買ったところ、「実はですね・・・」と切り出されました。「もうモカマタリの在庫が無いんです。早ければ今月末にはマタリは完売になってしまいます」

ああ、そう言えば昨日、残留農薬が基準値を上回っている品が頻繁に出たせいで、輸入がストップしているというニュースが出てました。エチオピア産の話だったと思ってましたが、イエメン産(マタリはイエメン産)も?

珈琲屋のお兄さん曰く、ニュースになったのは最近だが、数ヶ月前から業者間でモカの争奪戦が続いてるとのこと。特に人気のあるマタリは在庫が少ないそうで、「多分マタリから切れます」という最後通告を出されてしまいました。うーあの香りが好きなんだけどなー。

かなりイメージは違いますが、やはり香りがよく、コクのあるゴールデンマンデリンも好きなので、ゴールデンマンデリン入れてくれないかなぁ。

2008年7月20日

梅雨明け、でも何か足りない

首都圏も梅雨が明けて、3連休は良い天気が続いています。花火大会も行って、蚊にも刺されて、「夏だなあ」という感じになってきました。が、今年は何か物足りない。何だろうと改めて考えて思って気づきました。

セミの鳴き声が全然しないのです。

例年、この時期になると、セミと戦うエントリを書いている私。例えば、去年の7月24日とか、一昨年の8月4日とか。

あまりセミは好きではないので、ベランダや階段でひっくり返ってたり、壁にぺっとり張り付いていたりしないのは良いのですが、やっぱり夏なので全くセミの声がしないというのもちょっと寂しい。これって、私だけかな〜と思っていたら、こんな記事が朝日に載ってました。

asahi.com(朝日新聞社):セミ時雨 ちょっぴり足りない?夏本番 梅雨が影響か

今年はセミは少ない年なのかな?まだ夏本番までは間があるのかもしれません。いや、気温はもうこれで十分なんですが。

Amazonで本を買ってコンビニで受け取るpart 2

先日書いたとおり、今度は出勤前に注文して、いつ届くかやってみたのですが、今度はもう少しかかりました。

18日金曜日の朝、お急ぎ便なら今日中に届くと書いてある本を注文

19日昼頃、発送しましたメール

20日18時以降受け取りできますメールが20日朝届く

という流れでした。

一方、18日夜中に、あーこれ欲しかったんだったと思った本を、「お急ぎ便」で注文したところ、19日の18時頃家に到着しました。

結論としては、

お急ぎ便、最強

かも。

とりあえず花火を見に行った帰りに貰ってきました。

2008年7月18日

資料使えないって、やっぱり致命的

最近、あちこちの図書館で耐震補強工事とか、アスベスト除去作業といった理由で、長期に資料が利用できないという現象が起きています。私の職場でよく案内する図書館のうち、最も致命的だったのが東京大学の東洋文化研究所史料編纂所。いずれもここにしかない貴重な資料の宝庫で、利用したいという学生・教員が頻繁に来ます。東文研資料だと思って無くても、検索してみたら実は東文研にしかないということもあり、カウンターで「ああ、今東文研は入れないんですよ」と何度言ったことか。東文研はようやく秋から通常営業に戻るみたいで、ほっと一安心。

と思ったら、今度は東京都立中央図書館ですよ。学術的な資料なら、大抵他の大学図書館でどうにかなることが多いのですが、「大衆誌の古いものを通覧したい」なんてときや、「急いでるから、今日見たい」と言われたとき、近いし、日曜も開いてるし、資料も豊富なので、ものすごく重宝してたのです。「それなら都立中央はどうですか?」と言えたので。国会だと通覧するのには時間がかかりすぎるし、資料請求の受付は18時までです。一方都立なら21時まで開いてますし、国会ほど閲覧に制限がありません。ところが先月だったか、歴史の長いある女性雑誌の昭和初期のものを何年分かまとめてみたい、と言われ、それなら都立が・・・と検索してみたら、

* 改修工事のため、中央図書館の新聞・雑誌はご利用になれません。

というつれない文字が表示されるではないですか。何かと思ったら、トップページに

改修工事中です。(5月1日〜12月31日)

