2006年10月28日

[movie/GyaO]手紙



監督: 生野滋朗
原作: 東野圭吾
出演: 山田孝之, 玉山鉄ニ, 沢尻エリカ, 吹石一恵, 尾上寛之ほか
2006年/日本/カラー/121分

引っ越し3回、転職も3回。すべて兄のせいだった。兄は無期懲役で千葉の刑務所にいる。自分の進学費を得るため、強盗に押し入り、一人暮らしの老人を殺してしまった。兄のことを隠して就職するも、ひょんなことで兄のことを知られてしまう。兄が重くなった直貴は、とうとう兄に手紙を出さなくなってしまった。


GyaOで無料試写会をするというので応募していたら、そんなに応募がなかったのかあっさり当たりました。土曜日の12時から翌日の12時まで好きな時間に見られるというもの(日曜日から月曜日までに見られるという選択肢もあった)。どこへも出かけなくてもいいし、家で寝っ転がり、タオル片手に相方にバカにされながら、未公開の劇場映画を見るというのも良いです(笑)。

東野圭吾『手紙』の劇場版(原作を読んだときの感想)。なかなか良くできていると思ったのは、ストーリー設定は大分変えていても、原作が強調していた「君の受けている様々な苦労も含めて、お兄さんの罪」というシーンがちゃんとあったところ。暗い話なんですけど、彼の周りの人たちはとてもいい人たちで、嫌な暗さではありません。劇場まで見に行くとなるとどうかなーと思いますが、悪くない、そんな映画です。

2006年10月26日

MacやLinuxはおいてけぼり?

【REMIX Tokyo】NHKの動画配信は「脱Webブラウザ」で「Web 2.0」を目指す:ITpro


NHKは動画配信にWebブラウザではなく,より表現力の高いWindows Presentation Foundation(WPF)ベースの「リッチ・クライアント」を使用する考えだ。
(中略)
2008年のIT環境を考えると,Windows Vistaがかなり普及しているはず。Windows Vistaがもたらす新しいユーザー・インターフェース(UI)は,われわれにとっても大きな関心事だ。われわれはアーカイブス・オンデマンド事業を 2008年にWindows Vista向けに始めようと考えており,アプリケーションをXAML(WPFのUI記述用マークアップ言語)で開発している。


よくわかってないのですが、もしやこの「デスクトップアプリケーション」とやらは、Windows Vista上でしか動かないということですか?えーそんなすごーくOSに依存しそうなクライアントを公共放送が使って良いんですか?GyaOとNHKは違うはず。一企業の商品だけで使えるサービスを開始するなんて無いですよね、ね>NHKさん。それともこのアプリケーションを使わなくても見られるような別の方策も考えられているのでしょうか。。。

2006年10月24日

Firefox 2.0 がすでに出てる

MacNN | Mozilla.org releases Firefox 2.0 early

日本時間25日早朝とか言われてましたが、既にダウンロードできるようです。日本語版もありました。簡単に環境設定を見たところ、Feedの読み込みで自分の好きなリーダーが選べるところがGood(前のもできた?)。さっそくGoogle Readerに設定しました。

(追記)

Mac版へのリンクしかはってませんでしたが(笑)、すべての言語、OS版が23日にアップロードされているようです。あちこちにリンクされてるので、ここでは良いでしょう。

RSS周りの機能、かなりアップされてます。やはりライブブックマーク以外のRSSリーダーへの取り込みは新機能の模様。日本語版ではGoogle Reader(パーソナルホームも含む)、Bloglines、MY Yahoo!、はてな、livedoor, goo RSSがあらかじめインストールされており、またローカルアプリケーションも使えるようです(私はローカルのアプリは使わないので分からない)。今までRSSフィードボタンが出ず、ライブブックマークするのにいちいちURLを登録していたようなものも、開こうとすると同時に登録画面が出ます。

asahi.com RSS

例えば↑こういうやつ。複数のリーダーを使い分けるのも簡単で、登録の際にこれはライブブックマーク、これはMy Yahoo、これははてな、とか選択することもできます。




私は基本的にGoogle Readerなので、選択にはせずにGoogle Readerをディフォルトに設定しました。Google Readerは、Safariのように複数のフィードを一覧表示(しかも画像まで!)してくれるところや、後で読もうとか思ったときにスターマークをつけておいたりとか、使い勝手の点で気に入っています。ライブブックマークのようにヘッドラインだけではないので、最初の数行で中身を読むか判断し、サイトまで行くかどうかを確認するのにとても便利です。

