ベリーとデザインの国、フィンランド旅行①イナリ、そしてフィンランド雑感

フィンランドに行ってきました。オーロラは残念ながら見られなかったけど、紅葉とサウナ、そして北欧の歴史を少し学んだ旅でした。


イナリ湖


今回の日程




やはり3回くらいに分けて書きます。


ヘルシンキ空港で国内線乗り換え

ロシア上空を通れないために、北極の上を通過です。本当に北極点を通るルートで、機内で北極通過証をもらいました。初のヘルシンキ空港。ヨーロッパのあちこちに就航しているハブ空港ですが、ヨーロッパ行きは直行か中東経由派だったもので、初の北欧です。ヘルシンキ空港って広いんですね。国内線・国際線ではなく、シェンゲンエリアと非シェンゲンエリアで分かれていますが、建物はひとつ。日本から来る便は非シェンゲンエリアのゲートです。一旦乗り継ぎ用の手荷物検査があるんですが、これが結構厳しい。オーストラリア以上かも。液体物はジップロックにまとめて入れてるのですが、それを荷物の中に入れているとひっかかります(これは出国時も同様)。iPadだけでなく、カメラも出せと言われました(カメラを出せと言われたのはこの時だけでした)。ようやっと通り抜けると、搭乗口が並んでいるのでここで一安心かと思いきや、ここからシェンゲンエリアに入るためのパスポートコントロールがあります。機内で「乗り換え口に向かったら、すぐにパスポートコントロールに行け」と何度かアナウンスされてましたが、パスポートコントロールは上記手荷物検査からすぐに見えるところにないので、確かにここで安心して免税店やレストランなんかで寄り道していると乗り遅れそうです。

パスポートコントロールも結構長かったです。日本のパスポートはあらゆる国でフリーパスの扱いを受けるので、それに慣れてしまっていましたが、久しぶりに入国審査官に質問を受けました。どこに滞在するのか、何日いるのか、いつ帰るのか、とか。準備しておいた方が良いです。実際、全く質問が理解できなかったと思われる日本人が隣のブースで尋問的に質問されてました。さらにEESの導入で、写真と指紋を取られ、シェンゲンエリアへ。我々は北極圏に行く国内線なので、一番端のゲートでした。

SIMは空港の制限エリア内では買えません

実は、今回ヘルシンキでSIMを買おうと思っていたんですよね。短期間なら使い捨てのSIMが安いのがあると聞いて、空港の乗り継ぎの時に買おうと思っていたのですが… 失敗でした。なんとR-Kioskiで聞いたら、セキュリティエリア内のR-Kioskiでは、SIMカードは売ってないんですって。外に行けと言われたけど…それは難しい。というわけで、Airaloにしました。

また電源コンセントはあちこちにありますが、全てCタイプの口でマルチプラグではありません。変換プラグ要です。

イヴァロへ、そして宿へ

イヴァロ空港へは小型プロペラ機で。久しぶりに双発プロペラ機に乗りました。福江島に行ったとき以来かしら。

後ろから乗るタイプ

イヴァロ空港でロストバゲージとなるも(これは別エントリで)、気を取り直して宿の送迎で宿に向かいます。

宿はすぐに入れませんでしたが、荷物を預けて(というか、カウンター内に適当に置けと言われた)、散歩します。イナリの街まで約30分。それほど寒くもなく、散歩にはちょうど良い気候でした。むしろピーカンになった最終日が風があったこともあり寒かったかも。

ホテルから街へ。車道と離れた歩道があり、散歩に最適

スーパーなスーパー

イナリの中心街。SaleとK-Martがある。K-martにはファミレスのようなブースもあり、買ったものを食べられました。

街には2つのやや大き目なスーパーがあります。スーパーにはパンなんかもあるのですが、面白いのは量り売り。自分で店内にあるスケールに置き、各品物の棚に付けられた番号を押して、値札シールを自分で印刷するのです。全くわかっていなかった我々は、レジのお姉さんにバナナを指して「これはあっちで測って」と言われてしまいました。「え、どうすればいいの?」と聞いたら、店員さんが使い方を教えてくれました。ちなみにヘルシンキ空港のスーパーでも同じく量り売りのパンを使おうとしたところ、先に個数を押す、というオプションがありました(こちらも後ろに並んでいたお姉さんに教えてもらった)

この量り売り機能だけでなく、全体として思ったのは、自分でできることは自分でやってもらうという国であるということです。ビュッフェのパンを切る(まあこれは他でもありますが)、コーヒー・ジュースを入れる(こちらも)、ゴミを捨てる、荷物を運ぶ、ホテルの荷物預けはイナリではそこにおいておけと言われ、ヘルシンキではラゲージルームに自分で持っていけと言われました… ある意味潔くて、私は嫌いではないです。そしてロストバゲージ時のバゲージクレイムだけでなく、何もかもがオンライン化・デジタル化されてます。ヘルシンキ空港ではチェックインも荷物の預け入れも当然自分で機械に向かってやります。係員が1つの機械に1人ついてるなんてこともありません。我々はヘルシンキで預入直しという、ちょっと特殊な発券をしたせいか荷物タグが印刷できず、係員に問い合わせろと画面に出たのですが、「え、係員どこにいるの??」くらいの状況でした。鉄道チケットもオンラインで購入(後述)、ヘルシンキの教会はチケットブースじゃなくてオンラインで購入しろとQRコードが置かれているという徹底した「無人化」ぶり。もちろん、助けを求めれば教えてくれるし、助けてくれるし、親切ではあるんですが、きっと賃金が高くてこうせざるを得ないんだろうなと思います。

イナリ湖とサーミ博物館

北極圏まで行ったのはオーロラ目当てだったのですが、残念ながら夜間は雲が多くて見えず。2日目の午後と3日目は晴れたのですが、山の天気、という感じでした。紅葉まっさかり。イナリ湖周りの木は主に黄葉ですが、一部赤いナナカマドもありました。短い秋の最後の瞬間という感じです。たぶん来月半ばには雪が積もるのではないかと。


ラップランドのサーミや、人々の生活を展示する博物館があります。建物はそれほど大きくないのですが、メインは屋外展示場。残っていた古い建物などを修理し、さらに追加して、村の様子を再現しています。森の中を散歩しながら点在する展示を見る形で、熊用の罠(というか、挟んで押しつぶすというかなり斬新なもの)とか、彼らの自然との共生と危険と隣り合わせの生活がよくわかる展示でした。オーロラが見えたとしてもそれ以外に何もない場所ですから、是非博物館を訪れてみてください。(皆さん同じ状況か、この手の博物館としてはかなり混雑してました)

これが博物館の外部展示のトレイル。全長800mもある


ちょっとミッドサマーを思い出したのは私だけ?

水に囲まれるイナリで、水運は重要な役割を果たしていたのだとか



19世紀の生活を再現した小屋もたくさんある。サウナもあった。さすが。

ミュージアムショップもおすすめ。ククリという木のコブを使って作るカップがあるのですが、飾りのついたものは(目の玉が飛び出るほど)高いものの、小さいものなら、ここが一番安かった(これ以上安いものは、恐らくただの木細工)と思います。防寒具とか、恐らく手織りのストールとか、どれも素敵でしたが、とにかく高い。ユーロで3桁とかになっていると、さすがに手が出なかったです…

博物館裏が川になっている。ムーミン出てきそうな世界

コメント

アクセスの多い投稿