というお知らせが。それを知った日は部署内で大騒ぎしたものです。

今、筑波大学も耐震補強工事のため、一部資料の閲覧が制限されているそうです。特に研究者の方にとっては死活問題ですから、ブログ等で話題にもなっているようですが、それに対して院生さんから反論が。

結局、置く場所がないんだって—筑波の蔵書一部使用不能問題 -(電子図書館はかたつむりの夢をみるか)

こういうサポーターがいる図書館は良いですよね。図書館員じゃなくて、利用者の立場から図書館擁護に回って貰えるのは、とてもありがたいことだし、図書館冥利に尽きるという感じがします。こういうことって、ちょっとした誤解や、勝手な憶測から「みんなが文句を言っている」という状態になりかねないところがありますから。こんなサポーターがたくさん作れる図書館になれるように努力したいなあと思う今日この頃です。

2008年7月16日

お巡りさんの帽子

今日、大学近所を歩いていると、おばさんが自転車で警邏中のお巡りさんに道を尋ねていました。大学近所は入り組んだ道が多く、今時の都心とは思えないくらい複雑で、いまだに袋小路があるような場所なので、お巡りさんも地図を見せながら説明しています。ちょうど私が近づいたとき、お巡りさんの説明が終わり、おばさんがお礼を言っているところでした。

お巡りさんも小さく会釈を返して、再び自転車に跨り、手に持った地図を・・・

さっと制帽を外して頭に乗せ、再び制帽をかぶったのです!

いや、もしかしたら制帽にポケットみたいなものがあって、そこに素早く入れたのかも知れません。しかしそんなことはどっちでもいいのです。

なんでなんで、地図を頭に乗っけてるの〜!!>お巡りさん!

あまりに興味深くて、もう少しで去りゆくお巡りさんを引き留めて聞いてしまうところでしたよ。結構若い感じの、いかにも「警官風」のお兄さんだったので、ウケ狙いでそんなことをしているように思えず、「もしかしたら、制帽には地図入れポケットがあるんですか?」とか、「頭に制帽と地図は、お巡りさんの規則ですか?」とか、聞きたいことが頭を駆けめぐります。

でも確かに警邏中に道を聞かれることは多いでしょうし、そのたびにあの鍵がかかってそうな自転車の荷台の箱を開けたりするのは面倒でしょう。かといって手にもって自転車に乗るわけにはいかないし、ポケットに入れると漕ぐときに邪魔だったり、ふとした拍子に落ちたりするのかもしれません。制帽に入れてしまうというのは賢い方法です。

ただ、あの堅そうな警官という感じのお巡りさんが、そこまで考えついたとしても、実際に頭に地図を乗っけて出かけるとはとても思えません。制帽にポケットがついていて、元々そういう作りになっているか、あるいは先輩から連綿と受け継がれてる知恵の可能性が高そう。

もし彼オリジナルでないのなら、あの衝撃は絶対に誰かネットに書いてるはず。そう思って「お巡りさん 帽子 地図」でググると、やっぱり「お巡りさんが帽子から地図を取り出した!」という驚きの声がいくつかありました。

あとは制帽に地図用ポケットがあるのか、そういう知恵として受け継がれてるのか、警察博物館にでも行って真相を確かめよう・・・と思ったのでした。

2008年7月15日

空いている車両

ちょっと前に路線の延伸も含めた時刻表改正があり、試行錯誤の毎日が続いています。前も書いたかと思うのですが、私が乗っている路線はY字乗り入れをしている路線なので、1本ごとに行き先が全然違います。また、その間に急行があったりして、途中で抜かされる各停と、そうでない各停と両方があります。

途中で座りたいなら、なるべく昇降客が多い駅の出口に近い車両を狙うという手もありますが、いろいろやった結果、私が出勤する時間は通常の人と比べて早いので、大抵もっと先まで行く人ばかりということに気づきました。途中に大学があるので、テスト勉強をしている学生君の前を狙ってたけど、「あーこっちの大学じゃなくて、もっと先の大学だったのね」と思ったこともありました。逆に、どうせ立ってるなら、車両が空いているほうが快適です。中途半端な場所がやはり空いているということに気づき、その辺りで乗るようになりました。