使ってて気づいたのですが、Search Pluginのフォーマットが変わってました。

http://developer.mozilla.org/ja/docs/Creating_OpenSearch_plugins_for_Firefox

OpenSearchに対応したのですね。私の昔作ったやつも改良しようかな。自動的に変換されたのと、そうじゃないやつとあるのは何故なんだろう。自動検出機能とっても便利そうだけど、対応してくれるところがあるかどうか。と思いつつあちこち巡っていたら、テクノラティが対応してました。さっそく導入。まず図書館のOPACは全部対応して欲しいと思う私。

Base64の画像データファイルを作成するのがちょっと面倒?Macに変換機能無いかな~。とりあえず最も使う某公共図書館のプラグインはOpenSearchで自作。例えばWikipediaだったらこんな感じ?画像はWikipediaのアイコンでも持ってきて、base64に変換して入れ(無くてもOK。その場合はの行を削除)、wiki.xmlとか名前をつけて、utf-8でsearchpluginsの下に保存すれば、そのまま使えます。


<SearchPlugin xmlns="http://www.mozilla.org/2006/browser/search/" xmlns:os="http://a9.com/-/spec/opensearch/1.1/">
<os:ShortName>Wikipedia</os:ShortName>
<os:Description>うぃきぺでぃあ日本語版</os:Description>
<os:InputEncoding>utf-8</os:InputEncoding>
<os:Image width="16" height="16">(省略)</os:Image>
<os:Url type="text/html" method="GET" template="http://ja.wikipedia.org/wiki/{searchTerms}">
</os:Url>
<SearchForm>http://ja.wikipedia.org/wiki/</SearchForm>
</SearchPlugin>

また、各タブに閉じるボタンがついたのはやや使えます。これSafariは既に出来たと思うんですが、Macだと右クリックにコツが必要で、たまにマウスジェスチャがうまくいかないことがあるんですよね。

気のせいかもしれませんが、読み込みが速くなったような気もします。

2006年10月18日

どんぶり・・・でも

チキンラーメン用(ふた付き)

chicken.jpg




なぜか相方が買ってきました。「しまっとけ」・・・ってアナタ、どこにしまうんですか。

2006年10月14日

[movie]フラガール



監督:李相日
出演:松雪泰子, 豊川悦司, 蒼井優, 山崎静代, 池津祥子, 徳永えりほか
2006年/日本/120分/カラー

昭和40年。炭坑の町いわき市は危機に瀕していた。日本中の炭坑が次々閉山に追い込まれ、いわきの炭坑もその例外ではない。会社は大規模なリストラに加えて、ある計画を持ち出した。湧出する温泉を利用して、一大レジャー施設「常磐ハワイアンセンター」を建設しようというものだ。長年炭坑で生きるか死ぬかの仕事をし、それを誇りに思ってきた人々は、寒冷地いわきにハワイなどという浮き足だった計画に大反対。一方で、ハワイアンセンターの目玉となるべきフラダンスショーは、炭坑の娘たちが行うことになっていた。かつて松竹歌劇団の花形スターだった平山まどかを呼び寄せ、盆踊りしか知らない娘たちにフラダンスを猛特訓することになったが・・・。


この映画、まだ製作発表の段階から見ようと思ってたんですよね。うおーすごーく懐かしい。福島隣県の人たちなら、一度は行ったことあるのではないでしょうか<常磐ハワイアンセンター。私、水戸にいた頃、子供会で行きましたよ。たしか。あの頃はまだ庶民には宇宙どころか海外旅行さえも高嶺の花でしたし、ディズニーランドも無かったですし。気づいたら「スパ・リゾート・ハワイアンズ」とかいう変な名前に(いや、常磐ハワイアンセンターもかなり変ですが)なってしまいましたが、とにかくそういう「懐かしい」というイメージのある場所なんです。今なら、近隣ならともかく、遠くから来るくらいなら、本物のハワイに行ってしまった方が安いんじゃないかと思ったりするのですが、逆に今は温泉レジャー施設が案外人気ですよね。最近はどうなんだろう。

映画のほうは、こういうストーリーにありがちな、ベタベタ展開なのですが、私はあの施設が「炭坑の起死回生策で作られた」ことを全く知らなかったので、そう言う意味では面白いものでした。一回でも常磐ハワイアンセンターに行ったことのある人なら、懐かしく、そして面白く見られると思いますよ。また、すごく配役に気を配られていて、役との雰囲気がとても合っていたのも◎。平山まどか(松雪泰子)が、娘に暴力を振るった親父を、男風呂に殴りに行くシーンが最高(笑)