ところが、気候が完全に夏に変わって、少し変化が現れてきました。1両だけ、妙に空いてる車両があるのです。一昨日、たまたま駅についたのがギリギリで、いつもの車両の場所まで歩いていけず、一歩手前の車両に乗ったら、いつもよりずっと空いています。「あれ、もう学生が夏休みだから空いてきたのかな〜」と思ったのです。ただ、隣の車両はいつもの混雑具合なので、「明日もここにしよー」と車両番号を確認しました。

そして今日、なんとその車両だけ席が埋まってないのです。空席は一つや二つじゃありません。遅番のとき以外、今まで一度も座れたことなんてなかったのに、余裕で座ることができました。そのとき、扉のところに貼ってあるステッカーに気づきました。

弱冷房車

今日暑かったですからねー。隣の車両を覗くと、やっぱり混んでます。座れることよりも、涼しい方を選ぶ人は多いのでしょう。実際のところ、私の乗る路線は寒すぎるぐらい冷房をかける路線で、弱冷房車でちょうどいいくらいなのですが、上着にネクタイとかしてる男の人はそうではないのかもしれません。

明日もまた弱冷房車狙うぞー。

2008年7月13日

[exhibition]対決 巨匠たちの日本美術

雑誌『国華』創刊120周年記念の展覧会が東京国立博物館平成館で開かれてるので行ってきました。事前には全く情報を得てなかったのですが、東博のメルマガで開催のアナウンスがあって、意外と(失礼)面白そうだったのと、ちょうど平常展で見たい作品もあったので、予定に入れていたのです。

古代から現代まで、日本の巨匠を言われる人々を、師弟対決や、同じ画風対決など対立形式で展示し、同じ技法でも全く違うイメージを与える巨匠たちの作品を並べて比較するという、国立博物館にしては世俗的で斬新な展示方式が目玉。雪舟や長谷川等伯作の国宝や、光悦、写楽から横山大観まで、それ一人だけで十分展覧会が開けるような巨匠の代表作を一度に見られるというのはなかなか無い機会なのではないでしょうか。いずれも教科書に絶対出てくるような有名人なので、夏休み期間にあえて開いて、子どもたちの学習材料にということもあるのかもしれません。古代の仏像とはまた違う迫力で私も好きな円空もあったので、「うぉーこれは行かなくては」と思っていたのでした。

それほど大々的な展覧会ではなかったせいか、それほど混雑はしていませんでしたが、やはり日本美術の目玉だけを集めてきた展覧会で、内容はこれでもか、というくらい目玉作品ばかり。ちょっと疲れました。その人の作品を初期から最後までじっくり解説する方式ではなく、ザ・ベストを並べている展覧会なので、逆にそのすごさを通り越して、日本美術の流れという形で見られたかなとも思います。改めて思うのは、どれもこれも今は日本美術の宝と言われるような作品だけれども、これって結局「日本の流行の歴史」みたいなもんだよなあということ。特に絵は、屏風にしたり、ふすまにしたりしているもので、いわゆる家具の趣味の変遷を見ているようなものですよね。もちろん途中にある楽焼・京焼なんかも、小道具として使うものですから、生活の一部とも言えます。解説にも永徳は売れっ子過ぎて、最後のほうは緻密な絵を描くことができなくなっていた、なんてくだりがありましたが、当時はこういう金ぴか襖が、上流階級の趣味として流行してたってことだよなあと思ったのです。500年後、同じように現代を見た未来の人たちは、今の人たちの趣味をどう思うのでしょうね。