2006年10月12日

Google Docs&Spreadsheetにインターネットの行く末を見る

以前、授業で指定されたファイルがWordファイル、自分はMacだからwordファイルを開けない、という利用者から問い合わせ電話が来たという話を書きました。

実は私も結構それではまることがあります。あちこちでアップロードされてる資料って、案外MicrosoftのWordファイルやExcelファイルが使われてるんですよね。総務省の統計ポータルでアップロードされてるファイルも、思いっきりExcelファイルですからね。Windowsの場合、最悪Word が無くてもWordファイルを開くためのディフォルトソフトが入ってるのですが、Macの場合は完全にアウト。プレインストールされてて、購入すれは継続利用できるiWorksのアクティベートをするしかありませんでした。私の場合、すぐ隣に置いてあるWindowsマシンを起動すればいいだけなのですが、やっぱり面倒で。

最近はOpenOffice.orgというフリーソフトがありますが、それでもMac版は実験版に近く、しかもインストールがやや面倒。あーExcelファイルか~と思ったとき、今まであきらめてたのですが、つい最近気づいたのです。そういえばGoogle SpreadsheetsってExcelファイル読めなかったっけ?

やってみたら、ビンゴ!です。見事Excelファイルが読めました。Writelyも使っていたので、Wordファイル問題も解決です。

つい最近、Writelyが完全にGoogleアカウントの一サービスとして統合され、さらに昨日Google SpreadSheetと合併してGoogle Docs&Spreadsheetsというサービスになりました。Google版Officeです。もちろん決して安くはないOfficeの機能の代替になるほど多機能ではないですが、一般的に文書を作りたいとか、簡単な(とはいえ、かなりの関数は用意されている)表を作りたいとか、そんな場合なら充分に使えます。何より優れているのが、Googleサービスお得意の「Share機能」。先日、某図書館系メーリングリストで「Writelyに置いておきました」とPublicにしたURLが流れてきました。添付ファイルよりもスマートですし、相手のプラットフォームも気になりません。離れた人たちとファイルをやりとりするのに、こういう機能があるととても便利です。

今まで「ファイルを作成する」ことと、「ファイルを特定の人とやりとりする」「ファイルを公開する」ことは別ものでした。言い換えると、何かを作ることと、それを公開・流通させることには、必ず何らかのステップが必要でした。インターネットは、ファイルを共有するという機能で公開・流通自体のハードルをものすごく下げましたが、このところ次々と登場する「Web2.0的」と言われるツールで、流通に至るまでにあった壁もとっぱらわれようとしています。Webベースのブログソフトウェアしかり、このGoogle Docs & SpreadSheetsしかりです。様々な人がタグ付けしたり、リンクしたり、それを元に何か創ったりすることで、効率的な検索も可能になっていき、露出度も上がっていく。それが文字情報ばかりじゃなくて、画像や音楽や映像や・・・、次は何が出てくるでしょうね。ブロードバンドという足回りと、Web2.0的装置というソフトウェアがそろって、インターネットがようやく期待されていたスタート地点に立った、そんな気がする今日この頃でした。何もかもがGoogleというのが、やや怖くもありますが。

#この記事はWritelyで下書きしました。

http://docs.google.com/View?docid=dhd3jtfq_26hbkfnd

参考:
米グーグルのWeb上で使えるワープロ&表計算サービスを実体験

2006年10月11日

横溝正史の未発表原稿・・・どこが買うかな

横溝正史の生原稿が発見されたそうです。中には未発表のものも含まれるとか。

asahi.com:横溝正史の生原稿5000枚、旧宅で発見 未発表も - 文化芸能

記事曰く、


亮一さんは近く東京・神田神保町の古書店「三茶書房」を通じて売りに出すが、公共機関や大学などの一括購入を望んでいる。


だそう。確かに個人所蔵になってしまうと、閲覧もままならないし、散逸の恐れもありますからね。どこが買うかな〜。寄贈ならともかく、「購入」となると・・・。YouTubeよりは安いと思いますし、さすがに絵ではないので、海外ってことは無いと思いますが、某文庫の先生が、「良い物が出ても一括購入するお金が工面できず、気づいたら海外に持って行かれる」って嘆いてたことを思い出します。その先生も「どこにあるか分かっていればいいのですけれどね」と開き直ってましたが、そう言う意味でも地元とか、縁のある大学とか買うのが一番でしょうね。