楽焼は長治郎がアクの強い光悦よりいいなあとか、でも円空と木喰なら、素朴で荒々しい雰囲気の円空がいいなあとか、運慶快慶はどっちも好きかもとか、自分の感覚で比較していくと面白いと思います。中でも目を引いたのが、長沢芦雪の『虎図襖』(裏の猫も見てみたい!)と、「狂気の一歩手前」と解説されてた曽我蕭白の『群仙図屏風』(確かにあの色遣いはすごい)。でも自分の家に襖を描いてもらうなら、長谷川等伯かな〜(贅沢)。

2008年7月10日

Macで見られないYahoo!動画、iPhoneに対応・・・。

iPod touchが日に日に欲しくなってる私です。

WindowsからMacに乗り換えたとき、結構違うなーと思ったのがフリーソフトの少なさ。Windowsの時は、これ困ったなということがあっても、大抵フリーソフトが作られていたりして、とても助かりました。また、安価で高機能なシェアウェアも充実していて、私のPCは、ほとんどがそういうソフトウェアで動いていたように思います。

そしてもう1点が、動画系サイトが全然見られないこと。YouTubeやニコ動はOKですが、著作権管理の厳しいGyaOやYahoo!動画はダメ。GyaOはSilverlightに対応しはじめてて、Macでも見られるようにする努力はされていますが、まだまだ本体は見られません。Yahoo!動画に至ってはSilverlight対応するとか言っておきながら、その気配さえ見せてません。

腹立たしいのは、無料の動画でさえ、Macには見せないことです。



そのためにWindows環境を細々と残してましたが、滅多に使わないPCをメンテナンスするのが面倒で、どうしても見たいときは相方のPCを借りたりしてます。この前のFREEDOM SEVENも相方のPCで見ました。

そんな風にメインストリームから外れてるってだけで、あらゆるサービスが後回しにされてるMacですが、同じAppleの発売するiPod/iPhoneは違います。モバイル界では超メジャーデバイスです。

iPhone 3Gが発表され、アプリケーションが自由に作れるSDKも公開されて、このところ毎日のように「○○がiPhoneに対応」というニュースを見ます。最初からiPhoneと相性の良いGoogle系サービスはもちろん(そのGoogleのサービスもCalendarとか最初の頃はSafariに対応してなかった)、モバゲータウンも、ゲームの上海も、Hotpepperも、なんだかメジャーサイトが次々とiPhone/iPod touch対応を発表です。駅探とかNAVITIMEとか、iPhone/iPod touchだからこそ便利そうなサイトも真っ先に対応を表明しました。

そして、最も衝撃を受けたのが、Macではどうしても見られなかったYahoo!動画さえiPhone対応になったこと。

Yahoo! JAPAN、iPhone 3Gに対応。動画コンテンツも提供(ImpressWatch)

言われてみると、iPhoneってソフトバンク(=ヤフー)から発売されるんですもんね。

私の中で、iPodとかiPhoneってMacの一部だけを切り離して持ち歩く用デバイスって印象なんです。Macは母艦で、iPodは子機。その母艦で見られないのに、子機で見られるって、なんか変な感じ。GyaOもSilverlight完全対応を待つより、iPod touch対応のほうが速いかもしれないですね。。。

iPhoneがiPod touchより安いのは、いろいろ大人の事情があるからで、touch値下げは厳しそうな感じ。一方で秋口には新iPod touchが発売されるのでは、という噂もあり、もうちょっと待ってみる予定ですが、うーやっぱり欲しいなあ。。。

(2008/7/12 追記)
iPhone/iPod touch用Yahooサイトですが、「iPhoneかiPod touchでしか使えない」のは、単にUser-Agent見てるだけなんですって。だから、ブラウザのUser-Agentを偽装変更すれば、MacからもYahoo!動画にアクセス可能。

このあたり見ていただくと、PCからのアクセス方法が書かれてます。もちろんFirefoxでも可。Firefoxなら、User-Agent Switcherを使えば、簡単にUser-Agentの変更が可能です。

2008年7月9日

Rのつく月には気をつけよう / 石持浅海著

Rのつく月には気をつけよう

Rのつく月には気をつけよう

著者: 石持 浅海
出版者: 祥伝社
発売日: 2007-09-01



長江、熊井、夏美の3人は学生時代から、たびたび長江の家に集まり飲み会を開いてきた。長江が何かつまみが手に入ったというと、熊井や夏美はお酒を持っていそいそとやってくる。最近は誰かがゲストを連れてきて、新しい話題を提供するのも習わしになっていた。

生ガキ、チキンラーメン、チーズフォンデュ、角煮、ぎんなん、そば粉のパンケーキ、と美味しそうなつまみに、これまたぴったりのお酒。北森鴻の香奈里屋シリーズを思い出すような描写に、とにかくお酒のおつまみと、それに合うお酒を飲みたくなる本です。特に生牡蠣いいなあ。でもストーリーも連作らしい仕掛けがあったりして、なかなか侮れません。おすすめ。

東京島 / 桐野夏生著

東京島

東京島

著者: 桐野 夏生
出版者: 新潮社
発売日: 2008-05-01



世界一周の船旅に出た隆と清子夫妻。ところが途中で船は遭難し、無人島へと流されてしまった。しばらく2人で暮らしていたところにやってきたのが、与那国島でのきついバイトから逃げ出してきた青年たち23人。彼らはいつしか島をトウキョウと呼ぶようになった。トウキョウでは様々なことが起こり、そして5年の月日が流れていた。

遭難から始まって、なんとか逃げだそうとして、でも逃げられなくて、無人島でサバイバルをするイメージで読み始めたのですが、どうもそんな感じじゃないのです。最初から既に5年経っている無人島での生活。女は既に中年の域に達している清子だけ。それぞれ少しずつおかしくなっているような島で、既に脱出はとうの昔に諦め、非文明的な生活をしている日本人たち。かなりヘビーはお話でしたが、後半はあっと言う間に読んじゃいましたね。読んでから気づいたのですが、これって連載だったんですね。トウキョウと名付けられた無人島での生活を、いろんな視点から描いていたから、全体としてのストーリーとしては少し変な感じだったのかな。

2008年7月8日

日本の新しいニュースメディアは映像から来るか

昔、ブログが登場したときに、「新しい個人メディア」みたいな言われ方をされていました。実際アメリカでは9.11の際にブログが威力を発揮して、「新しいメディア」ともてはやされた記憶があります。

日本では、ブログというと有名人の結婚発表の場とか、コマーシャル的に使われているイメージが強いですし、もともとWeb日記という素地はあったので、一般の人たちも(私もこうして)ブログを書いているのですが、あくまで日記的な要素が強く、実際のところそれほど強い影響力は無いように思います。

どちらかというとニュース的な要素が強いのは、2ちゃんねるのほう。張り付くようにネットワークのことを見ている人たちが、よくもまあ見つけたなーというネタを、既存のマスメディアよりもずっと速く報じたり、あるいはマスメディアは見逃してしまうことや、マスメディアが報じないようなことを(良くも悪くも)拾ってきて、ネタにするようにもなりました。最近ネットで話題になったネタを、既存のマスメディアが後追いで報じるのもよく見ます。正に「事件はネットで起きている」という状況です。

2ちゃんねるの実況板をそのまま映像にしたような「ニコニコ動画」が出てきて、こちらもすっかり定着。前のサイトでもニコニコ動画が面白い(2007年2月9日)というエントリが書きましたが、日本人の視聴行動にぴったりだったのか、順調に利用者数も増えてるようです。既存メディアのコンテンツも入るようになったりして、話題になってます。こちらもまた、映像が持つ強味を遺憾なく発揮したネタが次々と現れて、ネコ鍋から事故の瞬間まで、ありとあらゆる映像が、マスメディアではなくネットに先に流れるようになりました。中にはニコニコ発ヒット曲まで生まれているようで。

こうした流れの中で、先月秋葉原無差別殺傷事件が起きました。UstreamというYouTubeの生放送版みたいなサイトがあるのですが、当時秋葉原にいた人がここで実況中継したりして話題になります。その是非を含めて、個人が提供する映像が、マスメディアではなく直接ネットで流れたということは、報道における発信者の立場の大きな転換点だったのではないかと、新聞記事でも報道されました(2008/6/23)。