2006年10月10日

GoogleはYouTubeを買った

激動の3日間。グーグル、YouTubeを16億5千万ドルで買収! (シリコンバレーで昼飯を:NBonline日経ビジネス オンライン)

ちょっと前から噂は出ていて、GoogleReaderのシェア記事にはいくつかの記事へのリンクをクリップしてましたが、今朝とうとう買っちゃったそうですね。

Googleの最終目標は、すべてを検索できるようにすること。ヴァーチャルに「世界」をもうひとつ作ること。らしいですが、そんなGoogleが映像界の2ちゃんねる(と私が勝手に思っている)YouTubeと手を組んだのは、かなりの衝撃をもって書かれていました。その真意は?YouTubeはどうなるのか?Google Videoは?そして最大の問題である著作権法違反映像など、憶測も含めて様々飛び交ってますが、私は、Googleがリアルの映像配信会社ではなく、YouTubeを買ったのが面白いなーと思いました。自分が映像を作成し、配信する気があるからなのでしょうか。そう言えばGoogle、テレビ事業の責任者募集(IT Media)という記事がありましたが・・・。

最大の問題は著作権的にグレーというか真っ黒な映像たちをどうするか、ですよね。というか、それが無かったら、YouTubeがこれほど人気になることは無かったのではと思うのは私だけ?実際、日本でもYouTubeが認知されたのは、著作権的にグレーな映像が大量にあるから、というところが大きいと思うのです。

YouTubeなしの生活なんて考えられない——。そう思わせた2つの事件(デジタルArena)

他にも「スプーの絵描き歌」、「ジダンの頭突き映像」・・・などなど、決定的な瞬間を見逃してしまった!という人たちのために、YouTubeは多大な貢献をしてきました。前にある講演会でこんなことが言われてました。「YouTubeにはウルトラマンセブンで欠番扱いになっている回の映像がアップロードされている。マニア垂涎と言われ、もう二度と見られないと思っていたその映像が、今なら家から誰でも見られる。是非はともかくとして、そのことがすごいと思う」

そればかりでなく、新聞は比較的長期間残り、検索できるような仕組みもあるのに、テレビで流れる様々な情報は、検索する手段もないし、ましてやその映像を見るのはさらに大変。現代人は新聞と同じくらいニュースで情報を得て、ニュースが選挙を左右する事件なんてものまで起きているのに、それが保存されていないということもちょっと考えてみる必要があるのかもしれません。作り込まれたドキュメンタリーや、ある程度販売のめどが立つドラマならともかく、ニュース番組なんて録画されてること滅多にないし、当然ビデオで売られてたりするわけもないのです。

著作権侵害映像に関する記事は大量に出てますし、記者会見でも著作権関連の質問が結構あった模様。買収云々する前から、「YouTubeはNapsterと同じ末路をたどる」と言われてたくらいですからね・・・。

速報! GoogleがYouTubeを買収(TechCrunch)

しばらくYouTubeの動向に目が離せない感じですね。紙時代に作られた著作権の考え方の抜本的な見直しや、侵害に対する対処も含めて、良い方向に向かうと良いのですけれども。

参考:
ラウンドアップ:グーグル、ユーチューブの買収に合意--買収金額16億5000万ドル(CNET Japanのまとめ)

2006年10月7日

[exhibition]大英博物館 ミイラと古代エジプト展

大英博物館 ミイラと古代エジプト展 Mummy:the inside story

今日から国立科学博物館で、大英博物館のミイラと古代エジプト展が開催。朝から行ってきました。目玉は、ミイラをCTスキャンして、それから分かったことを3D映像で紹介する映画。普通こういう映像展示は、時間がある人はどうぞといった感じで途中の邪魔にならないところか、最後にあるものですが、この展覧会では、最初がこの映像展示なんです。しかも万博のパビリオンみたいに部屋に入る前にイントロダクションみたいなのがあって、それも含めて映像が終了するまで30分。そこから展示にを見るので、ある意味流れが途絶えてゆったり見られるという利点はありますが、映像に入るまでの待ち時間にもう少し工夫が欲しかったという印象。