7月11日、iPhoneが発売されます。ソフトバンクの旗艦店である表参道店では、午前7時から先行発売することが決まっているそうで(ソフトバンクのプレスリリース)、既に並んでいる人もいるという情報(CNET Japan)が入ってきてますが、この先頭の方、その模様を自分のUstreamチャンネルで生放送しているのです(22時前に電池が切れて中断中)。途中にテレビの取材が入ったりしているのもそのまま放送されてます。「こんな絵を撮りたいんですけど」とか、打ち合わせの様子まで全部。縁石に置かれたノート型MacのiSightから撮ってるものなので、構図とか全く考えられて無いんですけど、その様子がリアルで面白いんです。チャット機能もついているので、ちまちまとコメントが入るのですが、それを読んでリアルタイムに画面の向こうで反応してるので、距離感が妙な感じ。テレビクルーが映している様子も見えましたが、その状況はもうテレビで放送されるずっと前に、世界中に放送されてるわけです。

新聞に対して、テレビは映像と速報性という武器で一気にトップメディアに躍り出ました。ところが、速報性という意味ではネットにはかないません。ただ単に速報性というだけでなく、日本全国に散らばる個人が、目の前で起こる大小様々な事件を次々と「報道する」という現状は、今日この生放送を見てたら、報道の主体が新聞からテレビへと移ったのよりも、もっとずっと大きなパラダイムシフトが来ているのではないかと思いました。文字情報が主体のブログが「個人メディア」なんて騒がれたのとは、レベルの違う波が来てるんじゃないかと感じます。

2008年7月6日

[movie]インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国


原題: Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
監督: スティーブン・スピルバーグ
原案・総指揮: ジョージ・ルーカス
出演: ハリソン・フォード、ケイト・ブランシェット、シャイア・ラブーフ、カレン・アレン、ジョン・ハート、レイ・ウィンストン
2008年/アメリカ/カラー/123分

1957年。旧友マックに嵌められ、イリーナ・スパルコ(ケイト・ブランシェット)率いるKGBの魔の手から命からがら逃れたジョーンズ博士(ハリソン・フォード)は、今度はFBIにアカの疑いをかけられ、大学を休職になってしまう。失意の中、街を離れようとしたジョーンズに声をかけてきたのが、マット・ウィリアムスという若者だった。ジョーンズの同級生のオックスをよく知るというその青年によると、オックスは伝説であるクリスタル・スカルを探り当てたが、マットの母親と共に行方不明、母親からマット宛に意味不明な手紙が届いた。手を貸して欲しいというのだ。マットと共にペルーに向かったジョーンズの前には、再びKGBの影が・・・。


前作からなんと約20年。最近次々と「終わったはずのシリーズもの」の続編が○○年の時を経て公開!みたいなのが流行りですが、これもその一つです。映画の中でも時間は流れており、舞台は『最後の聖戦』から約20年後の1957年。共産主義が徹底的に嫌われ、FBIがアカ狩りで勢力を著しく拡大した頃。ソ連との仲も非常に悪かった時代で、今度の敵はロシア人たちです。

ただ、そんな時代背景は全く関係なく、このCG全盛の時代に妙に古くさい絵とか、骸骨と謎のしかけがいっぱいの遺跡とか、そして元祖ジェットコースター・ムービーの面目躍如のストーリーとか、とにかく「これぞインディ・ジョーンズ」があちこちに見られて、とりあえず楽しめます。いや、いきなりこれを見て楽しめるのかどうかは分からないですが、少なくとも3部作をリアルタイムで見てた人には、何らかの郷愁を感じさせる映画です。多分バブル前の日本の社会も明るかった時代の映画だからかもしれません。

あえて映画の中も20年時間を進めたのは、ハリソン・フォード自体が年取ったってことなのでしょう。ただ、単に20年歳を取らせただけじゃなくて、それをうまくネタに使ったり、その時間の経過を別のストーリー展開に持って行く辺りはうまいなあと思います。「作られる予定の無かった続編」は賛否両論ありますが、この映画に関して言えば、まあこれはありかなーという気も。いくつか3部作を見てた人用の「ちょっとしたネタ」が仕込まれてますから、それを探しながら見るというのも一興ではないでしょうか。最低でも『レイダース 失われた聖櫃』は見てからのほうが楽しめるかもしれません。