展示は結構短いです。音声ガイドを借りて、ゆっくり歩いても40分くらい。科学博物館らしい展示で、宗教的背景や歴史よりも、遺物そのものが何で出来ているか、文字にどういう意味があるのかということに力点が置かれていました。私が面白いなと思ったのは、日本独自作成の第2展示室。3D映像でミイラが解剖学的にどのような生活を送っていたのか、ということが紹介されていましたが、それをさらに細かくつっこんで、男性女性の骨格の違いや、ミイラの死因、病気の跡など、パネルと展示品両方で解説されてました。金のトカゲのモチーフがついたネックレスも一見の価値あり。

ミイラはどこに行っても大人気なので、もう少し混んでるかなーと思ったのですが、案外そうでもありませんでした。まだこれから?私は面倒なので当日券で入りましたが、時間指定券(前売り券で、入場時間が指定されている。300円安い)なるものが売られているそうです。詳しくは上記にリンクしたホームページで。まーそんなの無くても余裕で入れそうでしたけど。

[exhibition]仏像 一木(いちぼく)にこめられた祈り

特別展 仏像

東京国立博物館では、「仏像展」が開催中。奈良時代に唐から伝わり、日本で形を変えながら伝えられてきた一木造の仏像に焦点を当てた展覧会です。

一度間違えたら直しがきかない一本の木から掘り出された仏像は、素朴な雰囲気で木の多い日本の風土に合ったのでしょう。どの仏様も面白く見られました。前期(11月7日まで)の目玉は、菩薩半跏像。とても一本の木から作られたとは思えない精緻な仏像で、台座の蓮の形に曲がった布の質感とか、背中のアクセサリーとか、本当に木なの?という感じ。

展示は、最初は唐からの輸入品、徐々に日本の文化と融合して、風土に取り込まれた一木造作品へ、時代が下っていく形になっていて、日本で一木造がどのように消化されていったのかを実感できます。特にその究極とも言える江戸時代の円空仏と木喰仏は、それぞれの印象は全く別だけれども、一木造を完全に咀嚼し、自分のものにしたという感じがうかがえて、こういう流れからこの作品が出来たんだなと感じました。

円空仏と木喰仏はそう言う意味でとても興味深い展示でした。円空仏はモダン、木喰仏はポップだなーと私は思ったのですが、どうでしょう。どちらかというと、私は円空仏が好み。国宝でもある奈良時代の宗教的威厳の強い作品ももちろん好きなのですが、その流れでこれを見ると、味があっていいなあと思うのです。特に一本の木を割って作られたという十一面観音菩薩立像・善女龍王立像・善財童子立像は、ぱっと見「子供が適当に鉈を振りました」といった感じなのに、陰影の雰囲気が実に見事で、ものすごく考えられた一振りだったんだろうなあと感心した次第です。

11月8日からは、目玉作品が変更になります。あんまり混んでないし、時間があったらもう一度見に行ってもいいかな。

2006年10月6日

大磯・平塚限定版『邪魅の雫』

今鋭意読んでるんですが・・・(ノーマル版のやつだけど)

邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版


著者:京極 夏彦
発売日:
価格: ¥ 1,680
ISBN: 4061825089



大磯・平塚限定版が、Amazonで売られてました。発送は重版からだそうですが、私は表紙が見たかっただけなので目的達成。

次は日本語版ニュースのPodcastingをお願いします

NHKが「ラボブログ」というのを開設してました。

NHKオンライン「ラボブログ」:NHKブログ | blog tools | ブログツール「NHK時計」

そこで様々なブログツールをアップロードしてます。上のリンクの懐かしNHK時計が大人気らしいですが、ただいま放送中もよろしく、だそうです。

私、前から思っていたのは、何でNHKニュースはPodcastで配信しないんだってことなんです。NHKオンラインでは映像も含めてネットで流していますし、何故か日本語以外の言語では、Podcastingがあるのです(このページの日本語版にはPodcastの記述が無い!まるで隠してるみたい)。なんで日本語ではできないんだー。ブログを見ている限りでは、技術もあるし、公共放送のニュースのような非常に公共性の高いものは、別にネットに流したって問題ないと思うんですけど。

あと、ニュースをエントリの形にして、トラックバックを受け付けるとかすると面白いですね。

2006年10月5日

記事切り抜きを流してみる

最近ブラウザでRSSを取得するのをやめて、Google Readerに移行しました。確かにまだベータ版ですが、Web2.0らしく?Shareができるようになってます。しかも記事単位ごとに。

今までも面白い記事を取り上げてはエントリに書いてましたが、これ見てみて〜って思うだけの記事とか、こっちでShareしてみても良いかなと思って、おもしろ記事リンクを左側のリンク欄に作ってみました。図書館から2ちゃんねるまで、多分脈絡無く掲載されると思います。

2006年10月4日

今も戦後

私はもともと「どんぶり勘定」な人間ですが、学生さんと話していると「最近」や「古い」の感覚が随分違うと思うときがよくあります。

「新聞ってどこにありますか?」

というのは、カウンターでよく聞かれる質問。ちなみに大学近所の公共図書館にも「新聞は2階」という案内表示があるので、どこの図書館でもよく聞かれるのでしょう。図書館ではよく使われる資料のひとつです。しかし、大学図書館は公共図書館と違って、ここで「3階です」と簡単に答えることはできません。なぜなら、質問している人が欲しい新聞が、「いつ」の「どの」新聞であるかによって、提供方法が(配架場所も)かなり違うからです。質問が「今日の新聞はどこですか?」ならすぐ答えられるのですが、学生さんがわざわざ図書館にまで来て聞く「新聞」は、今日のものであることはあまりありません。

そこで出てくるのが、「いつ頃のもの?」という質問。
私の中で新聞の「古い」は、まず日経テレコンで検索ができなくなる1975年〜1980年あたりがひとつの節目です。そして次の節目が先の大戦の前か後か。そして大正以前。日本の新聞はそのいずれかで、提供方法が大分変わってきます。しかし、学生さんの「古い」は、大抵「自分が生まれた前か後か」のようです。「古いものです」と言われて「戦前とかそのくらい?」と言うと、

「いえいえ、そんな前のじゃなくて、1980年頃の」

・・・それ全然古くないから。たまに「古い物」=「1990年代」だったこともあって、驚く前にちょっと凹みました。まあ「新聞」っていうくらいですから、昨日のものはもう古いものなのかもしれませんが。

一方で、本当に古い資料を探す人もたくさんいます。大正時代の住所から現在の場所がわからないかとか、空襲で焼ける前の大学の配置図とか、明治時代、誰々さんがこんなことを言ったらしいが、その出典はとか、レファレンスで預かった質問というのは、このところ戦前(下手すると日露戦争以前)のものばっかりです。

大正時代の渋谷の地図を開くと、これが案外面白い。今の道玄坂や、公園通りと思われる道路が綺麗に描かれています。大学の古い写真も、「ああ、これ今のここだよ〜」みたいな感じです。こうして古い資料に触れていると、明治時代や大正時代が思った以上に近い。今につながっているものを見つけると余計にそう感じます。右から左へ書かれるカタカナ文字の新聞広告、地下鉄の無い東京、でも地名や大きな道路は同じ。「気づいたら、戦前の日本にタイムスリップしていた」という小説がありますが、その気分を結構リアルにそして気軽に味わえるのです。実際明治時代から考えてもまだ200年程度で、それほど古いわけではないのですけれども。

そんな仕事をしながら「もはや戦後ではない」とか書かれた経済白書を見たりすると、「いやいや今も戦後だよ」と、つっこみたくなる私なのでした。

2006年10月2日

Amazonショッピングカード

アマゾンがショッピングカードをコンビニで発売:日経パソコンオンライン

Amazonギフト券は確かにありますが、ネットでクレジットカードを使いたくない、あるいはクレジットカードを持っていないから使えない人は多いもの。かくいううちのダンナが大のクレジットカード嫌いで、なんとこの歳まで一度も作ったことのないというツワモノ。いつもニコニコ現金払いなんだそうです。何枚ものカードを財布の中に入れ、現金をほとんど持ち歩かず(銀行まで行くのも面倒)、3000円程度の本までクレジットカードで購入する私とは対照的です。

そんなクレジットカード嫌いの人のため?に、Amazonギフト券のプリペイドカードみたいなのができるとか。iTSにもお店で買えるプリペイド型の支払い方法がありますが、あれと同じですね。代引きだと手数料かかっちゃうし、買ってからコンビニで手続きするのも面倒。これならクレジットカード払いと同じように使えるし、それこそ商品券のように使えそうですね。商品券だと貰った人が買いに行かなければならないですけど、これならネットで買えるから便利ですよね。

私最初この記事のヘッドライン見たとき、「Amazonのショッピングカートがコンビニで発売される」のかと思って、一体Amazonのショッピングカートの実体って何だろうと思ったのでした。