2008年7月5日

ダビング10開始、でも本当に欲しい機能は

昨日はあちこちのニュースでやってましたが、ダビング10が解禁され、古い機種についてもここ1年くらいに発売された機種ならダウンロード対応されるというアナウンスがされました。

我が家が地デジチューナーつきDVD&HDDレコーダー(長いので、以下レコーダー)を買ったのは、2007年4月でしたが(製品自体は2007年3月モデル)、無事ダウンロード対応してくれました。でもなあ、冷静に考えて本当にHDDに録画したものDVDにダビングしますか?

我が家にレコーダーが来て、1年以上が経過しました。私はほとんどスカパーの番組録画ですが、相方は地上デジタル放送も録画したりしています。つねに40本くらいの番組が入っている状態で、「早く見なよー」と互いに言ってるのですが、二人とも1度もDVDにムーブしたことがありません。我が家に必要だったのは、HDD&DVD一体型ではなく、HDDだけ大容量型だったのかもしれません。ただ、残念ながらHDDだけレコーダーってそんなに売ってないんですよね。余計な機能を付けなくていいから薄型で安くできると思うのに。

そして、コピーワンス縛りが無くなった今、私が本当に欲しい機能は、レコーダーに直接接続しているテレビだけじゃなく、家庭内LAN回線などを通じて他のテレビやパソコンで見たいというもの。他のテレビで見るためにわざわざDVDに焼いて、もう一台のテレビにもDVDレコーダーが必要で、ってナンセンスですよね。一般的に考えても、リビングのテレビじゃなくて、自分の部屋のテレビとか、寝室のテレビとか、あるいはお風呂のテレビとかで見たいとかあると思うんですよね。複数の部屋に複数のパソコンやテレビがあったとして、録画機は1個。それぞれの端末(テレビやパソコン)からその録画機にアクセスして、好きな番組を見られるってとても便利だと思いません?

今もLANケーブルが挿せるソケットを松下や東芝が持ってるみたいですが、どちらかというとインターネットを通じてレコーダーを操作できるのを売りにしている感じ。結局著作権を保護する機能がネックになって、直接ファイルだけをやりとりするわけにはいかないからなのでしょう。私が求める機能は、ソニーのロケーションフリーが近いかと思うのですが、ネットワーク型のはテレビの受信用ボックスが生産中止になっちゃってるし、ロケフリHomeHDはまだ縛りが多く、送信機への接続が1系統しかないのは、最低でもスカパーチューナーとレコーダーが別になる我が家では(というか、アンテナの設置の可否や、CATVが選べないとかいう縛りで、複数のチューナーを持たざるを得ない家庭は多いのでは・・・)つらいです。

一番いいのは、ロケフリみたいな機能を、すべてのレコーダーやテレビが持つことですよね。既にテレビで録画機能を持つ日立の製品みたいなものもありますから、それを他のテレビでも受信できる形にできるといいなあ。そんな世界が実現したら、アンテナコンセントの位置に縛られる室内レイアウトや、美しくない配線から開放される日も来るのかもしれません。

と、PS3が来たせいで、とうとう端子が足りなくなり、AVセレクターを購入した私は強く思うのでした。

2008年7月3日

【実況?】Amazonで本を注文してローソンで受け取ってみる

Amazonコンビニ受取が開始されたそうです。

Amazonが注文商品のコンビニ受取を開始、対象店はローソンのみ

今のところローソンのみだそうですが、そのローソンが我が家から最も近いコンビニなので、その点は全く問題ありません。自分のアカウントで確認してみると、送付先の住所として、コンビニ住所を追加できるような形でした。

ところが、お急ぎ便の場合はコンビニを指定できないそうです。私はAmazonプライムに入っています。1度キャンペーン期間中に使ってみたら、送料を全く気にしなくて良いし、対応の良いヤマト宅急便で届けてくれる上に、その日に送付されるという便利さが気に入って、結局年会費払って使い続けています。ところが、これにもちょっとした落とし穴が。あまりに速くて、出勤前に注文しておいたりすると、家に帰ってきたときには不在票が入ってたりするんです。我が家がヤマトの集配所に近いのが原因かもしれませんが、そんなに早く帰ってこられないって。集配の時間が終わっちゃってたりすると翌日になっちゃうし、その翌日も宅配便を受け取れる時間に帰れなかったりすると、結局なんのためにお急ぎ便にしたのか、と自分を問い詰めたくなるのです。本1冊を何度も届けてもらうのも悪いし。

これがコンビニ配送で取りおいてもらえるなら、帰宅時間を全く気にしなくても良いです。絶対にその日のうちに受け取れるし、夜中でも明け方でも受け取れます。何度もトラックで運んでもらう必要もないから、地球にも優しいし、こちらとしてもうれしいし、もちろん運送会社にとってもメリット高しでしょう。なんでお急ぎ便だとダメなわけ?

その理由が「コンビニの集配便に載せるから、個別対応のお急ぎ便にできない」とかなら、コンビニ受取の場合は配送料をゼロにするか安くすべきですよね。たしかセブンアンドワイの本は、セブンイレブン受け取りなら送料無料でしたよね。

あ、もしかしてローソンとヤマトが決別しちゃったからですか?それなら仕方ないかな。

とりあえずお急ぎ便とどのくらい違うか、そもそもコンビニ受取の場合にどのくらい日数がかかるのかを確認しようと思います。ちょうど注文しようと思ってた本があるし、あまり急いでもないので、それにしよう。

というわけで、木曜日21時半、「11時間以内に「お急ぎ便」でご注文いただくと、2008/7/4 金曜日までにお届けします 。」と書かれた(つまり24時間配送の)本を発注しました。配送日は7/5-7/7となっています。では、実際にはいつ受け取れるのか・・・






(2008/7/4 22:51追記)

7/4の13:27に発送された旨、メールが届きました。お急ぎ便の場合、そこから家まで本日中に届くのですが、今のところメールも来ないし、まだ届いてない模様。受け取った店舗でもいろいろ作業はあるでしょうから、もう少しかかるかな。

(2008/7/5 12:38追記)
今、7/5 18:00以降に指定のローソンで受け取れるというメールが来ました。うーん、メール便と同じくらいかな。

是非お急ぎ便もコンビニ受け取り対応を!>Amazonさん

(2008/7/5 18:31追記)
というわけで、コンビニまで受け取りに行きました。Loppiで受け取り票を印刷、レジに持って行くと、案の定若いアルバイトのお兄ちゃんがとまどいました。受け取り票を見て、隣にいたおばちゃんはすぐAmazonの荷物と分かって、荷物自体はすぐに出てきましたが、レジ入力は結局2人がかり。さらに、荷物を持って帰ろうとすると、おばちゃんが追いかけてきて、すみませーんサインしてもらうの忘れました〜と言われました。間違いなく最初の受け取り客で、もちろんこの程度のドタバタは想定内でしたけど。

ただ、もうひとつ落とし穴。相方と一緒に行ったら、コンビニの新製品をあれこれ見つけちゃって、ついいろいろカゴに入れてしまうのです。我々はコンビニの策略にものすごくはまってますね。

というわけで、送付のメールが来たら、翌日の夜には受け取れるかな、といった感じです。今度は出勤前に発注してみて、どのくらいかかるかやってみよう。

あと、ちょっと思ったのが、Loppiの受け取り票出力までに入力する数字とか、桁数多すぎません?しかもタッチパネルで入力するのが超面倒。おサイフケータイに、これをかざせば出力票が出るみたいなデータを送ってもらって、あとはICカードでやりたいなあ。まずLoppiがFelicaに対応する必要がありますが、ローソンはEdy使えるんだからやってもいいと思うんですけど。

part 2に続く